[画像] 逆転負けのガーナ代表監督「若い選手が多くて集中力がかけた」

 キリンチャレンジカップ2013が10日に行われ、日本代表はガーナ代表と対戦した。カウンターからガーナに先取点を許した日本だったが、香川真司、遠藤保仁、本田圭佑がゴールを奪い、3−1で逆転勝利を収めた。

 試合後、ガーナ代表のジェームズ・アッピア監督は、以下のように敗戦を振り返った。

―ワールドカップ予選のザンビア代表戦から主力メンバーが一部離脱したが、そのことが結果に影響したか?
「ザンビア戦後にけがをした選手がいた。そして、昨日も申し上げたが、(マイケル)エッシェンはザンビア戦の4日前に父親を亡くしたから喪に服すために連れて来なかった。それと、(ケヴィン・プリンス)ボアテングは元々ひざのけががあった。ザンビア戦の後、日本に来るのは2日かかるので体調不良や負傷で来なくていいと言った選手もいる。ただ、昨日も言ったが非常に大事なことは、強いチームには必ずしっかりとした控えメンバーがいる。だから、そういうチームを今は構築している。今日の試合のパフォーマンスは良かった。ただ、若い選手が多かったので、集中力がかけてしまった部分はあった。それでも、今はチームを作っている途中なので、そういう中で常に高いレベルを目指すという意味では今日の試合は非常に大事だったし、よくやったと思う。そうした高いレベルのチームを作ってワールドカップで率いていきたい」

―日本の1点目を挙げた香川真司の印象は?
「日本は非常に素晴らしいチームで、一人ひとりではなく、全員が素晴らしい選手だと思う。特に香川については、何も言う必要がない。いい選手で誰もが知っている」

―今日の試合についてどう思うか? 左サイドバックのハリソン・アッフルをMFで使った理由は?
「ハリソン・アッフルは代表で通常、サイドバックでプレーしている。ただ、彼はユーティリティプレーヤーなので、試合で与えた役割に対しては完璧にこなした。選手を1つのポジションに固定するのではなく、いろいろなポジションをプレーできることは極めて需要になる。特にトーナメントに出るようになると、そこがメリットになる。だから、選手全員に対しても満足している。ただ、こういう高いレベルでプレーするには、どうしても集中力を切らしてしまうと頭をガツンと殴られるような結果になるので、そこが大事。それ以外はいいプレーをしたと思う」

―アフリカとアジアのサッカーの一番大きな違いは?
「自分の考えだが、アフリカのチームはスキルがあり、フィジカルが強い。アジアはどちらかと言えば、スピードとスキルがある。ただ、スピードも大事。アジアの持っているスピードとアフリカの持っているフィジカルの強さ、それとスキルを組み合わせたチームを作ろうと思っている」