ナ・リーグ最優秀救援投手のヘルズリーは来季年俸12.5億円…トレード候補と番記者
カージナルスのライアン・ヘルズリー投手は今季、メジャー最多の49セーブをマーク。ナ・リーグの最優秀救援投手賞(トレバー・ホフマン賞)に輝いた。MLB公式サイトは有力球団へのトレード移籍の可能性を指摘。ドジャースも候補にあげている。
同サイトは「カージナルスはヘルズリー(の去就)を決断しなければいけない」の見出しでカージナルス番記者を務めるジョン・デントン記者の記事を掲載。今季65登板で7勝4敗49セーブをマークした30歳右腕について「世界最高の抑えとして評価されたかもしれないが、再建中のカージナルスは何人ものプロスペクトと引き換えにトレードをするかもしれない」と指摘。「この2シーズンプレーオフを逃したカージナルスは2025年は予算を削減して、若手の起用に方向転換することを計画している」と説明した。
年齢的にも「キャリア全盛だ」と説明。さらに米データサイト「Spotrac」によると、2025年は年俸調停権を持っているため、年俸は810万ドル(約12億5000万円)と予想されているとしている。
こうした要素はドジャース、ヤンキース、オリオーズ、フィリーズ、ブレーブスのような優勝を狙う球団にとっては「魅力的に映るかもしれない。球界最高の抑えを獲得するために、球団トップ30のプロスペクトを2〜3人放出するかもしれない」と予想している。
ドジャースは15日(日本時間16日)、球宴右腕のブルスダー・グラテロル投手が右肩関節唇の手術を受けたと発表した。剛腕の復帰は来季後半の見込みで、現状では今季の課題だった救援投手不足が解消されていない状況だ。14日(同15日)のMLB表彰式では美人妻のアレックスさんも話題になった。右腕の動向が注目される。(Full-Count編集部)