韓国人歌手のBoAさん（23）が、ハリウッド映画の女性主人公に抜てきされたことが3日、明らかとなった。映画の題名は未定だが、米・ニューヨークを背景に、ダンスをテーマにした映画であることを韓国の所属事務所、SMエンターテインメント（SM）が発表している。
韓国のメデイアは、映画「Step Up」や「Save The Last Dance」などの脚本を手掛けて、ハリウッドダンス映画の第一人者として注目を集めた、デュアン・アドラー氏が監督を務める作品へ、BoAさんが出演することになったと報じている。
BoAさんが今回の出演を即決したのは、優れた才能を持つ製作スタッフが集結したこと、自らが得意とするダンスがテーマだったことなどが挙げられる。ダンスならば抜きんでた実力を持つBoAさんとしては、リスクの少ない選択だったとの見方を示している。
また、今回の出演決定は、デビュー10周年を迎えたBoAさんが新しいステップを試みたという点で意味がある。13歳で日本に渡ってオリコンチャートを席巻し、幼いころから根性と負けん気を燃やし、異国で生活した彼女だから可能な選択でもある。
「転んでもいいから、自分の足で歩いていきたい」と度々語っていた彼女が、新たな挑戦を選んだことは当然のことかもしれない。この挑戦がどんな結果を産むのかは、ファンたちの応援と激励にもかかっていると伝えている。
一方、SM側は「ハリウッド最高のダンス映画スタッフが参加する予定の今作品は 『Step Up』 シリーズを凌駕（りょうが）する、今までにない最高のダンス映画になるだろう」とのコメントを発表している。
BoAさんは今月5日、韓国にて6枚目のアルバム「Hurricane Venus」を発売する予定。韓国内で正規アルバムを披露するのは5年ぶり。（編集担当：李信恵・山口幸治）
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