音楽では食えない――メンバー脱退直前、神聖かまってちゃんが語った「現実」

インターネット配信や路上ゲリラライブ、そして過激なパフォーマンスなどで知られる4人組バンド、神聖かまってちゃん。2010年に代表曲『ロックンロールは鳴り止まないっ』でブレイクし、今年でメジャーデビュー10周年を迎える。

だが今、彼らは大きな転機を迎えている。オリジナルメンバーであるちばぎんが、1月13日のライブをもって脱退したのだ。

ちばぎんが脱退を決めた理由は、第二子誕生による経済的な逼迫(ひっぱく)から。メジャーシーンにいる人気バンドのメンバーが、音楽性の相違でもケンカ別れでもなく、「家族を養うため」に脱退する――神聖かまってちゃんの突然の発表は、ファンのみならず衝撃を与えた。

デビュー当初こそ「いつ解散してもおかしくないバンド」と呼ばれたが、栄枯盛衰の激しい音楽シーンで生き延びてきた。彼らのこんな“転換”を、誰が想像しただろうか。そして当事者たちは今、何を思っているのだろうか。

取材・文/照沼健太
▲1月13日に行われた、ちばぎんラストライブの楽屋風景。メンバーの明るい表情が印象的だ。(画面左からみさこ、mono、ちばぎん、の子)/提供:パーフェクトミュージック 撮影:真島洸

ちばぎんの脱退について、それぞれの想い

1週間後には、ちばぎんさんが脱退されます(インタビューは1月8日に実施)。今この時点での、みなさんのお気持ちは?
mono 今は4人での最後のライブをしっかりやって、別々の道を歩んで行きたいです。脱退すると言われたときは「何を考えてるんだ。ふざけるな」と思いましたが、約1年の時間があったので、自分の考え方も変わっていい意味で落ち着きました。
の子 そうですね。今はもう整理がついています。ケンカ別れでもないから、気まずさもないし。
みさこ 私はめっちゃ寂しいですけどね(笑)。頭では整理できているけど、心では「いよいよ最後のライブがきちゃったな…」という感じです。「もっとこの4人でやりたかったな、この4人で早く出会えていたらな」と考えてしまいます。
ちばぎんさんとしては、他の3人に脱退を告げるまでに悩んだ期間もあったのでしょうか?
ちばぎん 悩んではいないですね。子どもを授かったとわかった時点で、今の生活でふたりを育てるのは不可能だと思い「そのときがきた」と受け入れました。
「子どもがもうひとりできたら厳しい」とは、ずっと思っていたのでしょうか?
ちばぎん はい。それはずっと考えていましたね。
▲ちばぎんの脱退発表の模様を映した映像。メンバーのリアルな心情吐露は、ニコニコ生放送やツイキャスなど、積極的にネット配信を仕掛け続けてきた神聖かまってちゃんらしい。

脱退理由を、包み隠さず発表した理由

ちばぎんさんの脱退理由には、バンドマンの方々をはじめ音楽関係者、そして今後音楽で食べていきたいと思っている若者からも反響があったかと思います。「経済的に厳しい」との脱退理由を、正直に公表したのはなぜでしょうか?
みさこ ウチらは隠しごとができないバンドですからね。隠してもボロが出ちゃうだろうし(笑)。
の子 っていうか、他のバンドはそこを濁すんだ(笑)。
ちばぎん いや、でも最初はちょっと迷いましたよ。第二子がきっかけだと伝えることについて「家族を攻撃されるかもしれないから、隠したほうがいいんじゃないか?」って意見もあったんです。

でも、変に憶測されるよりは、あるがままをちゃんと伝えたほうが、残った3人が次に進みやすいと思い、包み隠さず伝えることにしました。
しかし、「音楽では食えない」という実態は、世間に大きな波紋を呼びました。
みさこ 「神聖かまってちゃんレベルのバンドでも!?」っていう驚きの声はかなりありましたね。
ちばぎん 元マネージャーの劔(樹人)さんが僕の脱退についてブログにまとめてくれて、それをASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチさん(後藤正文)が拾ってくれたのも含めて、反響は大きかったですね。

