下積み時代を支えたファン、飛躍を与えたアニメ――シドをつくった“ふたつの戦友”

ヴィジュアル系ロックバンド、SID(シド)。彼らの17年に及ぶ道のりには、要所要所でアニメの存在があった。

メジャーデビュー曲は、2008年にリリースされたテレビアニメ『黒執事』のOPテーマ『モノクロのキス』。このタイアップで、アニメファンからも一気に注目を浴びた。ヴォーカルのマオは「(アニメファンが)波のように入ってきたので、驚いた」と当時を振り返る。

その後も『鋼の錬金術師』『BLEACH』『マギ』『将国のアルタイル』といったアニメの主題歌を手掛け、2018年には、アニメタイアップ曲を網羅した『SID Anime Best 2008-2017』をリリース。最新シングル『delete』は、テレビアニメ『七つの大罪 神々の逆鱗』の主題歌だ。

「『黒執事』とは人生を歩んできた」「『鋼の錬金術師』の主題歌の話がきたときはビビった」といった“アニメタイアップ談義”から、さらには「いてくれないと何もできない」「支えてくれる存在」と語るファンへの想いまで――。現在のシドを作り上げた“大切なもの”に迫る。

撮影/川野結李歌 取材・文/阿部裕華

タイアップしたアニメをメンバー全員で鑑賞

シドは、アニメタイアップの名曲も数多く、新曲の『delete』も、テレビアニメ『七つの大罪 神々の逆鱗』の主題歌です。みなさんはふだん、アニメをご覧になりますか?
マオ 子どものころからアニメは好きです。いろんな作品を見てましたが、いちばんハマったのは『ドラゴンボール』ですかね。
明希 僕も『ドラゴンボール』好きだったな(笑)。漫画も好きなので、漫画原作でアニメ化された作品はよく見ます。最近は、移動中などに動画配信サービスで見ますよ。
Shinji 僕はゲームが好きだったので、アニメの『ドラゴンクエスト』が好きでした。主題歌になった徳永英明さんの『夢を信じて』のCDを買いましたね。

あと、『ONE PIECE』もDVD BOX買うくらい好き。漫画より映像のほうが頭に入ってきやすいので、アニメばかり見ています。
ゆうや 僕も漫画よりアニメだったな。漫画は集中して読めなくて(笑)。大人になってからは、タイアップさせてもらったアニメにハマることが多くなりましたね。
タイアップしたアニメも見られるんですね。
マオ タイアップさせていただいた作品は、しっかり見るようにしています。みんなで一緒にOP見て「おおー!」とかやりますね。タイアップからファンになるアニメも多いです。

『黒執事』とは一緒に人生を歩んできた

最初のアニメタイアップは『黒執事』の主題歌『モノクロのキス』ですが、メジャーデビュー曲がアニメのタイアップと知ったとき、どう思いましたか?
マオ 『黒執事』もアニメデビューのタイミングで、これからスタートしていく者同士、一緒に大きなプロジェクトを進めていけることがとてもうれしかったですね。

それと、「シドと『黒執事』、すごくハマってるんじゃない?」と思いました。内容やキャラクターなど、同じ温度感でやれていると感じたんですよ。それは、俺らだけじゃなくて、『黒執事』のアニメ制作チームも、原作者の枢やな先生も感じてくれてたんじゃないかな。だからこそ、多くの人に知っていただけたのだと思います。
おっしゃるとおり、「黒執事といえばシド」のイメージがあります。アニメタイアップに対して、ファンのみなさんの反応はいかがでしたか?
マオ アニメのタイアップに対してというより、メジャーデビューに対しての反響が大きかったですね。「離れていかないで!」みたいな子もいれば、「おめでとう!」って子もいました。

そんな感じでもともとのファンが盛り上がってる中、『黒執事』のアニメファンの方たちが「シド、いい!」と。グワーッて波のように入ってきたので、驚きましたね。
シドにとって『黒執事』はどんな存在ですか?
マオ 一緒に成長していった感覚が強いですね。これまで3回タイアップさせてもらって、途中からは制作チームから「シドさんがタイアップしてくれるならなんでもいいです!」って言ってくださるようになりました。

