城田 優が自身を磨き続ける原動力。「負けたくない思いが強みにつながる」
「負ける気なんてしていない」後輩に対する意識
- 今、城田さんの後輩含め、若手の男性俳優さんの活動が目覚ましいですね。城田さんはご自身の事務所の後輩の方々の活躍を、どういうふうに見ていますか?
- そうですね…。今の僕の事務所の後輩たちはすごく恵まれたところにいるなと思います。うちの事務所の事情ですけど、10年前のD-BOYSができた僕らの時代って、何かを相談できる先輩がほとんどいなかったんです。
- 城田さんは、2004年のD-BOYSが結成された直後に加入、2008年までメンバーとして活動してきました。
- 今は若い俳優がどんどん出てきているわけで、そのなかで自分が生き残るために頑張っている。そういう志を高く持っている子がたくさんいるので、僕は後輩たちをすごく可愛がっています。
- 一緒にご飯に行って、相談を受けることも?
- あります。一緒にお酒を飲みながら相談を受けたり。でも、同じような相談を何回もしてくる子もいて、「俺に何回、その相談をするんだ」って思うこともあります(笑)。
- それだけ、頼りにされているんですね。
- ただ、全員からじゃないですよ! 3…4人くらい!(笑) でも、僕も頼られるのは嫌いじゃないので、自分の経験値のなかでいろいろ話をします。そのなかで必ず言うことがあって。
- 必ず言うこと?
- 「俺はお前じゃないし、お前は俺じゃないから、俺が言っていることがすべて正しいってわけじゃないよ」っていうことは必ず言います。僕がここまで歩んできた経験則を話すと、後輩たちは「なるほど」って感銘を受けてくれるんです。でも、僕の場合はということもあるわけで…。
- あくまで、城田さんが感じてくみ取った経験則で、同じ道をなぞる必要はないってことですよね。
- そうです。僕の話からどの部分をくみ取って、役者としてのオリジナリティを築いていくべきなのかは、ちゃんと考える必要があるよって。そこは、先輩だからってオラオラ感を出したくないし、後輩の道を決めつけたくはないんです。
- 優しい先輩なんですね。
- 何が正しくて、何が間違っているかなんて、自分が決めることじゃないですか。芸能界で必要なのは圧倒的に“個性”ですけど、日本はそのなかでも“協調性”を求めるし、出る杭は打たれる。そのなかで自分がいかに動いていくかは、自分のやり方でいいんです。
- ちなみに、同じ事務所の東 啓介さんも「もっと歌を伸ばしていきたい」とお話されていました。城田さんのご活躍の影響もあるのかなと思います。
- おっ! 東! 彼とは1カ月くらい前に一緒に飲みましたね〜。彼は、僕が演出したミュージカル(『アップル・ツリー』)のオーディションに来てくれたんです。
- そういう後輩からの追い上げは、城田さんにとっては「かかってこい!」という感じ?
- もちろんですよ! いつでも、かかってこい! って気持ち。現状、事務所内で僕と同じジャンルで活躍している後輩のなかで、僕が「こいつ、スゴいなヤバい」って思うヤツはまだ少ないです。だから、ハナから負ける気なんてしないんです!
- 素晴らしい自信です!
- というか、僕、再来年で芸能生活20年になるんですよ? まず、経験値がありますから、それで今の若手に負けるようだったら芸能界を引退したほうがいいです(笑)。……あ、でも同じ事務所のLittle Glee Monsterはスゴいなと思います。
- どんな部分が?
- まず、僕が16、17、18歳くらいのときにあんなに歌えなかったです。それに、10代から20代にかけてのときって伸びしろがあるじゃないですか。あの歳であの経験値なら、これから出会う人や戦うフィールドによって、どんどん伸びていくと思います。僕がもし、女性アーティストで、歌って踊るグループなどにいたとしたら、かなり驚異的な相手で「ヤバい」って思いますね。
海外で過ごすオフの時間は「充電をしている」感覚
- 城田さんといえば、海外に行っているイメージが強いのですが、プライベートと仕事のバランスはどう取られているのでしょうか?
- 今までは、プライベートを犠牲にすることが多かったです。夏休みもないし、冬休みもない。仕事が偶然空いたときに休むっていうスタイルだけど、僕たちの仕事って休みという休みはほとんどないですよね。たとえば、明日休みでも、明後日、明々後日の仕事のためのことをやらないといけない。
- 休みっていうよりかは…。
- それも“仕事”なんですよ。だからこそ、僕は海外に行くんです。海外に行くと、一切台本を開かないし、仕事のことを考えない…もちろん、仕事で海外に行くこともあるんですけど、海外にいて仕事がない時間が、僕にとっての完全にオフの瞬間です。
- それは、海外に行くと気持ちが自然とオフに切り替わる…というような?
