さまざまなものが作られる現場に潜入し、日常からは見えにくい舞台裏を描くディスカバリーチャンネルの番組「舞台裏のスーパーテクノロジー」。シーズン8で紹介されるいくつかのテーマから、日本のトイレを扱った「温水洗浄便座」を紹介。

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ディスカバリーチャンネルで、長く視聴者に愛されている長寿番組がある。その名も「舞台裏のスーパーテクノロジー」。「How do they do it?」という原題の番組名から分かるように、さまざまな商品やシステムがつくられている現場に潜入し、普段の生活では見えにくいその舞台裏を描く番組だ。

7月に放送されるシーズン8でフィーチャーされるのも、わさび農場、和太鼓、巨大刑務所など、どれも覗いてみたくなるようなものばかり。11日(金)に放送される「温水洗浄便座」では、日本のTOTOの工場が取材されている。

ディスカバリーチャンネルの「外からの視点」は、わたしたちにとって当たり前の「日本のトイレ」をまったく別の視座で切り取る。日本では普及しているとはいえ(日本の7割の家庭で使用されているそうだ)、温水シャワーのシステムや便座の自動開閉などは、初めて見る者にとっては確かに奇妙だ。

いま、新たにオープンした商業施設を訪れると、「ハイテクトイレ」が必ずといっていいほど設備されている(特に女性は感じることが多いかもしれない)。その機能自体に驚くのはもちろん、化粧室全体がサロンのようなスペースになっていることもあり、独自に進化を遂げる日本のトイレにはなかなか不思議なところがある。

TOTOの工場の製造ラインを追っていくと、1つのトイレができるまでに想像以上の手間と時間がかかっていることが分かる。シンプルな便座ならばもっと簡単にできるかもしれないにも拘わらず、さまざまな機能を求め、進化し続けるトイレの姿には、わたしたちはいったい何を求めているのだろうと考えずにはいられない。

「舞台裏のスーパーテクノロジー S8」
ディスカバリーチャンネルにて、毎週金曜日20時〜放送中。

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