企画段階から「無謀」と言われた、それでも――細田 守が4歳児を主人公に選んだ理由

2006年に口コミを通じてロングラン上映となった『時をかける少女』で国内外の注目を集め、2009年の『サマーウォーズ』がスマッシュヒット。2011年にスタジオ地図を設立し、2012年の『おおかみこどもの雨と雪』と2015年の『バケモノの子』で、日本を代表する映画監督として、アニメファン以外にも広くその名を知られることとなった細田 守。

最新作『未来のミライ』は、一軒の家と庭を舞台に、時をこえて家族と命をめぐる新機軸とも言える作品に。大きな驚きをもって迎えられるであろう本作について、お話を伺いました。

撮影/すずき大すけ 取材・文/照沼健太

子育ては、苦労を補って余りあるほど素晴らしい経験

自身の結婚により親戚が増えた経験から着想したという『サマーウォーズ』。身の回りの人たちが子育てを始めたことをきっかけとした『おおかみこどもの雨と雪』に、自らに第一子が誕生したことを受けた『バケモノの子』など、過去作品の多くは、その始まりに監督の身近な経験や着眼がありました。
甘えん坊の男の子“くんちゃん”と未来からやってきた妹“ミライちゃん”が織り成す「きょうだい」の物語――『未来のミライ』のアイディアも、男の子と女の子の2児の父親である監督自身の体験から生まれたそうですね。
僕はうちの子に毎朝どんな夢を見たのか聞くんです。大概は「電車に乗ってた」って言うんですけど、妹が生まれてお兄ちゃんになった3歳の頃、「大きくなった妹に会ったよ」って言ったんです。てっきり巨大な赤ちゃんみたいな感じなのかと思ったら、そうではなくて、成長してお姉さんになった妹だと。
それは会ってみたいじゃないですか。この小さな赤ちゃんがどんな女の子になるのかなって。それで「大きくなった妹と何したの?」って聞いたら、「一緒に電車に乗った」って(笑)。
やることは変わらないんですね(笑)。
でも、そこから未来の妹はどんな子なんだろう?と想像するようになりました。奥さんにそのことを話したら、「私はまだ小さいほうがいいな」って言われましたけどね。それも劇中のセリフになってますが、そういうやりとりがきっかけでした。
「4歳の男の子を映画にすること自体がチャレンジングなこと」だったと発言されていますが、具体的にはどういった部分が挑戦だったのでしょうか?
2つあります。1つ目は企画面。最初に4歳の男の子を主人公にしようという企画を立てたときに、「この映画は誰が観るの?」といろんな人に聞かれたんです。「挑戦的」どころか「無謀」だとも。「4歳児の話だとすると、子どもだけが観るんですか?」って。幼児をターゲットにしているような感じだと思われて「そうだとしたら、ちょっと……」って反応だったんです。
なるほど。
「そうではなく、もっとたくさんの世代の人が、自分の子ども時代や身近な家族を思い浮かべながら観るような作品になるはずです!」と僕は話したんですけど、主人公が幼児っていうのがまず難しかったですね。なぜかというと、世界の映画史の中でも、4歳の男の子が主人公の映画はほとんどないからです。
メイちゃんが主人公だとしたら、ですが、『となりのトトロ』がありますね。メイちゃんは4歳。海外の作品だと、『ミツバチのささやき』、『ロッタちゃん』あたりですね。でもどれも女の子なんですよね。『クレヨンしんちゃん』のしんちゃんは5歳。そういう点ではみんなが企画段階で不安がるのも当然なんですけどね。
▲甘えん坊の4歳児、くんちゃん(声/上白石萌歌)。おとうさん、おかあさん、そして犬のゆっこと
小さな庭のある家に暮らしていますが、妹が生まれたことで両親の愛情を奪われることに……。
▲くんちゃんの妹、ミライちゃん。
▲未来からやってきた妹、ミライちゃん(声/黒木 華)。庭から突然現れ、くんちゃんを“時をこえる冒険”に導きます。赤ちゃんのときは茶髪なのに、黒髪になっている理由を監督に聞いたところ、「茶髪にしたら不良っぽく見えちゃったから」と教えてくれました。
たしかに、小さな男の子が主人公の作品はあまり思いつかないですね。
そういった面に加え、制作面でもチャレンジングなことでした。アニメーションで子どもを描くのは普通のようだけど、当たり前じゃないんですよ。今のアニメーションでは、脇役で子どもがいたりはしますけど、よもや主人公になっている作品なんてなくて、それこそ『となりのトトロ』以来30年ぶりだと思います。だから現場が子どもを描けないんですよ。
今回とても上手いアニメーターの人たちに集まってもらったんですけど、それでも、子どもを観察するところから始めました。子どもたちをスタジオに招いて、みんなでスケッチしたり、抱っこして重さを測ったり、柔らかさを確かめたりということを、何回もやりました。キャラクターデザインや、原画のときから何回も。階段の上り下りの動きについても、階段の下でスケッチブックを構えながら待って観察したり。警戒しちゃって、なかなか降りてこないこともありましたが(笑)。
イチから始めたようなものだったんですね。
現場も忘れてしまうくらい、アニメは子どもを描く作品を作ってなかったんですね。そういう前例がないから企画も躊躇するし、制作の現場も描けないっていう、両方含めてチャレンジングな作品でした。
周囲から「幼児向けかもしれない」という不安も抱かれる中、大人も観られるよう作品を普遍化する上で大切にされたことはありますか?
出発点として「自分が子どもに戻ったら、世界はもっと違って見えるんじゃないか。きっと、新鮮に見えるはず。そういう視点でもう一回、世界を見たい」っていう気持ちがあるんです。
今の自分とは違う人生や世界を体験する、というのは映画の基本的な楽しさのひとつですね。
子どもと過ごしていると、「親が子どもを育てる」という感じより、自分も子どもと同じような気持ちになってくるんですよ。うちの子は来年小学校に入学するんですけど、僕自身も「来年から小学校か」ってドキドキしちゃう。それってもう一回、子ども時代を生き直しているような気持ちなんですよね。
子育てを通して、違う人生を経験している、と。
そうなんです。でもこれまで、子育てをするとこういう気持ちになるって誰も言ってないですよね。「子育ては大変だ」とか「入れる保育園がない」とか「ちょっと怒ったら虐待だと言われる」とか、ネガティブなことばっかりじゃないですか。
「子どもがいると、お金がかかって自分の時間がなくなる」とか、いろんなことを言われますけどね、そういうのを補って余りあるほど素晴らしい経験ができる。つまり、生き直すことができるんですよ、子ども時代を。スゴいでしょ? この映画で同じことを体感してもらえるんじゃないかと思うんです。

