現在放送中の話題のドラマ『偽装の夫婦』(日本テレビ系)。「余命少ない母に、結婚して奥さんをもらった姿を見せてやりたい」という理由で、沢村一樹さん演じる超治が、天海祐希さん演じるヒロに頼んで、偽装結婚に協力してもらうという仰天ストーリーで話題を集めています。

仲良し夫婦ほど危険!?「仮面夫婦」なのがバレてしまうサイン4つ

このレベルの「偽装」とまではいかなくても、“何らかの偽装(秘密)を持つ夫婦もいるはず。そんな既婚者に夫婦ふたりで抱えている秘密をこっそり教えてもらいました。

1. BLが大好物


「私は腐女子です。具体的に言うとBL好きな人間で、夫には隠しておいた方が良いかなと思い、打ち明けないまま過ごしていましたが、結婚から1年ほど経った頃、あっけなくバレてしまいました。でもその後、彼もBLにハマり、外向けにはそれを出さないようにしていますね」(女性/34歳/ライター)

昨今、BLにハマる男性は腐女子ならぬ腐男子と呼ばれるそう。腐女子然り、一定割合で存在するであろう腐男子ですが、外に対しては明らかにしづらい現状があるようです。

2. 出会いは婚活サイト

「婚活サイトで知り合ったこと、でしょうか。結婚式ではお決まりの『友人の紹介で出会いました』と皆に伝えました(笑)。私たち自身は馴れ初めについて気にしていませんが、『ネットで出会うなんていかがわしい』と思う人もいるので」(女性/29歳/IT)

スマホやアプリが普及するのに伴い、婚活サイトの認知度は上がったものの、未だにリアルの出会いよりは「後ろめたい」と感じる人も少なくありません。だからこそ、婚活サイトという出会いのきっかけを秘めておきたい、と考える人が多いようです。

3. 別居している

「お互いの親に黙って別居を始めました。話すとややこしくなりそうなので……。価値観の違いが見えて、夫婦関係が悪くなり、しばらく離れてみたくて出した結論です。あと1年は続けると思います」(男性/32歳/デザイナー)

「別居婚=離婚寸前、離婚の前段階」と捉える人は少なくありません。たとえ、当事者が「関係性を修復したい」とポジティブな思いを抱えていたとしても、そう決めつけられるケースは多いです。だからこそ、別居もこっそり……となってしまうのでしょう。

4. 料理が全くできない

「実は料理が全然できません。当初、夫には『忙しくて作る暇がない』とごまかしていましたが、実家住まいが長かったせいで、親に頼ってばかりいて、料理経験が皆無だという事実がバレています。幸い外食好きな夫なので、彼から文句を言われることはありませんが、義両親に悟られないか不安な日々」(女性/33歳/イベント会社)

「料理=女性の仕事」といった古い価値観は今も存在しています。そのため、料理ができないことを「知られると恥」だと感じる女性もいるようです。

5. 夫が弁当を作っている


「僕は料理が得意で、妻は料理に関してはかなり不器用。なので、会社用のお弁当はいつも僕が担当しています。部長など年上の男性から『愛妻弁当か』とからかわれる度に、適当にはぁと返事をしたり、苦笑いしたりしていますが。妻も同じ会社なので、彼女の名誉のために隠し通すつもりです」(男性/29歳/メーカー)

4と似たようなケースですが、こちらは夫が毎日キッチンに立ち、料理をしているそう。妻をかばう夫の配慮や優しさを感じてなりません……。

6. 仮面夫婦である


「SNSには夫婦共に“仲良し家族”をアピールする投稿をしていますが、実はそうでもないこと。本当は子どもが生まれてから、ときどき冷戦状態に陥ります。でも、見栄えの良さや世間体を思うと、そういう姿を隠しておくほうが得策だと思っていて」(女性/32歳/不動産)

夫婦円満、家族円満をSNS上でアピールする人ほど、実は幸せではない――なんて話をときどき耳にしますが、それは本当かもしれません。「いいね!」が付いて、承認されることで、家族というつながりをギリギリのところで保っているのかも。なんとも切ない話です。

7. 夫がバツイチ

「夫がバツイチであることは、20年来の親友1人を除き、隠しています。とくに私の親は古い考え方の持ち主なので、彼に離婚経験があると知ると、確実に結婚に反対したと思うので。昔から私が付き合う相手にはうるさく、どんな人なのか、素行はどうなのかとか、しつこく聞いてきた記憶もあります」(女性/30歳/IT)

親が昔の価値観にとらわれるタイプだと、確かにこの事実は隠し通して正解かも。ただ、いつか何かのきっかけにバレないとも限りません。親が死ぬまで偽装し続けるか、苦しくなる前にどこかでカミングアウトするか、ベストな方法を考えた方が良さそうです。

“偽装”している夫婦は意外と少なくないのかも。とはいえ、偽装しない方が楽だし幸せ。偽装は最後の手段と考えた方が良さそうです。