BOYS AND MEN、とびきりのサマーチューンでこの夏をもっとアツくする!
世間は厳しい暑さの話題でもちきりだが、この男たち――10人組の男性エンターテイメント集団・BOYS AND MENの「暑苦しさ」は、そんな夏の暑さをも凌駕する勢いだ。今回は8月2日に最新シングルをリリースする“ボイメン”から、小林 豊、辻本達規、本田剛文、勇翔、平松賢人の5人に集まってもらった。常にアクセル全開の彼らは、取材中もそのエネルギーを絶やすことはなく、爆笑必至! この夏、学ラン姿の男たちに、心をアツくさせられるのもいいかもしれない。
撮影/川野結李歌 取材・文/渡邉千智 制作/iD inc.特攻隊長に学級委員…グループ内での5人の立ち位置
- まずは、自己紹介からお願いいたします!
- 平松 黄色、平松賢人です!
- 本田 はい! ピンク色、本田剛文です!
- 小林 黄緑色、小林 豊です!
- 勇翔 白と紺、勇翔です。
- 辻本 赤色! 辻本達規です!! よろしくお願いします!
- 以前、水野 勝さんと田村侑久さんにご登場いただきましたが、はじめて登場いただくということで、まずはみなさんのグループ内での立ち位置からうかがいたいのですが…。
- 辻本 んー、どう思う? 賢ちゃん(平松)。
- 平松 何で急に回そうとしてるの(笑)。
- 辻本 楽しくクロストークしたいじゃん!
- 本田 自分のことを言うのは恥ずかしいから、みんなで、この人はこういうイメージって言っていったほうがいいんじゃない?
- 平松 そうだね! そうしよう!
- ご配慮ありがとうございます! では、辻本さんのイメージからうかがっていきましょうか。
- 平松 ボイメンの特攻隊長!
- 辻本 はい! 特攻隊長です!!
- 平松 グループから先陣を切って突っ走ってくれるよね。そして砕ける(笑)。
- 小林 当たって砕けてるんだけど、全部砕け切らないで、また当たりにいけるんです。
- 辻本 何事にも挑戦の精神で、タフに臨んでます!
- アイアンハートなんですね!
- 本田 僕らも納得のタフさです(笑)。もともとは、そんなアイアンハートなタイプではなかったんですけど、百田尚樹さんの書籍『鋼のメンタル』(新潮社)を読んですごく心が強くなったみたいで。バイブルなんだよね。
- 辻本 はい、僕のバイブルです!
- では、続いて平松さんについては?
- 辻本 賢人はグループのなかの弟みたいなポジション。
- 一同 わかる〜!!
- 辻本 ボイメンのなかで一番年下で、愛くるしいキャラクター。みんなに可愛がってもらっていることが多いような気がします。
- 小林 うん。そうだね。
- 平松 照れますね。
- 本田 ボイメンには研究生がいるんですけど(※BOYS AND MEN研究生、BOYS AND MEN研究生トウキョウ)、その研究生たちとはまた違う可愛さがあるというか。ボイメンの末っ子キャラって感じだよね。
- 続いて、そんな本田さんのイメージは?
- 平松 学級委員って感じ!
- 辻本 ああ、たしかに!
- 平松 (水野)勝くんは、ボイメンのまとめ役で生徒会長って感じなんですけど、(本田は)頭もいいし、真面目だし、ボイメンの頭脳派って感じがします。
- 辻本 メガネかけてるしな!
- 本田 いつもはコンタクトだけどって話?(笑) まあ、でも、ボイメンの諸葛亮孔明というか、日本の武将で言えば、黒田官兵衛的なポジションというか。
- 辻本 いるじゃないですか、注意ばっかりしてウザがられてるヤツ。
- 本田 ウザくねぇよ!(笑)
- 一同 (笑)。
- 辻本 でも、よく周りを見ていてくれて、何かあるとちゃんと注意をしてくれる。副キャプテンのような立ち位置で、サポート側に回りながらグループを円滑に回してくれます。ボイメンになくてはならない存在ですね。
- 本田 (辻本を無の表情で見つめる)。
- 辻本 えっ、何、何!?
