40歳になったら、オーイシマサヨシの活動をやめる――アニソン界で生きる覚悟と現実
時間は有限だ。すべてを手にすることはできない。
何かを選ぶということは、それ以外を選ばないということ。大切なのは、選ぶ基準をどこに置くかだ。
これは、シンガーソングライターであり、数々のアーティストや映像作品への楽曲提供を行う作詞・作曲家であり、そしてロックバンドSound Scheduleのボーカルでもある大石昌良の話である。
数々の顔を持つ大石だが、そのポップサイドを担うのが、アニソンシンガーとしての名義である“オーイシマサヨシ”だ。そのエネルギッシュな歌声はもちろん、明朗で饒舌なキャラクターも好評を博し、瞬く間に人気アニソンシンガーとなった。
21歳の若さにしてメジャーデビューしながらも、決して順風満帆とは言えない音楽人生を送ってきた大石にとって、それは華々しいセカンドキャリアの幕開けだったはず。
だからこそ、「仮歌ワンマンツアー2019」でのまさかの発言に、客席は静まりかえった。
「オーイシマサヨシの活動を40歳でやめようと思っていた」
現在39歳。成功を目の前にしながら、それを手放そうとする理由とは? ――そんな“オーイシマサヨシ”への単純な疑問から始まった対話は、“大石昌良”の仕事に対する覚悟や、無視することのできない現実へと行き着く。
スタイリング/宇都宮春男(YKP) ヘアメイク/瓜本美鈴
オーイシマサヨシは“副業”。だから攻めることができる
- 今年3月のインタビュー記事では大石昌良としてでしたが、今回はオーイシマサヨシとしてご取材を受けていただきます。
- 前回の記事、僕のまわりでもすごく反響があって。同業者や、仲良くさせていただいている声優さん、昔からの友人からも連絡をもらいました。「お前、苦労してたんだな」って(笑)。今日もよろしくお願いします!
- 「40歳になったらオーイシマサヨシの活動をやめようと考えていた」とライブMCで明かされていましたが、まずは発言の真意についてうかがいたいです。
- 『君じゃなきゃダメみたい』でデビューしたのが35歳のとき。あの頃の自分にとって、40歳という年齢は「成熟した男性になる」という大きな節目のように思っていたんです。
だからアニメソングのキラキラした舞台に40歳の自分が着地しているイメージがつかめなくて、「40歳になったらオーイシを畳もう」と決めていました。あえて期限を設けることで、ひとつひとつの仕事に全力で向き合えたらいいなという思いもありましたね。 - その頃に思い描いていた未来と、現在の状況は違いますか?
- まさかこんなふうになるとは思ってもいなくて、想像とは違った未来が押し寄せてきた感じです。もはや簡単に引き戻せる状況じゃなくなってきた気がしますね。
でも、5年というタイムリミットがあったから、オーイシマサヨシとして思い切ったことをやれた。その結果、今があると思っています。MVで踊るとか、それまでのミュージシャン人生では到底考えられないことでしたから(笑)。
「音楽一筋でやってたヤツが急に踊りをやると、こんなにたどたどしくなるんだ」と笑ってもらおう、いっそ笑い者になろう、と。
- でも絶妙にキレがあって、運動神経がいいんだなと思いました。
- えっ、ありがとうございます(笑)。音楽をやってきたから、リズムの解釈の素地みたいなものはもともとあるかもしれません。でも、いまだにバンドの頃からのファンの方には笑われてますよ……。
- 40歳でオーイシマサヨシの活動をやめたあとは、大石昌良の活動に専念しようと考えていたのでしょうか?
- そうですね。始めたときから終わり方だけは考えていたんです。最後のライブでラストソングを歌ったあと、「普通の大石昌良に戻ります」とメガネをとってステージの床に置いて去っていくと。
- 「普通の女の子に戻ります」と言ってマイクを置いて去る、みたいな(笑)。
- はい(笑)。
……ただ、今でもその考え方は根本的には変わっていなくて「いつでもやめられる」というスタンスのままです。もしかしたら本当に、来年1月5日、40歳の誕生日にやめるかもしれないですし。 - そうなんですか?