でも、あそこに書かれていたようなことがリアルなんです。正直なところ、結婚して子どもひとりと奥さんひとりを養うという時点で、すでに大冒険でしたから。
みさこ ファンの人からレトルト食品をもらったりしてたもんね。
ちばぎん そういう生活を何年もしてたから「結婚しても、やれるところまではやりたい」と思っていたんですよ。でも、第二子の時点で「時がきたな」という感じでした。
▲1月13日のライブをもって脱退したちばぎん(B, Cho)。

「10年前にデビューしてたらもっと売れてた」と言われた

この10年間、「CDが売れなくなった」と言われ続けてきました。今回のちばぎんさんの脱退は、そうした業界の変化と結びついた話だと思われますか?
みさこ 間違いなく関係はあると思います。単純に不景気というのもあるけど、無料で得られる娯楽が増えている中で、音楽業界自体が厳しくなっていますよね。私たちミュージシャンも感じているし、事務所やレコード会社の方はもっと危機感があると思います。

ただ、私は元から大して希望を抱いていなかったので、失望はありませんでしたね。経済的に潤っている業界ではないからこそ、トップの人たちは輝いて見えるし、その手前には、いろんなことを犠牲にしてでも音楽に関わっている“本当に好きな人”しか残っていないという矜恃もあるんです。私はそれを美しいと思っています。
なるほど…。たしかに、「儲かるから音楽をやる」人はいなくなった印象です。
みさこ それはそれでカッコいいし、昔は昔で夢があったので、それぞれのよさはあると思うんですけどね。リスナーとしては“誰もが知ってて歌える”ような曲が減ってきたのは寂しいけど、アーティスト目線としては現状にそこまで不服でもないです。
Apple MusicやSpotifyのような音楽ストリーミングサービスが主流となりつつありますが、そうした時代の変化についてはどう受け止めていますか?
の子 基本的にいいことだと思いますね。でも、漠然と“再生されたぶんだけミュージシャンにお金が入る”ということは知られていますけど、何秒再生されたらいいのかとか、細かいルールをミュージシャンもリスナーも把握できていないのは問題だと思います。

とりあえず誰かクリックを連打して曲をたくさん再生するプログラムを作ってほしいですね。それを使って、再生回数であいみょんちゃんを超えたい(笑)。
一同 (笑)。
ちばぎん 今は不景気だから、別にサブスク(サブスクリプション。月額制のサービス)がなくなったからといって、CDが売れることはないだろうし。むしろサブスクで聴いてくれたぶんだけ、アーティストにお金が入るのはうれしいですよ。

ただ、神聖かまってちゃんが2010年にブレイクしたとき、事務所の人に「10年前だったら、10倍売れてたよ」と言われたことは、今でもすごく覚えています。「もし本当にそうだったら、生活は楽になってただろうな…」と思う部分は、正直ありますから。
みさこ タイムリープできたら、今のかまってちゃんメンバーと早く会って、早く組んで、音楽をやりたかったなって思いますね。
やるせないですね…。
の子 でも、「神聖かまってちゃんは時代に乗れたな」と思う部分もあって。活動を始めた2008年当時はまだインターネットの配信が珍しくて、俺らはいい感じに波に乗れましたね。リアルタイムでも感じていたし、思い返してもそう。みさこさんが入ったあたりだよね。
みさこ うん。ネットでの配信を始めてからの流れや、状況の変化はスゴかったですね。
の子 バンドシーンの最底辺から一気にブレイクしたので、あの変化はものすごかったとはっきり覚えていますね。“時代がよかった”というのは確実にある。逆に今だったら、ミュージシャンじゃなくて過激派YouTuberになってただろうなって思います。
みさこ わかる(笑)。
▲の子(Vo, G)。

この10年間で、ちばぎんを見送れるまでに成長した

改めて、この4人で歩んできた10年は、どんな時間でしたか?
みさこ この1年、バンドの10年を振り返る機会が多かったんですが、何も思い出せないんですよ(笑)。それくらい駆け抜けてきた感じがします。
の子 走馬灯みたいにね(笑)。
みさこ もちろん、いろんなことがあったんですよ。仲悪かった時期とかもあるし、音楽的にもギターロックから打ち込みの曲が増えたし。そして、人間的にも、この10年だからこそできた変化は確実にあると思います。

