■第5試合 EXC世界ヘビー級王座決定戦／5分5R
アントニオ・ペイザォン・シウバ vs ジャスティン・エイラーズ
○[2R19秒／TKO]×

初代EXC世界ヘビー級王座決定戦は、ブラジル人のペイザォンにブーイングが浴びせられる。ペイザォンの右ローに、右ストレートを合わせようとしたエイラーズ。エイラーズが前に出たところで、ペイザォンのワンツーが待ち構える。ヘビー級とは思えない、スピーディーな拳の交換。続いてエイラーズの左がペイザォンの顔面をかすめた。

バランスを崩したエイラーズにハイキックを見舞ったペイザォンは、その後、距離を測ったようにテイクダウンに成功。亀の状態のエイラーズにパウンド、さらにワキ腹にヒザを放ち、試合を優勢に進めたペイザォンだが、ここで後頭部にパンチを落とし、ペナルティを受ける。

試合はスタンドに戻り、リスタート。ペイザォンのがぶりからのギロチン系のチョークを防ぎ、スタンドへ戻ったエイラーズ。ペイザォンの動きがやや鈍くなり、上半身が真正面を向き、ガードが開く。しかし、エイラーズも距離を詰めることができないまま1Rが終了した。

2R、エイラーズがリードジャブを放ったところに、一気に踏み込んだペイザォンの右クロスがヒット。ケージ際に吹き飛ばされ、背中を見せながらケージにしがみつくエイラーズ。構わずフックの連打を放つペイザォンは、エイラーズが倒れこんだところにパウンドを連打、自身が言うところの「歴史に残る」初代王座を手にした。

ちなみに、この初代EXC世界ヘビー級王座決定戦は、試合開始直後に米国東部時間の午後9時を迎え、CBS中継開始時間を迎えたが、CBSでのプログラムは録画していた前節を流し、延長中継されたSHOWTIMEでの中継が続いていた。

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