昨年は14人もの女子アナが異動や退社でアナウンス室から去ったが、今年はその反動からか、わずか4人にとどまった。

女子アナ評論家の戸部哲也氏が解説する。

「フジテレビの高橋真麻アナがステップアップのため、そしてテレビ朝日の前田有紀アナが海外留学を理由に、3月末をもって退社しました。通常、女子アナは寿退社がほとんどなので、ふたりはレアケースといえるでしょう。

対照的にその王道をいったのが、フジの本田朋子アナと松尾翠アナという2006年入社コンビ。本田アナはプロバスケ選手・五十嵐圭と、松尾アナは福永祐一騎手と結婚するため、9月末で局を後にしました」

結婚といえば、彼女たちのほかに幸せをつかんだ女子アナは3人いる。フジ・石本沙織アナが1月10日に1歳年上の一般男性との結婚を発表し、元TBSの青木裕子アナが3月27日にナインティナイン・矢部浩之と結婚。さらにテレビ東京の前田海嘉(みか)アナが6月6日、男子棒高跳びの沢野大地と結婚したのである。

また、予備軍としては、テレビ朝日の島本真衣アナが自民党・小倉將信(まさのぶ)衆議院議員との婚約を発表、来春にも結婚予定だ。

「今年、結婚や退社をする女子アナが少なかったのは、ひとまず昨年で世代交代が落ち着いたからでしょう。現在、各局とも中心となって活躍しているのは、カトパンをはじめとした2008年入社以降の若手。彼女たちが30歳を迎える2年後くらいに再び退社ラッシュがくるかもしれない」(前出・戸部氏)

そうならないことを祈りたい。