12月17日発売となっているソニー・コンピュータエンタテインメントの次世代携帯ゲーム機『PlayStation Vita”(以下、PS Vita)』だが、発売まで1か月となってみんなもそろそろ購入を本気で考えなければいけないのではないのだろうか。そんな発売前の『PS Vita』がガジェット通信編集部にやってきたのだ。

●画面の綺麗さに驚き
起動して最初に感じたのは画面のでかさと繊細さ。今まで数々の携帯ゲーム機を触ってきたが、その幾分もの携帯ゲーム機よりも大きいのは圧巻だ。サイズは5インチとなっており、携帯電話で例えると『IS01』が同等の大きさになる。また有機ELを採用していることから、発色が明るく横から見てもハッキリと見ることができる。今回はサンプルとして入っていたサッカーの動画を観たのだが、繊細な紙吹雪映像もハッキリと確認することができた。


●『GRAVITY DAZE』はロンチに来て欲しかったクオリティ
お次はいよいよゲームのプレイ。最初は2月に発売予定の『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』(グラビティデイズ)を体験。序盤のチュートリアルを遊んでみたのだが、浮遊感ある操作感とグラフィックが圧巻。最初に出てくるボスを倒すところまで体験したが、これは『PS Vita』を牽引するタイトルになりそうだ。ロンチソフトでないのが残念だが、じっくり作り込まれたグラフィックと世界観は『PS Vita』ならではの物だろう。

そして同時発売タイトルの中でも最も期待が高いであろう『みんなのGOLF 6』を遊んでみた。本タイトルはシリーズ作なので安心して遊べることはもちろん『PS Vita』ならではの要素も追加されている。前面&背面タッチパネルをつまむようにプレイヤーごと持ち上げてティー位置を変更したり、背面カメラを使って背景をその場の背景と合成したりと面白い試みが追加されている。もちろんゴルフゲームとしての面白さは保証済みだ。

●チュートリアル的『サワリ・マ・ク〜ル!』と『ウェルカムパーク』
そのほか発売日同日に配信開始される『サワリ・マ・ク〜ル!』も体験。こちらは背面タッチや、モーションセンサー、カメラなどを使ったミニゲームが入っている。『PS Vita』発表時に同時にデモンストレーションとして流されたゲームがこれである。背面タッチを使って地面を持ち上げ、キャラクター(デビアンツ)を転がすゲームを観たことがないだろうか。実はこの『サワリ・マ・ク〜ル!』にそのゲームが入っているのだ。そのほかタッチパッドを使ったもぐらたたきのようなゲーム、モーションセンサー&カメラを使ったシューティングゲーム、モーションセンサーで制限時間内に地下洞窟まで降り、爆発を食い止めるゲームなどなど。『PS Vita』になれるには一番良いゲームではないだろうか。

●本体回りをチェック
本体回りだが、上部に電源、PS Vitaカードのスロット、アクセサリー端子(現在未使用)、ボリュームという並びになっている。また本体下にメモリーカードスロットがあり、本体左側にSIMカードスロットがある(Wi-Fi版の場合はない)。スリープは電源ボタンを押すだけでOK。長押しすると電源オフとなる。また充電中はPSボタンが光り充電中かどうか知らせてくれる。

以上が、2時間弱触ってみた感じのインプレッションだ。タイトルは『ニコニコ動画』をはじめ全25のゲームが同時発売となっている。
その他、『Skype』、『Twitter』や『Facebook』、『フォースクエア』などソーシャルアプリ系も順次リリース予定。
写真管理、写真の受け渡し、ビデオ再生、音楽プレイヤー、『torne(トルネ)』との連携などまだまだ可能性を秘めている『PS Vita』。こちらはWi-Fiモデル、3G/Wi-Fiモデルともに12月17日発売となっている。



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※上記『PS Vita』およびゲームタイトルは製品版でないため、仕様が変更される可能性があります。
※上記本体に映っている『みんなの GOLF 6』の映像ははめ込み合成ではありません。

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。