タイアップのオファーは、どのアーティストに頼むか、どんな曲をつくってもらうかの企画を練るみたいなんですけど、それをすべて任せていただいて。

「俺たちと一緒に人生を歩んできた作品だな」って思いましたね。『黒執事』がほかのアーティストを起用してたら、4人で「キーッ!」ってなっちゃいます(笑)。
ほかのタイアップはいかがですか? 『鋼の錬金術師(以下、ハガレン)』や『マギ』のタイアップも名曲ばかりですよね。
マオ アニメそれぞれにファンの方がいらっしゃって、「『ハガレン』から入りました!」とか、「『マギ』のときめちゃめちゃ聴いてました!」とか。そうやってアニメがきっかけで、その人の人生に自分たちの音楽を刻めたことが、本当によかったと思ってます。

シドにハマった当時、10代だったファンの方も多くて。10代半ばに聴いた音楽って強烈じゃないですか。自分もそうだったし。だから、いろんな作品のタイアップをやってきてよかったと思いますね。

アニメや漫画は、もはや大人も楽しめる存在

「こういう曲をつくりたい!」と思っていたときに、アニメのタイアップがバチっとハマったことはありますか?
明希 新曲の『delete』はまさにそうですね。2019年にリリースしたアルバム『承認欲求』は大人っぽくしっとりした曲が多かったので、それとは対極な曲を2020年一発目のシングルでは出したいと個人的に思っていました。そのタイミングで、『七つの大罪』のオファーをいただけて。想いをうまく昇華できたなと思ってます。
マオ 俺らの時代はアニメや漫画って子どもが楽しむものでしたが、今は大人も楽しめる存在になっている。少年漫画でも、ただカッコいいだけじゃなくて、考えさせられたり、複雑な感情が生まれたり。『七つの大罪』を読んだときも同じように思って、スゴいなと。

「生まれ変わり」や「輪廻転生」が『七つの大罪』のストーリーの軸にあると思ったので、歌詞にはそれらの要素を必ず盛り込みたいと考えました。あとはアニメのイメージとファンに対してのメッセージを混ぜて書きましたね。
アニメ制作チームから、主題歌に対してのオーダーはありましたか?
明希 「疾走感、スピード感」はキーワードであり、要でした。制作サイドのみなさんもかなり熱意が強くて。僕らもアニメの世界観に寄り添える曲をつくりたかったので、お互いの意見を取り入れました。作品にちゃんと絡まってつくれたと思ってます。

『ハガレン』のタイアップがきたときはビビった

これまで「予想もしてなかった…」と思うようなタイアップはありましたか?
マオ 最初に『ハガレン』の話がきたときはビビりましたね。
ゆうや あれはビビったね!
マオ そうそうたるアーティストの方たちが『ハガレン』のタイアップをやっていたので、「シドが!?」みたいな(笑)。しかも2回もタイアップがあって驚きました。
明希 僕は映画『貞子3D』が予想外だったな。
一同 あー、あれね!
明希 ジャパニーズホラー映画の代表作なので、「シドが貞子の主題歌?」とびっくりしました。
マオ 4人で、初めて試写会に行ったよね。
ゆうや 行った行った!
初めての試写会だったんですね。
マオ 俺の中では「試写会」にすごく憧れがあって。ファッションショーと同じくらい行ってみたかったモノのひとつで(笑)。

実際に試写会に行かせていただいて、Twitterで「きょうは試写会でした」とつぶやけたときは、「東京きたな」と思った。
Shinji わかるわ、それ(笑)。
▲マオ(Vo.)
10月23日生まれ、福岡県出身、AB型。

読書家マオ、好きな作家は「宮部みゆき」と「乙一」

マオさんはTwitterでも本についてよくつぶやかれていて、読書家としても有名ですよね。好きな作品を教えていただけますか?
マオ けっこう前の作品ですけど、宮部みゆきさんの長編ファンタジー小説『ブレイブ・ストーリー』です。

もともとファンタジーは読まなかったんですが、食わず嫌いはよくないと思って。まずは好きな作家さんのファンタジーものに手を出そうと思って、『ブレイブ・ストーリー』を読み始めました。
宮部みゆきさんがお好きなんですね。
マオ あと、乙一さんの作品も大好きで、すべて持ってます。乙一(安達寛高)さんが映画も監督されたホラー小説『シライサン』はめちゃめちゃ怖かったです。とくにオチが…。しかも、ただ怖いだけじゃなくて、考えさせられる部分もあって「さすが乙一さん」と思いました。

