■第2笑『あるジーサンに線香を』
 毎日をつつましやかに生きているあるジーサン(笹野高史・菅田将暉)は、かかりつけの医師の新島から、日記をつけてほしいと頼まれる。その数日後、新島から、日記はとある実験のためのものだったと明かされる。それは若返りの実験で、若い女性(AKB48の宮澤佐江)との恋などジーサンの日常をがらりと変え――。
<プロデューサーのコメント>
 私の中で今一番輝いているジーサンです。内容的には「老い」というかなり切ないテーマですので、ストレートに見た人ががっつり落ち込んでしまうようなキャスティングにはしたくなかった。往年の大スターの老後に見えても見た人は落ち込むでしょうし、あまりにもリアルなおじいさんでも可哀想感がでてしまうでしょうし。今、現役で大車輪で活躍されてて、何と言ってもユーモラスなジーサンといえば、答えは一つ、笹野高史さん!! という感じでした。


第3笑『誘拐電話網』
 夫婦で蕎麦屋を営むカワシマ(三上博史、ミムラ)は、誘拐犯と名乗る男から身代金を要求される。しかし、カワシマ夫婦には子供はいない。反論する二人に対し、男は、身代金の要求はを誘拐した子供に関係なく、無作為に選んだという。知らない子供とはいえ、子供の命は守りたいが、身代金の要求に応じられないカワシマ夫婦が選んだ道とは――。
<プロデューサーのコメント>
 蕎麦屋のおやじが三上博史だったら?? ぶっちゃけますと、ホントに出てくれるのかなあ、ダメもとで理想の一番上から行こう! と脚本をぶつけてみました。最近では、どういう大きな政治で動かされているのかを内容より先に気にするキャストさんが多いのですが、純粋に自分が面白いと思えるかどうかで判断される俳優さんで、やはり、稀有な存在なのだと思います。

 この豪華なドラマを彩る主題歌にはトータス松本の「笑ってみ」が選ばれ東野流の一味違った笑いを完成させる極上のスパイスとなっている。

 『モテモテ・スプレー』は8月1日より、『あるジーサンに線香を』は9月1日より、『誘拐電話網』は10月1日よりJ:COMオンデマンド、auスマートフォン ビデオパス・スマートパスにて配信される。

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