人生は一度きり。好きなことをして生きればいい! 正直すぎる21歳、山本舞香の歩む道

映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』や、ドラマ『チア☆ダン』(TBS系)など女優として活躍する一方で、『王様のブランチ』(TBS系)や『アウト×デラックス』(フジテレビ系)などバラエティ番組での、飾らない物言いが注目を集めている山本舞香。インタビューでも自身の意見をスパッと言い切る。彼女が大事にしているのは、自身を偽ることなく「自分らしく」生きること。そういった勇ましい姿が愛され、慕われる理由なのだ。

撮影/川野結李歌 取材・文/渡邉千智 制作/iD inc.
スタイリング/阿井真理 ヘアメイク/MAKI(Linx)
衣装協力/パンツ・コート(TRANSIT PAR-RUCH/TRANSIT PAR-RUCH青山店:tel. 03-6450-6340) ストール(sita murt/STOCKMAN:tel.03-3796-6851)
撮影協力/ロイヤルガーデンカフェ青山

男ウケを意識して洋服を選ぶことは「まったくない!」

神宮外苑のイチョウ並木を歩きながら撮影させていただきました。少しずつ、色づいてきましたね。
ね、すごく綺麗でした! ドラマ『HERO』(フジテレビ系)でもロケーションで使われていましたよね。番組のロケで一度来たことがあったかな?と思うんですけど、こんなにじっくり見るのはこれまでなかったですね。
紅葉が色づく時期になると、この並木道を歩くカップルも多くなりますね。
私自身、散歩が好きなので、こういうところでのデートはアリです。公園とかも好きですし。ただ、あまり人が多いところは好きじゃないので、夜に買いもののついでとかでふらっと公園に入って散歩したりするのがいいですね(笑)。
冬も近づいてきたということでマフラーを着用してもらいました。マフラーを巻いたときに後ろ髪がもこっと盛り上がっている女性の姿が、男性をキュンとさせるようです。
男の人って女子のマフラー好きですよね。私としては「そうなのかぁ」ってくらいなのですが、何となくわかります。
山本さんが普段、そういった男性がキュンとするようなファッションを意識することは…?
(即答で)まったくないです!(笑)
流行に流されず自分の着たいものを着るタイプですか?
はい。(今着ている私服を見せて)普段から現場に行くときもこんな格好ばっかりですよ。パジャマか!みたいな(笑)。
オーバーめのパーカーに、黒のスキニーと動きやすそうな格好ですね。
私は重ね着とかが好きではなくて。身軽なのがいいんです。だから、一年を通して一枚で着られるものが多いですね。夏だったら下着の上にTシャツとか、冬だったらタンクトップの上にニット一枚とか。本気で寒かったらもちろん重ね着しますけどね(笑)。マフラーも巻きますが、「男子ウケ」より、本当に防寒としての意味合いが強いです。

仕事とプライベートの顔を使い分けるのは好きじゃない

山本さんといえば、女優として活躍される一方で、バラエティ番組でのキッパリとした発言など、飾らない姿が話題になっています。見ていてとても潔い方だなというイメージなのですが。
自分の性格は…基本的に何も考えてないと思います。本当に自由にやらせてもらっていますね(笑)。仕事のときでも、プライベートでもこのまま。変わらないですよ。
お仕事とプライベートで、キッチリ顔を分けられている方もいらっしゃるなかで…。
そういう方、本当にスゴいと思います。器用だなって。たしかに仕事で“笑う”ことは多いけど、そんなに仕事とプライベートでパキッと変えても…。仕事ではニコニコしていて、「プライベートではすごく冷たいヤツ」って思われても嫌じゃないですか。「山本舞香って本当はこういう人なんだ」って言われるのが億劫なので、自由のままでいいかなって。
そうキッパリ言い切れてしまうのは本当にカッコいいです。小さい頃からそういった性格なのですか?
うん、そうですね。小さいときからいろんな大人と出会ってきて、「あ、この人、口先だけで本当はこんなこと思っていないんだろうな」というのがすごくわかるんです。デビュー当時にすごく冷たい態度を取られていた人には、「自分が売れたときに絶対見返してやるからな!」という思いで今までやってきました。

もちろん仕事だから気は遣います。でも私は大人に対して「ほんの少し先に産まれただけ」っていうスタンスなんです。

連絡も取り合う。大好きな兄とのエピソード

今のご活躍を見て、ご両親の反応はいかがですか?
「映画を見たよ」とか「ドラマ面白かったよ」とかそれくらいですね。でも『SUNNY』は6回見てくれたらしいです(笑)。ただ、両親に何か言われても別に何とも思わないかな。もともと芸能界に入ることを反対されていたわけではないし、今も背中を押してくれているので、「芝居をこうしたほうがいいよ」とかも一切なく。「自由に頑張れ〜」って感じで。

