トルコが新たな黄金郷のようだ。ガラタサライがイタリアに来て、ショッピングをしている。まずはインテルにMFリカルド・アルバレスやDFマティアス・シルベストレを求め、おそらくミランにはDFルカ・アントニーニを求め、そして「最も大きな魚」、つまりMFヴェスレイ・スナイデルを狙っている。かなりの確率で、彼らはスナイデルを買うことになるようだ。

ガラタサライのブレント・トゥルンSD(スポーツディレクター)が、『Radyospor'a』で「スナイデルは24時間以内に返答するだろう。だが、99%の確率でこの移籍はうまくいく。ポジティブな感触だよ。インテルとはまったく問題ない。合意している。だが、選手がまだ決断していない」と話している。

地元メディアは数日前からスナイデルの移籍は確実としている。スナイデルはいわゆる一線級のクラブを望んでいたが、そういったクラブがインテルに獲得を求めに来ることはないだろう。そこで、マッシモ・モラッティ会長は9日、ガラタサライのオファーを受ける用意があると述べたのである。そして10日、スナイデルも取引を了承したようだ。

スナイデルの夫人、ヨランテ・カバウさんの問題もあった。かつてオランダで「ソフト・ポルノ」と称される映画を撮ったことが、トルコのファンダメンタリズムにとっては気に入らないことだった。スナイデル獲得に反対し、ガラタサライを批判する声もあったようだ。だが、スナイデルへの関心が具体的なことで、これも乗り越えたようである。