“男の料理”のようなグループで、スパイス的存在は?
- では、続いて小林さんの印象をうかがいたいと思います。
- 辻本 勇翔、ゆーちゃむ(小林)のイメージ言ってあげて?
- 勇翔 お母さんですね。もともとパティシエをやっていたこともあって料理がすごくうまくて。化粧水やシャンプーにも、めちゃめちゃ気を遣っているんです。
- 本田 すごく女子力が高いんですよ。
- 平松 「お母さん」っていうの、すごくわかる! メンバーたちに「早く机の上を片付けなさいよ〜」ってよく言っているので。
- 辻本 口うるさいという点では、母ちゃん的存在。
- 小林 「はい、今から1分で机の上を片付けて〜!」ってよく言うんですけど、みんなすごく渋い顔をしながら机を片付けはじめるんです(笑)。
- みなさん、ちゃんとお母さんの言うことは聞くんですね(笑)。
- 辻本 やっぱり、一番年上ということもありますよね。
- 小林 あと、ホンッットに机の上が汚いんです(笑)。
- 一同 (笑)。
- 小林 僕もそんなしょっちゅう言っているわけじゃなくて、「もう耐えられん」ってときに言っている感じです。
- では、最後に勇翔さん。
- 辻本 勇翔は、自分ではどう思う?
- 勇翔 いや、みんなからの印象を教えてよ(笑)。そこで出たものが、読んでくださっている方にとって僕のキャラクターとして覚えてもらえるから。
- 辻本 たしかに!(笑)
- 本田 勇翔はボイメンにとってはスパイス的な存在だなと感じています。ボイメンって、ガチャガチャしていて、言うなれば男の料理みたいなチームなんです。適当にフライパンにブッこんで炒めました、みたいな。そこに勇翔というスパイスがいることで、また新たな風味が加わるというか。
- 平松 おぉ〜!
- 勇翔 スゴい。ありがとう(照)。
- 平松 口数は少ないですけど、その言葉ひとつひとつに説得力があって。話し合いの場でも、考えつかないところから意見を言ってくれることもあります。
- 辻本 ボイメンのミステリアス的存在だよね。けっこう掴みどころがないかもしれない。社長も(モノマネしながら)「俺、7年アイツ(勇翔)と一緒にやっているけど、未だにわからんね」って言ってましたもん。
- 一同 あははは!
- 勇翔 そう、社長にもわかってもらえてない(笑)。
- 本田 まぁ〜こんなアホばっかりです。
- 平松 そもそも、僕らもアホに紹介されているからね(笑)。
キラキラな楽曲のなかに、ボイメンらしさも感じられる
- 8月2日に発売されるシングル『帆を上げろ!』は、どういうコンセプトの楽曲になっていますか?
- 辻本 賢ちゃん言ったれ!
- 平松 タイトルそのままで、船出や海のイメージが強い楽曲です。波の音やカモメの声が入っていて、すごく夏らしさを感じられると思います。
- 小林 いい感じのサマーチューンだよね。
- 平松 (うれしそうに)サマーチューン!
- 辻本 サマーチューン!
- 本田 いやいや、いい言葉見つけた、みたいにそれで終わらせないで(笑)。
- (笑)。サウンドはとても可愛らしくて、キラキラしていますよね。
- 平松 そうなんですよ! 今までの僕らの楽曲といえば、泥臭くて暑苦しい「ああ、ボイメンだな」というのが多いんですけど、今回はキラキラしていて「アイドルソングっぽい…!」って僕らも思ったりして。
- 小林 でも、歌詞はすごくカッコよくて、ボイメンっぽいんだよね。
- 平松 そうなんです。そのボイメンらしい歌詞を、僕らがガムシャラに歌って踊ってます!
- 小林 だからこそ、何度も聴いて楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。サウンドの楽しんでいただいたら、歌詞の深さにも意識していただけるとうれしいです。
- 勇翔さんが出演しているドラマ『マジで航海してます。』(TBS系)の主題歌でもありますね。みなさんもドラマを見ていますか?