- 語弊があるかもしれないけど、自分の中ではオーイシマサヨシはいわゆる“副業”なんですよ。もちろん大切には思っているけど、副業であり、ひとつのオプションという感覚は変わりません。
- なるほど。しかし、副業だからこそ攻めた活動ができるということですよね。
- そうだと思います。「自分にはこれしかない」と思ってしまったら、守りに入っちゃいますからね。
「オーイシ☆マサヨシ」は却下されました(笑)
- ちょっと意地悪な質問かもしれませんが、オーイシマサヨシという別名義を設定したのには「大石昌良を守るため」といったニュアンスも含まれていたのでしょうか?
- アニソンアカウントを立ち上げようとなったとき、名義についてはいろいろな方に相談しました。「そのまま漢字の“大石昌良”でやったらいいよ」と言われることもあれば、「名義を変えたほうが、昔から応援してくれているファンの方に礼儀を尽くすことになるんじゃない?」と言われることも。
- いろんな意見がある中、「分けたほうがメリットは大きい」と判断したんですね。
- まあ6対4くらいの割合でしたけどね(笑)。
- とはいえ、あくまで本名をカタカナ表記にしたわけで、全然違う名前にしようとは思いませんでしたか?
- “BIG STONE”にするとか?(笑)候補はいろいろあったんですが、どれがいちばんポップかなと考えた結果、“オーイシマサヨシ”になりました。
“オーイシマサヨシ”のどこまでが苗字で、どこからが名前かわかりづらいと思って、当時のプロデューサーさんに「オーイシとマサヨシのあいだに『☆』とか『△』とか『・』を入れませんか?」と提案したんですけど、全部却下されました(笑)。
でも、それが功を奏したのか、名前間違いネタでバズり始めました(笑)。最近は「曲は聴いたことないけど名前は知ってる」と言われることもありますからね。
- 名前を間違えたりイジったりするのって、とても失礼なことだと思うのですが……。
- あはは、たしかにそうですよね。仮にも両親がつけてくれた名前なんだぞ! と(笑)。
“副業”だからこそ楽しめている部分もあるとは思います。僕も一緒に、オーイシマサヨシというコンテンツを俯瞰して楽しむ余裕があるというか。 - なるほど。
- でもやっぱり、自分が立ち上げたオーイシマサヨシというコンテンツを楽しんでいただいていることが嬉しいんですよね。まずはそれに感謝しないといけないな、と。
いちばん悲しいのは自分の元から人が離れていくことなんですよ。僕はそれを身をもって体験してきた。だから、遊んでもらえることは嬉しいというか、何ならもっとイジっていただいて、たくさんの方に知ってもらうきっかけになったらいいなと思っています。 - “オーイシマサヨシ”をそこまでエンタメに強く振る理由は何ですか?
- 正確には、僕がそれまでやっていた活動も、エンタメという大きな枠の中の音楽というジャンルだったと思うんですよ。
音楽は芸術性も含んでいるので、エンタメの枠からはみ出る部分もあるんですけど、僕は自分が作った音楽を人に聴いてもらってなんぼだと思うので、ずっとエンタメの中でやってきたと考えています。司会業も、音楽とは違うけれどエンタメの枠内だと思ってやっています。 - バンド時代は「MCが下手くそだからしゃべらないほうがいい」と言われていたそうですが、司会業というのはその頃からは想像もできない仕事ですよね。
- 本当に。まさかビッグタレントの方々の中心でお話を振ったりするようになるとは……。
- MCをする際に、大切にしていることはありますか?
- ゲストの方をボケ以外のところで貶めたりしてしまうことは避けていますね。当たり前のようで、とても大事なことだと思うので強く意識しています。
そして、どういうトークをしたら、ゲストの方の魅力を、お客さんに伝えることができるかを最優先に考えています。そのために下調べも念入りに行います。 - アニソンを作るときや、他のアーティストに楽曲提供するときもかなりの下調べをするとうかがいましたが、それと近いものがありますね。
- あ、そうですね。まったく同じスタンスです。
アニソンシンガーとしては、まだまだ“ひよっこ”
- 以前、オーイシさんは「自分はまだアニソンシンガーと名乗れない」という旨の発言をされていました。
- そうですね。言っても5年のキャリアですからね。
このあいだ、ある方と仕事でご一緒したときに「デビュー50周年です」とおっしゃっていて、僕は一応20年という芸歴ですけど、「まだまだひよっこだな」と。アニソンをやっている5年で考えれば、その方の10分の1のキャリアですからね。いつまで経っても心は新人のままです。 - こんなに人気者になった今でも?