“あすにも解散しそうなバンド”と言われていた時期に、ちばぎんが「脱退する」と言ったら、そのまま解散だったかもしれない。だから、ちばぎんを見送れるようになったのは、この10年間があったからこそだと思います。
の子 最近、ちばぎん抜きの3人でアー写(アーティスト写真)を撮ったんですけど、さすがに10年間も4人でやってきたから、写真を見てもひとりいない寂しさや違和感がスゴくて(苦笑)。「この空白をどう埋めるか?」と、現場で必死でしたね。
みさこ うん、ウチらはもちろんだけど「ファンの人たちもこれは寂しいだろうな」って思った。
の子 そうだね。もちろん、慣れの問題もあるとは思うけどさ。
やっぱり10年を共にしてきた仲間というのは、大きな存在ですよね。
の子 むしろ脱退したら、どれくらいの期間ちばぎんと連絡を取らなくなるかわからないですけどね。別に仲がいいとか悪いとかじゃなく、もともとお互い引っ込み思案だから。

たまに「元気でやってたらいいよな」と思うくらいで、平気で次の連絡は10年後とかになるかもしれない(笑)。
mono 気にはしていても「わざわざ連絡するほどじゃないかな」って感じになる気がしますね。お互いにいい意味で自己完結してしまって連絡しないっていうのは、かなりありそうですね(笑)。実際にちばぎんが辞めてみないと、どう変わるのかはわからない。
みさこ むしろこの4人が最強だったからこそ、変わらないと寂しいな。
▲みさこ(Dr)。

自分がいるから、神聖かまってちゃんのサウンドがある

みなさんのお話からはバンド愛をひしひしと感じますが、の子さんは以前「バンドのアルバムではなく、自分が作っているデモを作品だと思っている」旨の発言をされていました。神聖かまってちゃんを“の子のソロプロジェクト”ではなくバンド形式にした理由とは?
の子 もともと僕の中にバンド幻想があったんですよ。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインやピクシーズが好きなので。みさこさんを入れたのも、そんな4人の男女混合バンドをやりたいというイメージがあったからですね。
みさこ 音楽をやるうえでの理想形があったってこと?
の子 そうそう。ヴィジュアル系なんで。
ちばぎん その言い方は語弊があるけどね(笑)。
“4人の男女がステージに立って音楽をやっている”というヴィジュアルイメージが、の子さんの中にあったということですよね?
の子 そうですね。それがカッコいいなと思ったし、そういうイメージで音楽を世の中にプロモーションするのが大切だと思ったんです。
逆にサウンド的な視点でのバンド幻想はなかったのでしょうか?
の子 「絶対にロックじゃなきゃ嫌だ」みたいなものはなかったですね。そこに関してはどんな形でもいいと思っていました。
神聖かまってちゃんは、の子さんが曲を作り、みんなで演奏するというスタイルですが、プレイヤーであるmonoさん、ちばぎんさん、みさこさんにとって、このバンドはどんな存在ですか?
みさこ すごく自分に合致するバンドに出会えたと思っています。私はオリコンTOP10をTSUTAYAさんで借りてきて聴いているような家で育って、でも大学生のころには日本のアングラ(アンダーグラウンド)に傾倒していたんです。

かまってちゃんって、音楽はポップだけど、その中には狂気や闇が潜んでいるバンドだから、自分にピッタリでした。私はドラムしか叩けないけど、いろんなパートをやってきたmonoくんとちばぎんはちょっと違うんじゃないかな?
mono 僕はドラムをやっていた時期もありましたし、プレイヤーとしてはとにかく“の子が作る音楽に合わせてきた”っていう感じですね。
ちばぎん monoくんはデモを忠実に再現するタイプだもんね。
mono そうだね。極力デモ通りに演奏するようにしてる。どんな曲がきても“の子の曲に対してどれだけ自分が合わせられるか”を大事にしてますね。
ちばぎん 「この曲にはダンスが必要」と言われれば踊って(笑)。
みさこ 最近はダンサーになりつつあるよね(笑)。でも、それはの子さんに対するリスペクトがあるからだよね。
mono うん。それは間違いなくありますね。
ちばぎん 逆に僕は10年間「俺じゃないとこの4人の意味がない」というところにこだわっていた気がしますね。ベースラインもの子のデモから1回ゼロにして作り続けてきて、1曲もデモのまま弾いている曲はないです。唯一、の子のデモに対して「もうちょっとこうしたほうがいいんじゃない?」って口出しするメンバーは俺だけだったと思います。