俺も歌詞にオチをつけるのが好きなので、新しいスパイスをいただけました。
小説に影響されることもあるんですね。
マオ 歌詞のインスピレーションを高めるために、小説を読むのは自分にすごい合っていると思っていて。常に活字を読んでいないと頭が回転しなくなる。読めば読むほど言葉が浮かんでくるので、ずっと頭を働かせるためにここ1年くらいはひたすら読んでます。

今は、シドを辞める理由が見つからない

ここからは、シドの17年の歩みについて聞かせてください。以前のインタビュー記事で、マオさんが「シドの活動を辞めると、ずっと追いかけてくれている人を否定することになる」と語っていたのが印象的でした。この考えは、今も変わらずにありますか?
マオ そのときとは考え方が変わってきています。今年でシドは18年目に入りますが、今は辞める理由が見つからない状態ですね。
辞める理由が見つからない?
マオ ファンの子たち、いろんなことにとても敏感なんですよ。ちょっとしたことで「解散ですか!?」って言われるんですけど(笑)。
一同 (笑)。
マオ 何回も「解散ですか!?」と言われては、毎回「違う!」って言ってる。俺らが何かするたびに絶対言われるんですよ(笑)。「大丈夫ですか!?」とか、少しシドの発表がないだけで「次いつやりますか!?」とか。そのたびに「やるから! 大丈夫だから」って俺らも言う。

もはや夫婦漫才みたいなやり取りだなと思うんですけど(笑)。ファンの子たちとはそういう夫婦漫才をずっとやっていきたい。シドはこれからも続いていくってことを、ずっと伝え続けていきたいですね。
「充電期間」や「ソロ活動」のときは、騒ぎにもなりましたね。
マオ 10年以上活動を続けてきて、1年くらいCD出さないなんてミュージシャンにはよくあること。でも、俺らがそういった行動をすると、「解散ですか!?」と騒がれる(笑)。それは逆に幸せだなと思ってます。

バンド結成当時は本当に人気がなくて、みんなでずっと「お客さん欲しいね…どうやったら集まるんだろう」とばかり話してましたからね。目の前のことしか見えてなかった。それが今は、どんどん大きくなって、ちょっと表に出ないとか、ソロ活動するとかだけで大騒ぎしてくれるファンがいるのは素晴らしいなと。
明希 そもそも仲が悪くなって「充電期間」を置いたわけではないので。各々でやりたいことをやった期間だったんですよ。離れていたつもりはなかった。

シドとして表立った活動をしていなかっただけ。みんなから見えていないところでは集まってましたし、ずっと曲づくりしてました。
▲明希(Ba.)
2月3日生まれ、神奈川県出身、B型。

自分たちは、ファンがいないと何もできない

ファンの方たちは、シドのみなさんにとってどんな存在ですか?
マオ 支えてくれる存在ですね。俺らはもともとライブやってもお客さんが全然いなくて、人気ないところからスタートしてる。今こうやって活動できているのは、ファンの子たちのおかげ。ファンのみんなに支えられてきた、という気持ちがかなり強いです。
明希 音楽的にも、いろんなジャンルに挑戦してもみんな受け止めてくれるので、本当に幸せですね。とても感謝しています。

バンドにしろ、ソロにしろ、いろんなことに挑戦できるのもファンの方がいてくれるからこそ。ずっと変わらずについてきてくれるのは、信頼関係が強い証拠なのかなと感じています。
活動18年目を迎えて、ファンのみなさんとのあいだで変化したことはありますか?
Shinji 活動期間が長くなればなるほど、ファンのみなさんが温かくなっている。僕らが18年目まで活動してきたように、長い期間ファンでいてくれる人もたくさんいて。

僕、ライブでは上手が定位置なんですが、昔はライブ中に下手に行ったら「お前、何できた」みたいに、ちょっと怖い人がいて(笑)。思い込みだったのかもしれないけど。

でも、今はそういう感じがまったくしなくて。ベース(明希)側に行っても、迎えてくれる感覚がある。それは逆もあると思うし。お互い大人になったのかな(笑)。今はすごく温かくてうれしいです。
ゆうや 最近はSNSがあるから、僕らの声も届けやすいし、ファンの声も届いてきやすい。キャッチボールがうまくできるようになったと感じています。