- 辻本 見てます! 今回に関しては、勇翔が普段とはまったく違うキャラクターを演じているので、そこは面白いなと思いながら。僕らが見るからこその面白さもあると思います。
- 本田 そうだね。静かな勇翔が、パワータイプのキャラクターを演じているというのはすごく面白い。
- 勇翔 ありがとう。でも、僕的にすごく演じやすい役なんだよね。これまでいただいた役も、そこに近い役が多かったからなのかな。
- メンバーが出ているバラエティやドラマなどのテレビ番組を、みなさんはよくご覧になるんでしょうか?
- 平松 わりと見てますよね。
- 小林 基本的には見ますね。それで、それぞれ「あそこすごく面白かったよ」とか感想を話すことも。
- 平松 僕、本田くんが情報番組に出演するときはわりと見ていて。見ながらLINEに感想を打っておいて、番組が終わったと同時に送信するんです。
- 本田 楽屋に戻ってスマホを見ると、「本ちゃん今日もよかったよ!」ってメッセージが来てます。「とくにあそこがよかった」とか具体的にくれるし、基本的にベタ褒めしてくれます。
- 素敵ですね! MVもとても可愛らしいですが、撮影中の印象的な出来事は?
- 本田 振付のラッキィ池田さんもずっと撮影についてくださっていて。撮影しながら、「ここはこういうふうにしたらどう?」っていう、ダンスの新しいアイデアをくださることもありました。だからこそ、僕らもすごく新鮮な気持ちで撮影に臨めたなと思いますね。
- 辻本 「ここはこういう振付にしたけど、MVのこの場面ではこっちのほうがいいかな」とか。その場で修正案を出してくださったこともあったよね。
- 小林 MV版の振付はこうしよう、とかですね。
- MV版とライブ版では振付が違うということですか?
- 小林 そうなんです。違うんですよ。
- 辻本 MVのほうがストーリー性が強いので、MVに合った振付を考えてくださいました。MVとライブでの振付の違いも楽しんでもらえるのかなと思います。あと、思い出としては、撮影は夜中まで続いたんですけど、夜中に食べたカップラーメンがめちゃめちゃおいしかった。
- 本田 あははは!
- 辻本 普段、夜食でもカップラーメンはあまり食べないんですけど、みんなで頑張って撮影したからこそ、すごくおいしく感じたな。「こんなにうまいか!?」って思ったもん。
- 本田 たしかにね(笑)。みんなで頑張ったからすごくおいしかったんだよね。
『TOKIO』47都道府県バージョンの収録秘話
- 2曲目の『がむしゃらロケンロー』はいかがですか?
- 辻本 どう! 賢ちゃん!
- 平松 また!?(笑) でも、『帆を上げろ!』とは対照的で、すごくボイメンらしい曲というか。男らしさが詰まっている曲だなと思います。頑張っている方の背中を押す、応援ソングですね。
- 小林 最初に曲を聴いたとき、こっちが1曲目だと思ってたもんね!
- 辻本 そうそう!
- 小林 だからこそ、2曲目!? ってびっくりしたんですけど、1曲目があるからこそ、2曲目の『がむしゃらロケンロー』でボイメンらしさを楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
- 3曲目の『NAGOOOOOYA』は、沢田研二さんの楽曲『TOKIO』をリアレンジした楽曲ですね。
- 辻本 僕たちの名古屋への愛が詰まった楽曲になっています。僕らは名古屋の町おこしお兄さんという自負があるので、多くの方に、名古屋の魅力をこの楽曲で伝えられたらと思いますね。
- これには、47都道府県バージョンがあるんですよね。
- 辻本 (小声で)47パターン、作っちゃいましたね〜…。
- 本田 何で小声?(笑)
- 平松 あはは!
- 「名古屋」だとすごく語呂的にぴったりだと思うのですが、それこそ「北海道」とか「鹿児島」とか、3文字以上の県名を入れ込むのは難しかったですか?