家族を一巡して描く5本のエピソード形式を採用

これまでの作品と違って、『未来のミライ』は5本のエピソードが連なった作りになっています。
そうですね。今まではそれぞれの話が並行して進むという作りをしてきましたが、今回は、ペットの犬、ミライちゃん、おかあさん、おとうさん、そして、くんちゃんの話と5本立てになっています。映画の脚本の基本である三幕構成からはみ出して、家族を一巡して描いていく中で、くんちゃんがどんどん変化していく様を見せられたらいいな、と。最後に自分の話に立ち返るところが、ひとつのポイントではないかと思います。
くんちゃんが寝て起きるところで話が区切られることが多いのが印象的でした。子どもにとっての1日の密度の濃さを思い出させられるような。
子どもって夜9時くらいに寝るんですよね。ベッドに入って、ある程度満足するまで絵本を読んでもらうことも含めて、子どもにとって夜寝ることって大事なんです。世のお父さんは仕事をしていると、なかなかその時間に一緒にいられることができないと思いますが、この映画では取材にかこつけて、子どもと夜9時に布団に入って絵本を読み聞かせながらこっちも寝ちゃうことができて、とてもよかったです(笑)。
くんちゃんは、中央線が描かれたパーカーを着ているように電車好きの男の子。作中でも電車は重要なモチーフとして描かれていますが、それはレールが未来の選択を象徴しているからなのでしょうか?
いや、それは単純にくんちゃんが電車好きだからです。車好きだったら車になってたかもしれないです(笑)。とくに新幹線が好きで、一番好きなのはE5系、E6系です。また、電車の話でいうと今回、それらの車両のデザイナーを探したら、川崎重工業の亀田芳高さんという方に行き着いて、亀田さんに劇中に登場する黒い新幹線をデザインしてもらったんです。あれは本物の新幹線デザイナーに作ってもらったものなんですよ。