- やっぱり自分は純然たるアニソンシンガーではないし、“後から乗っかってきた人間”であるのは事実なので、そういった後ろめたさみたいなものを感じているのかもしれないですね。
それこそ水木のアニキ(水木一郎さん。アニソン界の帝王と呼ばれている)とお話していても、「オーイシくん、俺はな。お茶の間でアニソンが“B級品”だとか“色モノ”だとか言われていた頃から、ずっと声高らかに『Z!』と叫び続けていたんだ」と。そういうお話をうかがうと、「自分がアニソンシンガーを名乗っていいのかな?」と思っちゃうんですよね。 - 重みのある言葉ですね。
- 水木のアニキには「新しいアニソンの世界は、君たち若い子が作っていくんだ」とおっしゃっていただいて、すごく嬉しかったんですけど、その純度の高さには重みを感じましたね。
- 諸先輩方に「認めてもらえたかな?」と思う瞬間はありましたか?
- 名前を知っていただいていたり、「おはよう」と挨拶していただいたりすると、嬉しくなりますね。「櫻井くん、おはよう」ってイジっていただいたりとか(笑)。
- 双子説がある声優の櫻井孝宏さんですね(笑)。
- 優しい方ばかりなんですよ。影山ヒロノブさんには「アコースティックギターの弾き語りの動画を見てるよ」と言ってもらえて、すごく嬉しかったですね。
- 子どもの頃に聴いていた楽曲を歌った方と仕事するって、不思議な感覚でしょうね。
- こんなに嬉しいことはないですよね。先日、『仮面ライダーBLACK RX』の主題歌を歌っている宮内タカユキさんとご一緒させていただいたんですけど、目の前で歌っているのを拝見していたらジーンときましたもん。「いつまでもヒーローって心の中にいるんだな」って。
誰かのひたむきさが、誰かの心を突き動かす
- 大石昌良名義で提供した楽曲を、オーイシマサヨシ名義でセルフカバーしたアルバム『仮歌』がリリースされています。「仮歌」とは、実際に歌う人たちのレコーディングに向けて、デモ音源に吹き込む歌のこと。オーイシさんの仮歌は、仮歌とは思えない本気の歌唱ですよね。
- 歌のニュアンスって全力で表現しないと伝わらないと思うので、仮歌ではあるんですけど、思い切り歌ってます。
当初に渡した仮歌から、キーを半音上げたり下げたりする場合は録り直しました。でも、『仮歌』の楽曲の半分はガチの仮歌を収録しています。 - アルバムをリリースしたきっかけは何だったのでしょうか?
- とある声優さんに楽曲を提供したとき、僕の歌った仮歌を聴いて「もうこれでいいじゃん」って言ったんですよ(笑)。友だちみたいな間柄の方なので、冗談を交えて「そんなこと言わずに歌ってくださいよ」みたいなやりとりをしていたら、「これ売ってたら僕、買いますよ」と。「じゃあ商品化に向けて動きますわ」って言ったのがきっかけでした。
まあ、花江夏樹っていう声優なんですけど(笑)。 - そんなやりとりが(笑)。仮歌が本気の歌唱だと、楽曲を提供される側の方も驚きますよね。
- びっくりされますね。「やめてくれ」って言われることもあります(笑)。でも、制作者の気持ちが伝わるというか、「この人本気なんだ」って思われるのって大事だと思うんですよ。
歌う側の方も真剣に向き合いながらも、どこかで「これ誰が聴くのかな?」「必要とされているのかな?」って疑心暗鬼になる瞬間があるんじゃないかなと。そのときに“誰かが真剣であるかどうか”ってものすごく大事なことだと思うんです。誰かのひたむきさが、誰かの心を突き動かす。 - そういうスタンスは、もともと持っていたものなのでしょうか?