でも、「自分が後悔しないように生きて」とだけは言われますね。両親も好きなことをやっているタイプなので。仕事も、「辞めたいなら辞めればいいし」って。人間、いつ死ぬかわかりませんからね。
では、ご兄弟からの反応は?
連絡が来ますね。とくにお兄ちゃんはすぐオチを知りたがるんです。『SUNNY』だったら「何で、ああいう結末なの?」とか。「見に行ってよ」と言うんですけど、「見たけどわからないんだよ」って。

恋愛の話もします。「好きな人ができた」って言われたら、「じゃあ、会うよ〜」って。
テレビ番組でも、たびたび山本さんの“お兄さん大好きエピソード”を聞きます。お兄さんの彼女も、山本さん自ら会ってチェックされるとか。
はい。で、このあいだ、今の彼女に会ったんですよ!
どうでしたか?
……めっちゃ可愛かった。……もうすごくいい人でした。

私が見るのは、お兄ちゃんをしっかり支えてくれるのかな、とか、お兄ちゃんと一緒にいてちゃんと楽しんでくれているかな?っていうところなんです。一緒にいて、ふてくされていたらイヤじゃないですか。私も一緒にいて、楽しかったら「この人、いい人だな」って。
そう見定めたものを、お兄さんにお伝えになるんでしょうか?
いえ、何も言わないですね。言うときは「別れな」だけです(笑)。

バラエティ番組での姿は、自分でもびっくりする

ここからはお仕事のお話をうかがっていきます。改めて2018年を振り返って、どんな年だったと思いますか?
二十歳を迎えてからはもっと自分の幅を広げようと、女優の仕事はもちろんですが、TGC(「東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」)やショーに出たり、舞台に出たり、いろいろな経験をした1年でしたね。私、基本的に舞台ではなく、映像だけをやりたいと思っているんです。
東京03の3人と、三代目J Soul Brothersの山下健二郎さん、山本さんの5人によるシチュエーションコメディーで、1月に放送されたドラマ『漫画みたいにいかない。』はそのあと舞台化されましたよね。来年2月19日からは舞台第2弾も上演されますが。
はい。ドラマからのあのメンバーだからこそ舞台版もやりたいって思えたんです。
山本さんから「こういう仕事をしてみたい」と希望を言うことはあるのでしょうか?
基本的には言わないです。ただ、少しでも何かあれば話します。今軸にしているのは女優なので。
女優であることを大事にしていらっしゃるのですね。とはいえ、女優のときとバラエティ番組に出演されるときでは、現場で求められるものも違うと思います。それぞれ、意識を変えていたりするのでしょうか?
何か、自然とスイッチが入るんですよ。……変なんです、本業は女優なのに。バラエティ番組での姿に「私ってこんな感じなんだ」って自分でもびっくりします。自分が芸人さんになったようで、すごく変な感覚なんです。
「笑いが取れるようなコメントをしよう」と考えて発言されたりは?
いえ、とくに考えていないです。ただバカなのを発揮しちゃっているだけです(笑)。
では、女優のときはどんな気持ちで臨まれていますか?
覚えなきゃいけないことが多いから気を張るし、「あーーー!」って、めんどくさい、やりたくないって思うこともあるけど、どこかで楽しいって感じている自分がいて。だからたぶん辞められないんだと思うし、もっと頑張ろうという気持ちになります。
どんなときに「楽しい!」と思うのでしょう?
役によるんですけど、“ハマる”瞬間は楽しいなって思います。自分にハマる役はもちろんですが、自分のなかでうまくハマらないと思っても、「あ、今ハマった」っていうときがあって。その感覚はすごく面白いです。あと、私は完成した映像を見るのがあまり好きではないのですが、完成映像で、自分が撮影現場にいなかったときのほかの方の芝居を見られるのも楽しいです。
自分が出た作品を見るのはお好きではないのですか?
そう、あまり見たくないんです(笑)。何か…演劇をしている自分の姿を見るのが気持ち悪くて。だから試写とかで1回見るだけでいいです。

ドラマ撮影中は、後輩の相談に乗ったことも

女優の現場では、共演者の方々とどのように接しているのでしょうか?
ドラマ『チア☆ダン』のときは年下も多くて…。17歳や18歳の子がいる現場だったので、「私って、どうやって年上の方に可愛がってもらってたっけ?」と考えました。私自身、今でも年上の方に可愛がってもらっていてそれがとてもうれしいので、年下の子にもそうしてあげればいいのか!と。『チア☆ダン』をはじめ、最近は年下がいる現場も多いので、そういう思いを抱きはじめました。
率先してコミュニケーションを取っているのですか?
相談とか乗ってました。泊まり込みの撮影のとき、2、3人が部屋に来て、「どうしたの!?」って。友人関係から仕事の悩みまで。私もめっちゃ眠かったけど、聞く、みたいな。
何て声をかけてあげたんですか?
自分の思ったことをハッキリ素直に言いました。
ここまでお話を聞いていると、何だか山本さんに相談したくなる気持ちがわかる気がします。
本当ですか? 21歳のクソガキが何言ってるんだって感じなんですけど(笑)。