- 人の目を気にしないっていうのは大きいと思います。海外だと…国や場所によりますけど、街を歩いていても「城田 優」って気づかれないんです。たとえば、表参道を僕が歩いていたら気づかれる場合もあるじゃないですか。やっぱり、人の目があると気にしてしまうので、海外にいるときに素の自分を出せるというか。
- 日本だと、とくに人の目を気にしてしまう?
- それがイヤってわけじゃないです。そうなりたくて芸能界に入りましたし、頑張ってきました。ただ、人に見られている感覚を持って街を歩いているときと、何も気にしないで歩いているときでは、表情も違うだろうし、普通に歌って歩いても平気だろうし。あと、日本にいると自然と仕事のことを考えてしまいますね。テレビをつけても知り合いばっかり出ているので(笑)。
- なるほど。
- 僕にとって、充電器から抜かれた状態なのが日本にいるときで、充電が切れそうになったときに海外に行くと充電されるんです。近年は、そういう仕事とプライベートのバランスをよくしていこうと考えています。
- プライベートを犠牲にしてきたからこそ、今をしっかり楽しみたい、と。
- 仕事は人生じゃないし、もっと人生は楽しまないといけないと思うようになれました。もちろん、やりたい仕事をさせてもらって、仕事も楽しくて幸せなんですけど、俳優・城田 優ではなくて、ひとりの人間の城田 優として、使える時間も増やしていきたいなって。
- そうやって考えられるようになったのは、これまで城田さんが確実にキャリアを重ねて、結果を残してきたからでもありますね。
- 本当にありがたいことに。事務所からも、引き続きお仕事で携わりのあるみなさんからも、ある程度の信頼をもらえているんだろうなと感じます。でも、自分の力だけでなく、周囲のみなさんのサポートもあってのことなので、自分勝手にはならないようにしながら、プライベートとのバランスを図っていきたいです。
- 海外でお休みするときは、どんなことをされているんですか?
- もう、何にもしないです!
- ただひたすら何も考えない?
- パリコレに出演させていただくためにパリへ行ったんですけど、仕事をしていない時間はずーっと街を歩いていました。気温が35℃あって、めちゃくちゃ暑くて、汗だくなんですけど、街並みを見ながら歩くことにすごく刺激を受けて。
- 城田さんのInstagramでも、パリのお写真が投稿されていました。
- そうやって、写真を撮りながら街を歩くんです。歩きながら、歌っている人がいれば足を止めて聞いてみたり、ベンチに座って何も考えないでお茶をしたり…。ハワイに行ったときも、砂浜に座ってずっと海を眺めていました。海外でのさまざまな刺激を吸収して、また頑張ろうという気持ちになれるんですよね。
- 城田 優(しろた・ゆう)
- 1985年12月26日生まれ。東京都出身。O型。2003年、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の地場 衛/タキシード仮面役で俳優デビュー。2005年からは、ミュージカル『テニスの王子様』で手塚国光を演じ、注目を集める。以降、ミュージカルを中心に、ドラマ、映画などに出演。2016年のミュージカル『アップル・ツリー』では、演出家デビューを果たした。主な出演作品は、ミュージカル『エリザベート』、『ロミオ&ジュリエット』、『ファントム』、ドラマでは『表参道高校合唱部!』(TBS系)、『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(テレビ東京系)。映画では『荒川アンダーザブリッジ THE MOVIE』、『黒執事』など。9月30日からは出演映画『亜人』が公開となる。
出演作品
- 4Stars 2017
- 【大阪公演】12月14日(木)〜12月17日(日)@梅田芸術劇場メインホール
- 【東京公演】12月20日(水)〜12月28日(木)@東京国際フォーラムホールC
- <出演>
- パティーナ・ミラー、ラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲス、城田 優
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、城田 優さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
- 応募方法
- ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
\『#4Stars 2017』、12月上演!/#城田優 サイン入りポラを3名様にプレゼント☆★https://t.co/uFf0MmSaGt@livedoornewsをフォロー&このツイートをRTするだけで応募完了! pic.twitter.com/6YEYopeQyL
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年7月21日- 受付期間
- 2017年7月21日(金)18:00〜7月27日(木)18:00
- 当選者確定フロー
- 当選者発表日/7月28日(金)
- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから7月28日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき7月31日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
- キャンペーン規約
- 複数回応募されても当選確率は上がりません。
- 賞品発送先は日本国内のみです。
- 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
- 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
- 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
- 賞品の指定はできません。
- 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
- 本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
- 個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。