銀座でホステスのアルバイト歴を理由に日本テレビの内定取り消しを受けていた大学生の笹崎里菜さん(22)が起こした裁判は、急転直下、和解が成立。晴れて4月入社の権利を勝ち取った。これで全ての騒動が一件落着かと思いきや、一難去ってまた一難…。完全解決には程遠いありさまなのだという。

 「彼女がメディアに注目され話題になればなるほど、実は追い込まれてしまう可能性が出てきた。まさに悲劇の始まりかもしれない」
 と語るのは、ある芸能プロ幹部。そんな心配をよそに、日テレの制作現場からは未来の看板アナと目される笹崎さんを起用したいというオファーが数多くアナウンス部に寄せられている。
 「理由? 一番は視聴率です。潜在視聴率が既に10%以上もあると言われる彼女を、どの番組よりも先に出せば高視聴率が狙える。一連の裁判闘争で100億円以上の広告費に匹敵する効果を生み出し、しかも局アナなので出演料はゼロ。こんな美味しい素材を放っておく手はありません。帯の情報番組やゴールデン&プライム帯を担当するプロデューサー陣は連日、企画書を手にアナウンス部長を追い掛け回しています」(制作関係者)

 ところが、皮肉なことにこの人気が命取りになりかねないという。
 「笹崎さんフィーバーを苦々しい思いで眺めているのが、同僚や先輩の女子アナ陣。焼きもちと言ったらそれまでですが、最近の局アナはなかなか番組を持たせてもらえない。彼女を起用すればリストラされるアナも出てくる。120%イジメに遭いますよ」(日テレ関係者)

 “笹崎アナ”起用が取り沙汰されている番組は、以下のようなものが浮上している。
 「『スッキリ!』や『ZIP!』が有力視されている。また、視聴率がイマイチの『トリックハンター』や最近安定しなくなってきた『世界丸見え!テレビ特捜部』への抜擢が噂されている。それぞれ局アナが担当しているが、笹崎さんを起用すれば当然、今の女子アナはポジションを追われます」(放送作家)

 未来のアイドルアナ候補を巡るトラブルの可能性は、これだけにとどまらない。相も変わらずスキャンダルが狙われているのだ。
 「男性とのツーショト写真が存在するという話。しかも、その写真がとんでもなくハレンチなモノだというんです。すでに某誌にはこのネタを買わないかという話が寄せられている。100万円単位からの交渉のようですが、金額がもっと下がれば、信憑性は別として色々な写真がメディアを賑わすかもしれない」(事情通)

 第二の夏目三久にならないことを祈りたい。