却下されることもあるんですけど、編曲的な部分では「自分がいるから、今の神聖かまってちゃんのバンドサウンドがある」と思えるくらいにはこだわってきました。
▲mono(Key)。

EXILEみたいな曲を書いたら心配されると思う

この10年を振り返ったとき、神聖かまってちゃんの曲の核には、ずっと変わらずに“生きづらさ”があると思います。
の子 うん、今のところは核にある気がしますね。自分としては意識せず自然にやっていますけど。
こうした感情は、神聖かまってちゃんが世の中に知られ、認められたからといって、成仏するような類のものではなかったのでしょうか?
の子 自分ではわからないです。どういうきっかけで自分が大きな変化を遂げるかはわからないけど、今のところは私生活ですら変わってないですから。住んでいるところもずっと一緒だし(笑)。住むところが変わったり、結婚したりしたら、大きく変わるかもしれないですけどね。
みさこ いきなり明るい曲を書くようになったりね。
の子 でも、あんまりそういう曲は趣味じゃないから、電気ショックを受けたりしないと変わらないと思うんだけどね。俺がEXILEみたいな歌詞の曲を書き始めたら、逆に「頭がおかしくなった」と心配されるだろうし(笑)。

の子の創作意欲を掻き立てる、「死」への恐怖

神聖かまってちゃんは、リリースのペースの速さも特徴です。この10年で、アルバムを10枚もリリースしました。
の子 他のバンドがどれだけサボってるのか、どれだけ遅いのかって感じがしますけどね。僕だって週2〜3で7時間くらい配信をやったり、ツアーをしながら曲を作っているんだから、他の人たちはむしろ何をやってるのかわからないくらいです。
ちばぎん いや、の子は作曲ペースめちゃくちゃ速いと思うよ。
の子 この問題についてはクリエイター同士で集まって公開討論というか、殴り合いをやったほうがいいんじゃないかと思いますよ(笑)。
「お前、遅いんだよ」って(笑)。
の子 そろそろ、ネットでそういう番組をやってほしいですね(笑)。
みさこ たしかに他のバンドの状況とか気になるよね。
の子さんは、どんなタイミングで曲を作っているんですか?
の子 「作ろう」と思ったときに作ってますね。寝かせるときは何年でも寝かせるんですけど。
ちばぎん 実際に収録されるアルバムの2作前くらいに、レコーディング自体は終わってることもあるんですよ。アルバムの流れに合わなかったり、クオリティ的な問題から見送ったりしているだけで。
みさこ 今回のアルバムだってミニアルバムにするつもりだったのに、曲が思ったよりできたからフルアルバムになっちゃっただけだし。
ちばぎん なんなら削った曲もめちゃくちゃあるもんね。
ストックも相当数あるし、新曲もどんどんできているんですね。
の子 ストックだけでフルアルバム3枚くらいは作れると思います。
ちばぎん の子は世間的に引きこもり的なイメージがあるけど、じつはめっちゃアクティブだし、外に出かけていくヤツなんですよ。たぶん何もしてないと不安なタイプで、だから作曲ペースも早いんだと思います。
の子 だって「死ぬ」って思ってるもん。人生って本当に短いから。

自分には「死」という人生の終わりがこびりついていて、何をやったって絶対最後には後悔が残るはずだけど、年老いたときに「あれをやっておけばよかった」というものを少しでも減らしたいんです。
そういうことを考えているんですね。
の子 さすがに毎日は考えていないですけど、でもふとした瞬間によぎるんです。基本的にはぐだぐだしてるのが好きなんですけど、ある瞬間に「やべえ!」って。
ちばぎん それも含めて才能だと思うよ。
▲ラストライブで、の子はちばぎんに「30年前に盗んだ」というキラカードを返却。