でも、人生って一回しかないんだから、絶対自分の好きなように、好きなことをして生きたほうがいいと思うんですよ。今は60歳からできる仕事だってあるくらいですから。私だって、もし今の仕事を辞めたとしても別の仕事ができるし。そんなに考え込まなくたっていいんです。
後輩のお話を聞きましたが、『SUNNY』でも共演しプライベートでも親しい広瀬すずさんなど、同世代の女優さんの存在はどう見ていますか?
お互い、個々で頑張ればいいんじゃないかと思っています。すずとは普通に連絡も取り合いますし。蹴落としてやろうとか、ライバルで憎たらしいとか、まったく考えたことはないです。だってそう考えることがめんどくさいじゃないですか。全力で頑張って、全力で勝ったり負けたりすることのほうが断然カッコいい。あくまで、自分は自分なんです。

刺されるのがどんな痛みなのか、考えながら撮影に臨んだ

11月23日には、出演映画『ギャングース』が公開されました。手がけたのは、ドラマ『SR サイタマノラッパー 〜マイクの細道〜』(テレビ東京系)でご一緒された入江 悠監督です。
私、本当に3シーンしか出ていなくて、撮影も2日だったので、「何で私が(東京国際映画祭で)レッドカーペットを歩いてるんだろう?」って思いました(笑)。それも、入江さんが呼んでくださってうれしかったんですけど。

でも、“出る出る詐欺”みたいになっちゃってないか心配なんです。あれだけレッドカーペットを歩いてたのに「結局山本舞香、全然出てなくない?」って感じになっちゃうのが怖いです(笑)。
(笑)。そのときのお写真をInstagramにアップされていましたね。加藤 諒さんとのツーショット写真も印象的でした。
諒ちゃんとはめちゃめちゃ仲がいいんですよ。ご飯とか買いものとか、ふたりで行くときもあります。
そうなんですか?
お互いに変装しないで歩いてますね。あ、諒ちゃんはつばの短い帽子をよくかぶっています。顔が大きいから、かぶっている意味がないと思うんですけど(笑)。
そして来年公開の、映画『東京喰種トーキョーグール2(仮)』の撮影がちょうど終わったと聞きました。今作から、霧嶋董香役で出演されます。
いろんな人のこだわりが強い作品なので(監督と)ぶつかることはあったけど、今はとにかく完成が楽しみな気持ちです。アクションシーンが20分以上あって、撮影は大変でしたね。

もちろんですが、肩とか背中を刺されたことがないので、グサッと刺されるのがどんな痛みなのかわからないんです。肩を強く叩いて「こんな感じかな?」とやってみたり、オーバーにリアクションを取ってみたり。血まみれになりながら撮影しました(笑)。
前作から出演されている、主人公・金木 研役の窪田正孝さんとお芝居をされていかがでしたか?
窪田さんも言ってくださったんですけど、はじめてお仕事をした感じがなくて。すごく気にかけてくださいましたし、お兄さんみたいでした。(月山 習役の)松田(翔太)さんと車の話で盛り上がっていましたね。窪田さんとのアクションシーンもあって、そこもふまえ、CGがどう付くのかもまだわからないので仕上がりが楽しみです。
山本舞香(やまもと・まいか)
1997年10月13日生まれ。鳥取県出身。B型。2011年、『三井のリハウス』の14代目リハウスガールとして芸能界デビュー。同年のドラマ『それでも、生きてゆく』(フジテレビ系)で女優デビューを果たした。主な出演作品は、ドラマでは『SR サイタマノラッパー 〜マイクの細道〜』(テレビ東京系)、『チア☆ダン』(TBS系)など。映画では『暗殺教室』シリーズ、『恋は雨上がりのように』、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、『ギャングース』など。2019年には映画『東京喰種トーキョーグール2(仮)』が公開される。『王様のブランチ』(TBS系)など、バラエティ番組にも多く出演している。

撮影協力

ロイヤルガーデンカフェ青山
住所:東京都港区北青山 2-1-19
営業時間:Open Everyday 11:00 - 23:00
電話番号:03-5414-6170
https://royal-gardencafe.com/aoyama/

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、山本舞香さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2018年11月26日(月)12:00〜12月2日(日)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/12月3日(月)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから12月3日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき12月6日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
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