- オーイシマサヨシの活動を5年間限定にするという発想と似ているんですけど、ひとつひとつのお仕事を「これが最後だ」と思って真摯に丁寧にやっていたら、自然とこうなっていました。
……でも、今思い返せば、クライアントさんやそのコンテンツのファンの方々にまた必要とされたいという思いが根底にあるのかな。「こいつじゃなきゃダメだ」と思わせる瞬間をたくさん作りたいと考えながら、仕事に臨んできた結果かもしれないです。 - これまでのキャリアがつながって生まれたものなんですね。
- これまでの人生で、“必要とされなくなった状態”を自分で作ってしまった経験があるので、「もう二度と、ああはなりたくない」という過剰なまでの一生懸命さもあるかもしれません。
楽曲のオーダーが来るたび、「できるのか?」と不安に
- オーイシマサヨシとして駆け抜けてきた5年間をどう振り返りますか?
- まさに「駆け抜けてきた」という言葉がぴったり。濃かったですね。設定的にも気持ち的にも振り切れただけあって、いろんな景色や場面を体験させていただいたなと思います。本当にめまぐるしい毎日で、オーイシを始めてから、自分の音楽人生の中で“忙しい月間”を毎月更新し続けています。
- 常に右肩上がりとはスゴいですね。
- とてもありがたい話なんですけど、ちょっと課題もあって。
- 課題?
- 疲労感はもちろんですけど、物理的にひとつひとつのお仕事に割ける時間が少なくなり、効率性を取ってしまったり、全方位に心を配ることができない場面が最近増えてきたんです。
それについてはマネージャーさんと話をして、上手くバランスを取れるようなスケジュールを考えましょうと相談しているところです。少なくとも、これ以上名義を抱えるのは無理だろうなっていう(笑)。 - それはそうですよ(笑)。平均的な1日があるとしたら、どんなタイムスケジュールなのか教えていただけますか?
- 朝7時か8時には起きて、毎朝ツイッターで「おっはよー!」とつぶやいてます(笑)。
午前中はアコースティックギターの練習をして、制作物があったらその後に制作に取り掛かって、外での稼働があったら家を出るっていう感じですかね。
- 楽曲の制作は自宅で行っているのでしょうか?
- そうですね。ドラムやホーンやストリングスなどの楽器を録るときだけ外に行きますけど、ほぼ自宅です。基本的に僕は弾き語りから曲を作り始めるので、5日間くらいは自宅のリビングでアコギを抱えて、弾き語りしながら悶々としてますね。お散歩したり、車を運転しながら考えたりもしますけど。
ありがたいことにお休みがあまり取れない状況ではありますが、その中でも休める時間とか、自分ひとりの時間をちゃんと作っています。 - 睡眠時間も確保できていますか?
- 絶対に6時間は睡眠を取るようにしていますね。徹夜を繰り返して、そのときは上手くいっても、結果としてミュージシャンとしての寿命を縮めてしまうことになるので、きちんと休むように心がけています。
生死がかかっている戦場でアートが生まれないように、人の生活を豊かにするアートって、それを生み出す人が余裕を持っていないとダメだと思っているので。 - 制作中はずっと曲のことを考えているんですか?
- たとえばこうして取材をしてもらっている最中も、頭の中の20%くらいは考えてますね。脳内にある楽曲を作るアプリが、常に起動しているイメージです。
- インプットの時間は確保されていますか?
- いちばんの栄養素になっているのは、外稼働しているときの経験ですね。対バン相手の楽曲だったり、取材、ロケ、司会業など、すべてにおいてインプットがある刺激的な環境にいるので、枯渇している感じはないです。
- 作家としていろんな楽曲をオーダーされると思うのですが、「自分にこの曲を作れるのか?」という不安はありませんか?
- いや、毎回不安ですよ。「本当にできるのか?」って。でも、自分の統計上、いちばんダメなのは家に1ヶ月間こもるとか、そういうやり方ですね。
音楽のためのインプットは音楽だけではなくて、僕は人としゃべったりすることも立派なインプットだと思っています。意外とヒントは世界のあらゆる場所に隠れているので、視点を変えるのは大事ですね。 - たとえば最新シングルの『楽園都市』は普通にギターロックだけをやってきた人には出てこないような、ラテンとかジャズなどのボキャブラリーを含んだ曲ですよね。そういう音の引き出しはどこから得たものなのでしょうか?
