昨年6月に日本上陸した既婚者専門SNSアシュレイ・マディソン。’02年、カナダでサービスがスタート、「人生一度。不倫をしましょう」の刺激的なキャッチコピーで会員を募り、いまや世界35カ国で約2千500万人の会員を擁する出会い系サービスである。

今春、日本国内の会員数が100万人を突破。とくに日本では女性会員の伸び率が世界1だったという。
「もともと不倫願望や性的な刺激に飢えていたのではないか。加えて日本人女性は友達に自身の不倫話を語ることが多い。これがクチコミとなって、ウチの会員数が伸びていると思われる」(アシュレイ・マディソンCEOのノエル・バイダーマン氏)

本誌は独自に日本人女性会員1万人にアンケートを実施。ナマの声に迫った。
まずは「不倫に踏み出した最大のきっかけ」は何だったのか。注目の1位は「寂しかった」で15.6%。2位が「セックスレス」14.6%。3位は「刺激がほしかった」11.9%だった。

そして、「不倫してよかった」と回答した女性は78.6%にも上った。こうしたSNSに登録する女性には、すでに“覚悟”があるということがうかがえる。結婚して3年、幼い子供を抱える主婦のEさん(32)はこう話す。

「最初のころは夫婦仲もよく、性生活もうまくいっていましたが、子供が生まれてから旦那は私に触れなくなりました。でも『母親としてだけではなく、女性としての自分も感じていたい!』と思い登録しました」

現在も月1回のペースで不倫中だという。

「外見は不倫相手よりも旦那のほうがタイプだけど、私と夜の関係が持てないなら何の意味もないですよね。性的な欲求があるのは普通だと思うので、罪悪感とかは感じない。できることなら自分の旦那との関係を望むし、旦那が満たしてくれない欲求は我慢する必要もないと思うから……」

アシュレイ・マディソン広報によれば、日本の女性会員の84%が「不倫することで夫との関係が良好に保てている」と回答したそう。世界平均が77%というから、日本女性は不倫をポジティブに捉える傾向があるのだろうか。

看護師のFさん(31)は、夫とのセックスを「子作りのため」と感じてしまい、愛情を一切感じなくなったのが不倫のきっかけだったという。現在、不倫相手と最低でも週に2回の情事を重ねている。

「私は仕事柄、人の人生の最期を見届けることが多々あります。人生やり残したことがたくさんあるまま、あっという間に終わってしまうくらい短いんだと気づきました。(不倫相手に)心の底から熱い情熱を感じます。たくさん笑って、イチャイチャして彼との触れ合いは最高。子作りに対するストレスが減りました。今は幸せです」(Fさん)

ちなみに、本誌の女性会員アンケートでは「夫に不倫を隠しとおす自信がある」のは84.1%にまで及んだ。

「日本人はどうやら表向きは世界的にもハードワーカーとして知られるマジメな人種だが、バレる心配のないところではパーッと遊ぶ二面性があるのかも」(ノエル氏)

(週刊FLASH4月22日号)