近年めっきりテレビ露出が減っていたタレントの南明奈(27)が、1月24日、バラエティ番組『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)にVTRで出演し、久々のテレビ登場に懐かしむ声が相次いだ。対決企画「東京下道タイムレース」に、自慢の愛車である高級外車の「レンジローバー・イヴォーク」で挑んだ南明奈の姿にネット上では「かっこいい!」と称賛の声も見受けられた。しかし、めっきりテレビで見る機会もなく、すでに“あの人は今”状態となっている南明奈だけに、この日の出演も、その稀少な姿をアピールしただけに終わりそうだ。

 南といえば、2015年末にブログで突如ハリウッド進出を発表して話題となった。タレントとしてのイメージが強く、女優経験はほとんどなかった南が、なぜハリウッドに進出できたのかという疑問の声も多かった。

 撮影はすでに終えているようだが、気になる映画本編はというと、「2017年公開予定」とアナウンスされているのみで、まだその役どころは明らかになっていない。一部では、ハリウッド進出そのものが、日本での居場所を完全に失くした南の現状を暗に表しているとも囁かれているという。

「南はかつて、愛人疑惑や“黒い人脈”の噂があった。一説には、そうした噂にスポンサーが反応して、メディアから姿を消したとも言われています。真相は定かではありませんが、噂レベルでも業界から消えざるを得なかったのかもしれません。活躍の場が国内になくなったことで、海外で活動するしかなかったのもかしれませんね」(芸能記者)

「ハリウッド進出」といえば聞こえはいいかもしれないが、裏を返せばただの国外逃亡だったということだろう。

■静かなる破局はシナリオ通り?

 もう一つの南の話題といえば、よゐこの濱口優(45)との交際が挙げられる。2014年に初めて報じられた際は、どちらも堂々の交際宣言をしたことで話題になった。昨年11月にも濱口は番組内で結婚への願望について語っていたものの、最近では、すでに2人は破局しているという情報が関係者の中で急浮上してきているという。一説によれば、濱口のプロポーズを南が受け入れず、結婚を先延ばしにしていたことが原因だといわれているが、実はそれだけではないと踏んでいる関係者が多いと記者は語る。

「むしろ濱口が自ら身を引いたため破局に至ったのだと言われているようです。どうやらいまだに続く南の交友関係のきな臭さに、濱口が身の危険を感じたというのが、大きな理由の一つのようです。体裁上、濱口がフラれたとした方が、今後、お互いにとっても良いだろうと判断したんでしょうね」(芸能記者)

 一時期は濱口をネタにバラエティに出演。“売名交際”と揶揄する声もあがっていたほどだったが、とうとうそれさえもなくなった。もはや明るい話題性もなくなってしまった南を起用するテレビ局は皆無だろう。ハリウッド進出を成功させ、女優として大成するという可能性の低い“逆転ホームラン”しか、道は残っていないかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。