- インプットって2パターンあると思うんです。ひとつは、とにかくたくさんの音楽を聴くパターン。もうひとつは、気に入ったアルバムや曲を本当に飽きるまで聴き込むパターン。
それでいうと僕は後者なんです。1年に1枚くらい気に入ったアルバムをとことん聴いて、そこからいろんな要素を抽出するんです。
今まででいちばん聴いてきたアルバムは、たまの『ひるね』という作品で、これは引き出しの宝庫ですよ。ジャパニーズ・オルタナティブの傑作。ずっと聴き続けています。
逆にたくさんの作品や情報を入れるとパニックになっちゃうんですよね。気に入ったものを徹底的に聴き込むとか研究するほうが、自分に合っているなと思います。 - OxT(オクト)として一緒にユニット活動しているTom-H@ckさんは、オーイシさんとは異なるタイプですか?
- Tomくんはたくさんの音楽を聴くタイプ。インプットの仕方から違います。それに彼は海外を見ていますし、エンタメ志向というよりは“アートをエンターテインメントにするにはどうしたらいいか”と考えているタイプなので、楽曲の作り方も全然違うんです。
だからこそお互いに刺激を与え合っていると思います。今僕が作っている機材はTomくんに教えてもらったものの発展型ですし。持つべきものは友だちですね。
未来は不確定。楽しさと現実の狭間で揺れる心
- 最後に、オーイシマサヨシの今後の展望について教えていただけますか?
- さっきチラっとお話しましたが、40歳の誕生日にオーイシマサヨシを畳むかもしれないっていうのは、全然生きている話だったりします。
- ……!
- というのも、自分のいちばんの武器は“調和力”だと思うんです。いろんな場面における調和の取り方とか、整合性の取り方が上手なのかなと自己分析していて。
だからこそ下調べや練習が必要になってくるんですけど、その時間が取れなくなり、丁寧に仕事することができなくなるようなら、オーイシマサヨシをお休みするしかないなと。 - 丁寧にやるからこそ、時間的限界はどうしても出てきますもんね。
- なので、今の自分が持っているスキルや時間を、ちゃんといただいているお仕事に照らし合わせて、これからの道を選んでいきたいなと思っています。
……すごくぶっちゃけた話をすると、アニソンシンガーとしてのオーイシマサヨシって、バンドマンやシンガーソングライター、作詞作曲家などの“他のわらじ”よりも、収入が少ないんですよ。 - えっ!?
- びっくりしますよね。でも、実はそうなんです。もちろん事務所との契約や給料形態によって違うと思いますが、事務所と歩合制で契約している自営業の僕の場合、今くらい働いて「ようやく」というレベルです。
僕の知り合いでも、作家業を副業にしたり、作詞をしたり、デザインの仕事をしている人がたくさんいるので、アニソンシンガー1本で生活するのは、相当大変だと思いますね。
アニソンシンガーを目指している方がいたら、これからの時代は、そこがゴールにはならないと思ったほうがいい。作詞作曲ができるとか、コラムが書けるとか、いろんな立ち振る舞いがあると思うので、“アニソンシンガーを中心とした何か”という方向で考えたほうがいいです。 - 貴重なお話をありがとうございます。正直、バンドよりアニソンのほうがお金になるものかと思っていました。「アニソンシンガーが儲かるからオーイシマサヨシの活動をやっているのでは?」と思っている方も中にはいるのではないかと……。
- そうだと思います。でも、オーイシマサヨシの活動は、儲かるからやってるんじゃなくて、楽しいからやってるだけなんですよ(笑)。
- オーイシマサヨシ
- 1980年1月5日生まれ。愛媛県出身。A型。2001年に3ピースバンド・Sound Scheduleのボーカル&ギターとしてメジャーデビュー。2006年のバンド解散後、2008年に大石昌良としてソロデビューを果たす。2013年にTom-H@ck featuring 大石昌良名義によるアニメ『ダイヤのA』の主題歌『Go EXCEED!!』でアニソン界に進出。2014年にアニメ・ゲームコンテンツ向けに「オーイシマサヨシ」名義で活動開始。さらにはTom-H@ckとのユニット・OxT(オクト)を結成。幅広いフィールドで活躍している。アニメ『けものフレンズ』の主題歌『ようこそジャパリパークへ』をはじめ、アニメ作品や声優への楽曲提供も多数。2ndアルバム『仮歌Ⅱ』、4thシングル『楽園都市』が発売中。
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、オーイシマサヨシさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年9月20日
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- 2019年9月20日(金)12:00〜9月26日(木)12:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/9月27日(金)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
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