(台北 3日 中央社)台湾では、毎年の旧正月前に「尾牙」と呼ばれる会社主催の忘年会が行われるのが一般的だ。求人サイト「1111人力銀行」のアンケート調査では、今年後半の景気回復を反映してか、忘年会の開催が確定していると答えた人が78%に上り、2008年の調査開始以来、最高となった。

1111人力銀行の李大華副総経理(副社長)は、景気対策信号が7月以降4カ月連続で安定を意味する「緑」となり、今年の実質国内総生産(GDP)成長率も11月下旬に1.35%に上方修正されるなど、各指標が景気加速の傾向を示していることが、企業の自信につながっていると分析している。

ただ、業績がまだ好転していない企業もあることから、忘年会の予算については「維持」の35.4%に対し、「減少」が24.4%だった。「増加」はわずか1.8%にとどまった。

調査は11月14〜30日までインターネットを通じて実施。1260人から回答を得た。

(邱柏勝/編集:杉野浩司)