Twitterは免許制にすべき! 音楽にするほうがマシ

作曲ペースの早さに通じると思うのですが、神聖かまってちゃんは配信も含め情報発信をたくさん行っていますし、世の中に言いたいことがたくさんあるバンドですよね?
みさこ でも、パーソナルなことだったら誰でも言いたいことってあると思うんですよ。「何もしてないのに電車の中で舌打ちされてムカつく」とか(笑)。それをわざわざ言ってるのがウチらなのかなと思いますね。
ちばぎん 言う場所があるからね。
今だったらツイートして終わっちゃうかもしれないことを配信したり、音楽にしたりしてるイメージですかね。
の子 音楽にするほうが、ツイートより全然マシっすよね(笑)。Twitterはいちばん面倒くさいですから。僕は昔からTwitterとか「免許制にするべきだ」と言ってるんです。それを配信で話したら「お前は落ちるだろ」って言われたけど(笑)。
一同 (笑)。
の子 「落ちるわけねーだろ」って思いましたけどね。「どれだけネットやってきたと思ってるんだ」って(笑)。でも、揚げ足を取られる機会が増えてきたのは感じますね。配信をしていても、昔なら絶対に拾われないようなところを拾われたり、時代の変化を感じます。
現実問題として、アイドルやYouTuberを筆頭に、心ないコメントなどによってつぶれる人も出てきてしまっていますよね。神聖かまってちゃんとしては、どう対処していますか?
ちばぎん でも、僕らはやっぱり4人だから、「今、出たくないな」って人がいるときは他のメンバーが出てたし。ひとりで頑張らなくてよかったのは大きかったと思いますね。
なるほど。ちなみに、この場を通して世の中に対して言ってやりたいことはありますか?
の子 その質問に対して「Fuck You」ですよ(笑)。
じつにの子さんらしい答え(笑)。ありがとうございます。
の子 言わせようとすると俺は噛みつきますからね(笑)。
▲『ロックンロールは鳴り止まないっ』『23才の夏休み』『フロントメモリー』など全21曲を熱唱。

「最後だから何かする」っていうのは気持ち悪い

1月8日に、4人で最後のアルバムとなる10作目『児童カルテ』がリリースされました。反応はいかがですか?
ちばぎん めちゃくちゃいいですね。とくに今回は、昔からのファンも、しばらく離れていたファンからも反応が届いていて、大好評です。まあ、作った本人としては「でしょうね」という感じなんですけど(笑)。
みなさんも手ごたえが大きかった作品ということですね。
みさこ そうですね。の子さんのデモを聴いた時点で「どれをリードにしよう?」って悩んだくらいだし、MVも4つも作りましたからね(笑)。
の子 まあ、俺はリード曲しか作らないから。
みさこ あ、ドヤった(笑)。
ちばぎん 「全曲シングルカットできるぜ」っていうね(笑)。
みさこ 『毎日がニュース』なんか、今からタイアップに使ってほしいくらいですよ。本当に“捨て曲”が一切なくて、アルバムとしてもまとまりがある作品になったと思います。
「『この4人で最後の作品だから』という特別なことはしない」と発言されていた記事を読みましたが、実際のところどうでしたか?
ちばぎん ファンから「最後に『夜空の虫とどこまでも』の2019年バージョンを入れてほしい』」って言われて、メンバーに「そういう需要があるってよ」と推しはしましたね。それで実際に収録されたのが『夜空の虫とどこまでも −2019Rec.ver−』です。
みさこ でも、それもアルバムのコンセプトに合ってたからだしね。
ちばぎん うん。基本僕らは「最後だから…」みたいなのは気持ち悪いと思うタイプですから。たとえばアルバムの最後が『ロックンロールは鳴り止まないっ - 2019 Rec ver.』とかだったら気持ち悪いと思っちゃう。
の子 いや、そこまで割り切ってたら逆にありだったかも(笑)。
神聖かまってちゃん(しんせいかまってちゃん)
の子(Vo, G)、mono(Key)、ちばぎん(B, Cho)、みさこ(Dr)の4人組からなるインターネットポップロックバンド。の子、mono、ちばぎんは幼稚園時の同級生。みさこは、ネットのメンバー募集で加入。自宅でのトークや路上ゲリラライブなどの生配信、自作MVの公開といったインターネットでの動画配信で注目を集め、2010年3月に『友だちを殺してまで。』をリリース、同年にメジャーデビュー。今年1月に10作目となるアルバム『児童カルテ』をリリースし、1月13日のライブをもってちばぎんが脱退。3人組となった。

CD情報

10thアルバム『児童カルテ』
発売中
¥3,000(税別)

サイン入りポスタープレゼント

今回インタビューをさせていただいた、神聖かまってちゃんのサイン入りポスターを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2020年2月7日(金)12:00〜2月13日(木)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/2月14日(金)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
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