そんな中で、僕はファンのみなさんにアトラクションをお届けしたいと思っています。
アトラクション、ですか?
ゆうや 「ゆうや」というアトラクションですね。いろんなことに挑戦して刺激を与え続けたい。その一方で、癒やしもお届けしたい。刺激と癒やしを常に生み出し続けて、ファンのみなさんをワクワクさせ続けていくことが、僕の役割かなと。

ファンのみんながいないと僕らは何もできないので、大切にしていきたいと常々思っています。
▲ゆうや(Dr.)
12月9日生まれ、千葉県出身、A型。

マオが「ファン旅行」や「電話相談室」をする理由

ファンとの交流といえば、マオさんは、定期的に「ファン旅行」や「電話相談室」を実施されてますよね。
マオ やってますね(笑)。
これらの活動はマオさんご自身がアイデアを出されているんですか?
マオ 全部俺です。3月に開催する「マオと行く温泉旅行」は、前回は軽井沢に旅行へ行ったので、今度は温泉に行きたいというのが理由です(笑)。
(笑)。なぜ、こういった企画をされるのでしょうか。
マオ 俺がやりたいと思ったことと、ファンのみんなが楽しんでもらえそうなことを一緒にやろうというのが根本にあります。「俺こういうことやりたいから、やりたい人は一緒にやろうよ!」って感じです(笑)。個人だと、ですけどね。
「シドとして」はまた別だと。
マオ バンドは大きい船なので、自分だけがその考えでもダメだと思っています。だからといって、バンドが窮屈だとは思わない。みんなで意識をそろえて活動していくのは、バンドのよさでもある。

個人として、シドとして、どちらの船にも乗れているのはすごく幸せですね。バランスを保ち続けられる。

18年目に入り、今はバランスのいい時期へ

シドは、メンバー間の絆も強いイメージがあります。絆の深さは、18年目に至る月日で、徐々に変化してきたのでしょうか。
マオ それぞれが何も言わない時期もあったし、言い過ぎてよくない時期もあった。今はバランスがいい時期というか、相手のことを理解しながら自分の意見が言えるようになった。それは長い時間一緒にいないとできないことじゃないですかね。
たしかに…。
マオ 最初は他人同士。空気が読めない者同士ですよね。でも、今は「この人はこういう人」「最近、この人こうだな」っていうのもわかっている。年齢重ねてみんな大人になって、それぞれ考え方が丸くなったのもあります。
今に至るまで、衝突し合うこともあったんですか…?
マオ そりゃありますよ。自分たちの意思で集まって結成されたバンドほど、それがないなんてことはないと思います。

そもそも「人前に立ってご飯を食べていこう!」と思ってる人なんて、個性が強烈じゃないですか(笑)。ぶつかればケンカにもなります。今でも音楽について言い合うし、ヒートアップすることもありますし。でも、それがなければおかしいと思ってます。

シドには現状維持で活動しているヤツはいない

シドはいまや、何千人、何万人を集めてライブをされていて、結成当時の目標はかなっているかと思います。現在は何をモチベーションに活動されているのでしょうか?
ゆうや 生涯現役で活動し続けたいと思ってます。17年間続けているけど、シドには「現状のままでいいや」と現状維持で活動しているヤツはいないんですよ。

その時どきで舞い込んでくるチャンス、タイアップや、新曲の『delete』もですけど、そういう新しいことへどんどんトライし続けるバンドとして、活動を続けていきたいですね。
Shinji 当たり前のことかもしれないですけど、人から「いい曲だね」と言われるのがいちばんうれしい。

曲づくりって「切って、血を流す」じゃないですけど、大変な作業。だからこそ、誰かから「いい曲だね」と言われるような音楽を更新し続けていきたいですね。
▲Shinji(Gu.)
2月8日生まれ、埼玉県出身、O型。

「家族」「メンバー」「ファン」…シドを支える恩人たち

活動18年目に入るシドのみなさんにとって、これまでの活動を支えてくれた恩人を挙げるとしたらどなたでしょうか? ゆうやさんは以前ブログで「親御さんが恩人」と書かれていましたが…。
ゆうや 最初に「親御さん」と答える権利をもらっちゃっていいんですね? 僕が親御さんを取っちゃうと、このあと答え出しづらいと思うけど!
言っちゃいましょう(笑)。
ゆうや うちの親は、完全に「推しメンがゆうや」なんですよ。とにかく情報を仕入れるのが早い。テレビに出たらすべて見て、雑誌も買って、ラジオにしても何にしても早い。なかなか実家に帰る機会はないけど、たまに帰ると家にグッズがあふれてる。

このあいだなんて、PCを開きっぱなしにしてると思ったら、僕のYouTubeチャンネルを流していて。誰よりも再生回数稼ぎにきてるんですよ!