- 勇翔 けっこう大丈夫だったよね。
- 辻本 あ、でも2文字の県名が難しかったかな!
- 本田 あーたしかに。「三重」とか。「(サビのノリで)み〜い〜え〜(三重)」ってなるからちょっとモヤモヤしたね。
- 辻本 「これで合ってる!?」って思ったよね(笑)。
- 本田 滋賀は、「近江」とかの土地の名前でもよかったのかなって。
- 辻本 そんなこと言ったら三重の「津」市はどう入れるんだ!? 「(サビのノリで歌って)つぅ〜う〜う〜!」になっちゃうよ!
- 平松 「す〜ず〜か〜(鈴鹿)!」はどう?
- 辻本 ダメダメ! やっぱり、三重と言ったら「つぅ〜う〜う〜(津)!」だよ!
- (笑)。各県の方言を歌うパートもありましたが、こちらはいかがでした?
- 本田 北海道から順番に録っていったんですけど、ホントに沖縄までが遠くて。
- 勇翔 九州にすら辿り着けないかと思ったよね(笑)。
- 平松 しかも沖縄っていう、方言がめちゃ難しいラスボスもいて!
- 辻本 やっぱり沖縄は方言が難しかったですね。沖縄県出身じゃないから、収録しながら「この発音で合ってるのか!?」って心配になりました(笑)。
夏にまつわる、プライベートエピソードを直撃!
- そんなシングル『帆を上げろ!』が、夏真っ只中のリリースということで、“夏”に関する質問を書いたクジを用意してきました。ひとつずつ引いて、質問に答えていただければと思います。
- 一同 イエーイ(みんなクジに夢中)!
- 辻本 やっちゃいますか!!
- 小林 クジの色がメンバーカラーになってる!
- 本田 クジを選ぶのに、メンバーカラーは関係ないんですよね?
- はい、ご自由に選んでください!
- 勇翔 まあ、でもやっぱり自分の色を取りたくなるよね。
- 辻本 えっ、どれにしよう!
- 小林 ん〜これ。
- 平松 これ!
- 辻本 ふぅ〜!!!
- みなさん、すでにクジを取ってくださって準備万端ですね(笑)。では、辻本さんから開けていきましょうか?
- 辻本 「この夏挑戦したいこと」! ん〜。
- 平松 (クジを見ながら)何て書いてあるのか気になる。
- 小林 自分のクジは見ても平気ですか?
- 辻本 ダメダメ! 見ちゃダメ!
- 小林 だって、「この夏挑戦したいこと」を、今考えているでしょ?
- 辻本 考えてるから! すぐ言う! すぐ考える! だから見ちゃダメ!
- 小林 (笑)。じゃあ答えて、せ〜のっ。
- 辻本 せ〜のっ、富士山登頂!!
- 一同 おお〜!
- 辻本 登りたいと思ってから5年くらい経つんですよね。お兄ちゃんが登っていて「楽しかったよ」って言っていたので、僕も登りたいなと思ってるんです。
- 小林 夏も登れるんだ?
- 辻本 たぶん。
- 本田 冬よりはいいかもしれないね。
- 小林 じゃ、辻の「この夏やりたいこと」は…。
- 辻本 富士山登頂!
- 本田 です、ってちゃんと言って?
- 辻本 です!!
- (笑)。ありがとうございます。では、続いて勇翔さんお願いします。
- 勇翔 「夏は山派? 海派?」。
- 辻本 どっち?
- 勇翔 僕は長野県出身なので、もう山は…めずらしくないんですよね。だからこそ、海に行きたいです。
- 本田 海水浴へ新潟まで行ってたもんね?
- 辻本 え、なんで新潟?
- 勇翔 僕が住んでいたところから、一番近い海が新潟だったんです。山は、とくに夏は湿気があってムシムシしていて、虫もいっぱいいて…。
- 辻本 ムシだけに?
- 一同 おぉ〜〜!!
- 勇翔 (笑)。です!