IFL(International Fight League)が3日(土・現地時間)、米国イリノイ州シカゴ郊外のシアーズ・センターで「World Grand Prix」を開催する。

IFLといえば、2006年4月の活動開始以来、MMA界にあって非常に珍しいチーム対抗戦を行ってきたプロモーション。9月に2007年シーズンは終了し、ヘンゾ・グレイシー率いるNYピットブルズが、チャンピオン・リングを獲得している。そのIFLにとって、ワールドGPは初の個人戦トーナメントになる。

チーム対抗戦が行われている5階級で、4人制トーナメントが実施され、参加選手は当然のことながらIFLの各チームから選抜される。これまでIFLの個人戦といえば、チームのコーチを務めるビッグネームたちの顔合わせか、開催地のローカル・ファイターと補欠選手が戦うものだったが、今回のワールドGPの実現は、チーム戦を重ねてきた結果、個人として台頭してきた実力者たちの存在が背景にある。