「KENZO(ケンゾー)」が2013-14年秋冬コレクションの広告に、女優の菊地凛子を起用した。今季の広告ヴィジュアルは、雑誌「TOILET PAPER(トイレット ペーパー)」のクリエイター陣と製作。YouTubeでは、シュールで独創的な広告製作の舞台裏を追ったメイキングムービーが公開されている。

ケンゾーの広告に菊池凛子の画像を拡大

 「KENZO」の2013-14年秋冬ウィメンズコレクションは、インドやネパール、中国の古代アジアの神殿からインスピレーションを得ており、神殿の上から東西南北に光線を放つ守護神EYE(瞳)がコレクションのモチーフとして多用されている。広告で菊地凛子は、EYE(瞳)モチーフのコレクションに身を包み、昆虫とともに標本として採集。また、別のカットでは顔中にEYE(瞳)がちりばめられている。

 「TOILET PAPER」は、アートディレクターのMaurizio Cattelan(マウリツィオ・カテラン)とPierpaolo Ferrari (ピエルパオロ・フェラーリ) 、Micol Talsoらがヴィジュアル中心の雑誌として2010年に立ち上げた。2012年にはニューヨークタイムス誌が選ぶトップ10の雑誌に選出。2013年6月にはPalais de Tokyoにエントランスに彼らのヴィジュアルがフィーチャーされた。