一言で『子育て』といっても、1人1人個性は異なり、子育てに正解はありません。今回は筆者の知人が大切に育ててきた娘の結婚という門出を、台無しにしかけた旦那のありえない発言を紹介します。
2人の娘
私には2人の娘がいます。
長女は昔から好奇心旺盛で我が道を行くタイプ。大学進学を勧めたときは「私は早く働いてみたいんだ! だから大学には行かない!」と就職の道を選びました。
次女は長女とは性格が異なり、堅実的で将来の安定を考え、心配するタイプ。そのため「私は看護師になる!」と4年制の大学へ進学しました。
娘の結婚
数年前に長女が結婚した際、結婚祝いの金額は旦那に任せたのですが、旦那は長女にある程度まとまった金額の祝いを渡したようです。
それから数年経ち、次女も結婚することに。当然、長女と同じように結婚祝いを渡すものだと思っていたのですが……。
驚くことに旦那は次女に「次女の結婚祝いはナシだ!」と言うのです。
まったく理解が追いつかず、次女と一緒に旦那の言い分を聞くことにしました。
旦那の言い分では「次女は長女と違って大学まで行ったから、お金がかかった分、結婚祝いはしなくていいはずだ。」とのこと。
反論
私は旦那の浅はかな考えと、娘のめでたい行事を台無しにする発言に激怒。
大学自体は行っても行かなくてもいいとは思いますが、入試や4年間の大学生活、実習、国家試験とずっと努力していた娘を側で見ておきながら、大学に進学したことが悪いことかのような言い方をする旦那の意見は間違っていると思います。
以前から少し感じていたのですが、旦那は長女贔屓です。
早くから社会に出てお金を稼ぎ、自由に生きる長女は、それはそれで素晴らしい生き方だと思います。夫が長女を贔屓するのは勝手ですが、学歴を理由に結婚祝いに差が付くのは絶対に許容できません。
そういった私の考えを旦那にぶつけ、次女にも長女と同じ金額の結婚祝いを渡しました。
結果的には同じ金額の結婚祝いを渡せましたが、せっかくの娘の結婚という嬉しい場面に水を差された気分です。
【体験者:50代・女性パート、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。