高低差は美学。『時かけ』も平地の街では成り立たなかった

物語の舞台は“家一軒と庭ひとつ”。フリーの建築家である、くんちゃんのおとうさんが設計したこの家は、傾斜地に沿うように建てられており、部屋を仕切る壁がなく、階段状に部屋が区切られた不思議な造りになっています。通常のアニメーションでは、美術スタッフが考えるところ、本作では建築家の谷尻 誠さんに設計を依頼したそうです。
ダイナミックな家の設計にも、映画の大部分が“家と庭”で展開されるというミニマリスティックな映画の作りにも、驚かされました。
ほとんど家から出ないという部分でもチャレンジングな作品でした。というのも、4歳の男の子の世界の範囲って、ほとんど家の中なんですよね。幼稚園にも通っていますが、それはまだ社会生活の第一歩目という感じで。そうなると家の中が世界であるということを表す設計にしたほうがいいんじゃないかと思ったんです。
“世界のような家”はどのように設計されたのでしょうか?
普通は美術スタッフが家の中を考えたりするんですけど、今回は建築家の谷尻 誠さんにお願いして一緒に作っていきました。監督である僕が施主になったつもりで「予算はこれくらいで」と。だからあの家はやろうと思えば本当に建つんですよ。
デザインのコンセプトは?
“段差の家”と僕らは呼んでいるんですけど、壁ではなく段差で部屋の構造が仕切られています。つまり壁のない家で、どの部屋にいても家族のことが見えるんですね。階段状になっているから、一番上の部屋から下の部屋まで見下ろすことができるし、逆に見上げることもできる。くんちゃんが走り回ったり冒険できるような家にしたいなと思って作りました。
ダイナミックな高低差は、『時をかける少女』など細田監督のこれまでの作品にもつながりますね。
段差というか斜面というのは、映画にとってとても大事な要素ですね。上から下に転げ落ちるとか、下から上へ飛び上がるというのは映画らしい美学で、『時をかける少女』も平地の街だったら成り立たないんですよ。
同じように『未来のミライ』も平家だと映画にはならない。ダイナミックな空間に映画的な力が宿るように設計しました。映画を観た人にはあの家のダイナミズムを感じてもらえると思います。
“段差の家”を設計したのは、くんちゃんのおとうさんです。おとうさんの職業を建築家にした理由は?
“新しい家族を作る”というのが今回の映画のひとつのテーマというか、ひとつの姿勢みたいなものなので、家自体も“昔の家”然としたものにしたくなかったんですよ。“新しい家”を個別に探していくのが今の家族の在り方だとしたら、家の形そのものがその思想を反映している必要がある、と。でも、そういうものを建築家に発注すると金持ちに見えるじゃないですか(笑)。だから「自分が建築家だったら安く作れるんじゃないかな」って。
なるほど。そして物語の起点である庭も、中庭として家の一部となっています。
今の日本の都市部では、住宅事情からして大きな庭を作ることは難しいのですが、それでも子どもが見れば大きな庭に見えたり、庭を通して別の空間につながるトンネルを発見したり、何か違うものを見つけてほしいと思っています。だからこそデフォルトの状態では、ただ1本の木が生えているだけの何もない庭にして、くんちゃんの問題意識によって見え方が変わるようにしました。
▲不思議な庭で出会う、謎の男(声/吉原光夫)。かつてこの家の王子だったと名乗る、男の正体は……?
劇中に『ふしぎな庭』という絵本が出てきますが、実在する作品なのでしょうか?
いえ、実在しない絵本です。でも、オリジナルで作るにしてもベースはあって。『秘密の花園』や『トムは真夜中の庭で』など、英米の児童文学では“庭を通して新しい世界を知る”というのは基本なんですね。それは“庭は食べものよりも特別なもの”とするイギリス人特有の性格に由来しているのですが、児童文学を始めたのはイギリス人なので、世界中の児童文化に対して大きな影響を与えているんです。
そうした流れを表面的になぞると、ああいう絵本が出てくるというわけです。そして『未来のミライ』では、あの絵本を伏線にして、庭を通して内なる世界に入っていく。そして家の中から一歩も出ないで冒険をしていくんです。

