[画像] 磐田、降格の足音近づく3連敗 終盤反撃も及ばず…横浜FMのA・ロペスはハットで得点ランク首位浮上

 2024明治安田J1リーグ第29節延期分が16日に行われ、ジュビロ磐田と横浜F・マリノスが対戦した。

 降格圏の18位に沈む磐田は、17位柏レイソルと勝ち点差「5」。勝てば残留への望みがつながるが、負けると崖っぷちに立たされる必勝の一戦となった。

 試合の均衡が破れたのは5分、磐田が先制に成功する。自陣で相手のボールロストを回収してカウンターを展開。松原后、ジャーメイン良、渡邉りょうと素早くパスをつなぎ、最後はボックス内に走り込んだジョルディ・クルークスが渡邉の折り返しに右足で合わせて流し込んだ。

 横浜FMは21分、右サイドからのクロスに合わせて松原健がヘディングシュートを放ったものの、クロスバーに嫌われる。24分にはヤン・マテウスがこぼれ球を押し込んでゴールネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められない。

 その後も押し込む横浜FMは、アンデルソン・ロペスのシュートがクロスバー直撃、西村拓真の決定機逸などもどかしい時間が続いたが、前半終了間際に待望の同点ゴールを獲得する。永戸勝也の縦パスをオフサイドラインのギリギリで受けたA・ロペスが、相手GK川島永嗣との駆け引きを制した。

 同点で折り返すと、47分に横浜FMが逆転する。オーバーラップした永戸がペナルティエリア左からグラウンダークロスを供給。ゴール前の西村が合わせて押し込んだ。

 64分、横浜FMが大きな3点目を獲得する。コーナーキックの流れからヤン・マテウスがクロスを供給。ゴール前の密集のなかでボールを収めたA・ロペスが流し込んだ。さらに71分、植中朝日の絶妙なスルーパスに抜け出したA・ロペスがループシュートを沈めてハットトリック達成。A・ロペスは今季ゴール数を「23」に伸ばし、得点ランキング単独首位に浮上した。

 磐田は83分にジャーメイン良が見事なハーフボレーを叩き込むと、後半アディショナルタイム3分にはジャーメインが左からのクロスに合わせて1点差に詰め寄る。しかし、あと1点が遠く、3連敗の磐田は柏との勝ち点差「5」を縮めることはできなかった。一方の横浜FMは2連勝となった。

 磐田の次戦は30日に行われ、第37節でFC東京とホームで対戦する。横浜FMは27日にAFCチャンピオンズリーグエリートで浦項スティーラースとホームで対戦し、30日にリーグ戦で湘南ベルマーレと敵地で対戦する。

【スコア】
ジュビロ磐田 3−4 横浜F・マリノス

【得点者】
1−0 5分 ジョルディ・クルークス(磐田)
1−1 45+4分 アンデルソン・ロペス(横浜FM)
1−2 47分 西村拓真(横浜FM)
1−3 64分 アンデルソン・ロペス(横浜FM)
1−4 71分 アンデルソン・ロペス(横浜FM)
2−4 83分 ジャーメイン良(磐田)
3−4 90+3分 ジャーメイン良(磐田)


【ゴール動画】横浜FMアンロペ3発! 磐田はジャーメイン2発も及ばず…