そういう姿を見ると、スゴい支えられ方をしてると思う。同時に僕のファンはみんなこうなんだろうなと。「ファンは推しメンに対してこういう努力をしているのか…」と感じられて、感謝しかないですね。
Shinji 先に親取られたらキツイな…。
同じでも問題ないです(笑)。
Shinji じゃあ、僕も親で(笑)。学生時代に音楽やっていたとき、当時はまったくお金になっていなかったので、親からは否定しかされていなかったんです。「いつまで音楽やってるんだ! 辞めろ!」と言われ続けていたんですけど。(日本)武道館でのライブに招待したら、一変して大ファンになってくれた。そこからはずっと応援してくれてます。

ただ、最近聞いたんですけど、じつは昔から応援はしてくれていたみたいで。わざとキツいことを言って、ムカつかせて、本気を出させていたんでしょうね。親に言われなかったら、そこまで本気出さなかったと思うので、本当に感謝してます。
明希 恩人か…。たくさんいるんですよね。関わりを持ってくださった方はみんな恩人ですけど、いちばんは僕と一緒にバンドやってるメンバーかな。恩人って言い方は変かもしれないけど(笑)。
ゆうや ひねってきたな…。
明希 自分とバンドやってくれてありがとう、みたいな(笑)。

18年目を迎えて思うんですが、シドのメンバーは当たり前なもののひとつになっているというか、実家みたいな(笑)。家族って基本的には解散しないじゃないですか。シドはそういう感じなんです。

シドという実家があるからこそ、自分がちゃんとやれていることもある。血のつながりがない人を家族と呼べるなんて、なかなかできることじゃない。
素敵です。では、最後にマオさん、いかがでしょうか?
マオ パッと思い浮かんだのは、俺がシドを結成する前のバンドからファンになってくれた子。20年くらいずっと応援してくれて、俺がどんどんのし上がって、大きなステージに立っても、ずっと通い続けてくれる。いまだにライブでは目が合うし、「キャー」ってなってくれて(笑)。

大きいステージに立つようになったことで、純粋に楽しめなくなってる自分もいて。でも、そこでその子と目が合うと、当時のただ音楽を、歌を楽しんでいた自分に戻れる。スゴい恩人ですよね。

長い期間バンドをやってきて、もちろん親やメンバー、恩人はいっぱいいますが、そういうファンの子たち1人ひとりに支えられてると感じます。
SID(シド)
マオ(Vo.)、Shinji(Gu.)、明希(Ba.)、ゆうや(Dr.)の4人組によるヴィジュアル系ロックバンド。2003年、マオ・明希を中心にバンド結成。2004年 、1stアルバム『憐哀-レンアイ-』をリリース。2008年のメジャーデビュー曲『モノクロのキス』が、テレビアニメ『黒執事』の主題歌に抜擢。以来、アニメ『鋼の錬金術師』『マギ』など数多くのタイアップを果たす。3月にアニメ『七つの大罪 神々の逆鱗』の主題歌『delete』をリリース。5月に、河口湖ステラシアターにて2日間にわたるスペシャルライブ『SID LIVE 2020 -Star Forest-』開催予定。

    CD情報

    ニューシングル『delete』
    3月4日リリース!

    左から初回生産限定盤[CD+DVD]、通常盤[CD]、期間生産限定盤[CD+DVD]

    初回生産限定盤[CD+DVD]
    KSCL 3235-3236 ¥1,600(税別)

    通常盤[CD]
    KSCL 3237 ¥800(税別)

    期間生産限定盤[CD+DVD]
    KSCL 3238-3239 ¥1,600(税別)

    サイン入りポスタープレゼント

    今回インタビューをさせていただいた、シドのサイン入りポスターを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

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