「家族」を描くことと「戦争」を描くことは、切り離せない

補助輪を外した自転車に上手に乗ることができず、くじけそうになってしまったくんちゃん。そんなとき、不思議な庭を通して出会った青年。くんちゃんに大きな影響を与えることになる青年は戦争中、「特攻隊」の一員であったことが明かされます。ほのぼのとした雰囲気だった映画に突如紛れる戦争の記憶。そこには監督の並々ならぬ思いがありました。
劇中の重要なキャラクターである青年は、水上部隊の特攻隊に所属していた経歴の持ち主です。そうした設定は、どこに着眼して生まれたものなのでしょうか?
▲くんちゃんが時をこえた先で出会う青年(声/福山雅治)。父親の面影を残している。
戦後73年ですから、家族の一部には必ず戦争に関係していた人がいるはず。だから家族をめぐる物語を描くとしたら、戦争は避けて通ることができません。これは日本人どころか世界中の人にとっても同じで、非常に必然的な設定だと思っています。
その通りだと思います。
あの青年が所属していたのは「震洋」という特攻艇を使った特攻隊ですね。劇中では「特攻隊にいたけど運よく生き延びた」としか説明していませんが、有名な「神風」とか「回天」のほかにも、もっとバカみたいな特攻部隊が当時いっぱいあったんです。
当時の事情や常識があるから、現代の価値観で批判するのは気の毒なんだけど、それでもやっぱり戦争のことだから批判させてもらいますけど、本当にバカみたいです。調べれば調べるほど腹が立ってくるんですよ。「なんだこの計画は!」って。ベニヤ板でできたボートで連合軍の戦艦に損害を与えようなんて、どう考えても無理だろうって。そんな計画がたくさん出てくる。酷いものです。

“近代をこえる新しい家族”を描くのに、ふさわしい場所

冒頭から繰り返し描かれる、街並みの遠景も印象的でした。横浜市磯子区付近を舞台とした理由は?
2つ、理由があります。1つ目は、あの青年が徴用工として軍事工場で働いていた場所が、かつて磯子区の埋立地にあった石川島航空工業という会社なんです。正確には金沢区ですが、戦時中は磯子区でした。
2つ目の理由は、戦後や近代を象徴する場所だと思ったからです。横浜の根岸湾には、戦時中は軍事工場があり、戦後は重工業地帯のための埋立地となってそこで働く人たちのための住宅地がわーって崖に沿って伸びたんです。
青年のルーツとして、また、歴史の連なりを感じられる土地なんですね。
くんちゃんが自転車を練習する根岸森林公園は、競馬場跡地です。公園に塔みたいなものが建っていますよね。あれは競馬場の観客席が廃墟になったものなんですよ。戦時中は米軍に接収されて、それが市に返却されたんですけど、管理するお金もなくそのまま放置されているという、戦前どころか明治期の建物です。つまり1946年、あの青年がいた時代と、今とで共通する建物なんですよね。
そういう意味で、時間が、とくに近代が染み込んだ場所なんです。「近代をこえよう」という新しい家族についての物語を描くのに、こんなにふさわしい場所はない。そういうことなんです。
くんちゃんの家の庭に生えている1本の木も、もともとあの土地に生えていたんですよね。
はい。映画の冒頭で、もともと木が生えていて、そこに家を建てるというシーンを描いていますが、木の位置はそのままです。おそらく傾斜地に最初から生えていたものですね。どこかから移植したものではないから、あの土地を覚えている。ひょっとしたら1946年からある木かもしれないですね。

