日本代表は、15日に敵地ジャカルタで行われたインドネシアとのW杯アジア最終予選に4-0で勝利した。
ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムでの一戦には、6万人ものインドネシアサポーターたちが駆けつけた。
『KOMPAS』によれば、インドネシアでは女性サポーターたちが代表戦をスタンドで観戦しやすい状況ができつつあるという。
「サッカーは男性の代名詞ながら、インドネシア代表の試合運営は女性や子供にとても優しいもの」になっているとのこと。
日本戦に足を運んだ女性サポーターのひとりであるグレースさんは、スタジアムで観戦した理由のひとつはセキュリティと語っている。
彼女は「女性がサッカーを観戦する際には、安全だと感じることが重要です。入場から観戦、そして帰宅するまで」と話しており、インドネシア代表の試合運営におけるガバナンスと管理は向上しているそう。
また、サポーターに二重認証を行うオンラインチケット販売のシステムが導入され、客引きや違法なチケット販売が抑制されつつあるとか。主催者が来場したサポーターの身元をデーターベース化できるようになったことで、サポーターたちが試合中により責任感を持つようになったとも。
「サポーターの連携が取れていることで、私たち女の子はスタジアムで一人で観戦することをためらわなくなります」と話すグレースさんは、女性サポーターが外出や帰宅時により安全に感じられるよう公共交通機関などの移動面でも改善が進むことを願っていたそう。