“自分にないもの”への憧れ。細田作品に共通する思い

くんちゃんの両親は共働き。フリーの建築家であるおとうさんが、自宅で仕事と育児を両立するべく奮闘するシーンが描かれています。
ああいうのも現代の風景だと思って描きました。僕はファミレスとかを使いますけど、自宅のダイニングテーブルで絵コンテを描いているアニメーション監督を何人も知っていますから(笑)。
▲おかあさん(声/麻生久美子)にミルクの飲ませ方を教わるも、失敗ばかりのおとうさん(声/星野 源)。
おとうさんがおかあさんに「よその奥さんの前で“いい父親づら”するの好きよね」と突っこまれるシーンは、非常にリアルだと感じさせられました。
あそこでグサッときている男の人の話を何人も聞いたので、ちゃんと男を描写できてよかったなと思いましたね(笑)。
男ってバカみたいなもんで、取り繕うじゃないですか(笑)。男の見栄の張り方の究極はああいうことだと思います。でも、それも含めて、嘘がないということだと思うんですよ。あのシーンは、おとうさんに嘘がないことがわかるのがポイント。「自分は相対的に育児や家事をやっているほうだ」と思いこんでるほうが罪深いわけで。
監督ご自身はどんなお父さんなのでしょう?
どうなんですかね。この映画に出てくるおとうさんと、そんなに離れていないんじゃないでしょうか。おとうさんは自分の周りのいろんな人が集積されてモデルになっていますから、ある面では自分と同じ部分があります。自分がもしああいう人じゃなかったら、ああいうおとうさんにはなっていないでしょう。
まぁ、だいたいどの作品のどのキャラもそうなんですけど。クマにだっていろんなモデルがいますからね(笑)。
今回、『未来のミライ』では「兄妹」の関係が描かれていますが、監督はひとりっ子だとお伺いしています。
そうなんですよ。だから自分には兄妹というものがよくわからない。
うちの子どもも、下の子どもが生まれるまではひとりっ子だったわけですけど、下の子が生まれた瞬間にひとりっ子じゃなくなった。ひとりっ子の自分からすると、「こいつは自分の知らない人生を生きるんだ」ってちょっと羨ましくて。それで自分も、映画を通して兄妹というものを感じたいと思って作ったという部分はあります。
映画を作ることで感じたい、理解したいという思いが強いんですね。
今回に限らず、毎回そういう動機があるんです。うちは子どもがなかなかできなかったんですけど、『おおかみこどもの雨と雪』は、子どもがいないからこそ子育ての映画を作りたいって思ったし、『バケモノの子』は「父親になったけど、どうやって父親になっていいかわからない」っていうことを映画にしたんです。
要するに“ないもの”を描きたくなるんですよ。“自分にないもの”を。兄妹なんて、うちの親はもう死んでるわけだから、絶対にできるはずがないじゃないですか。そして今は少子化で、ひとりっ子も昔に比べて多いですし、そういう状況も含めて「兄妹ってどういうものなんだろう?」というのを感じたくて作りました。
パーソナルな動機と社会性がリンクして作品となっているんですね。
かといって、映画を作ったことで兄妹がわかったかというと、よくわからないんですけどね(笑)。相変わらず、うちの子どもが羨ましいですよ。
“家族”が細田監督作品のモチーフになって久しいですが、「そう簡単に家族は描き切れない」との発言もありました。今もそうお考えですか?
状況や年齢によって問題意識は刻々と変わっていくでしょうし、描くものは尽きないと思います。でも小津安二郎とか、実写映画の世界では家族を描くことは何も不思議じゃないんですけどね。アニメーションでやると「変わってる」と言われてしまう。「なんでわざわざそれをやるのか」って言われながらやってます。自分では、その時代によって変化していく“家族”にすごく興味があるし、面白いと思っているんです。
細田 守(ほそだ・まもる)
1967年9月19日生まれ。富山県出身。1991年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。アニメーターとして経験を積んだ後、演出家としてTVシリーズ『ゲゲゲの鬼太郎』(97)、『ひみつのアッコちゃん』(98)、『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』(02)などを手がける。2005年に東映を離れ、フリーとなり『時をかける少女』(06)を発表。同作は日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞などを受賞。2作目は初のオリジナル作品『サマーウォーズ』(09)で、日本国内でロングランの大ヒットを記録し、米アニー賞の最優秀監督賞にノミネートされた。2011年、自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)を発表した。最新作『未来のミライ』は第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出された。

監督作品

映画『未来のミライ』
2018年7月20日(金)全国公開
http://mirai-no-mirai.jp/
©2018 スタジオ地図

サイン入りマスコミ用プレスシート プレゼント

今回インタビューをさせていただいた、細田 守さんのサイン入りマスコミ用プレスシートを抽選で1名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2018年7月19日(木)18:00〜7月25日(水)18:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/7月26日(木)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから7月26日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき7月29日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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