ウクライナ国家安全保障国防会議の傘下にある「偽情報対策センター」のアンドリー・コバレンコ所長は4日、ロシアのウクライナ侵略を支援するために派遣された北朝鮮兵に対し、ウクライナ軍が露西部クルスク州で攻撃を加えたとSNSで明らかにした。
コバレンコ氏は「最初の北朝鮮部隊がクルスク州ですでに砲火を浴びている」と投稿したが、攻撃の日時や詳細な場所、状況については説明しなかった。
米政府によると、クルスク州には10月末までに約8000人の北朝鮮兵が配置された可能性が高い。ロシアと北朝鮮はいずれも派兵について認めておらず、死傷者が出ても明らかにする可能性は低いとみられる。
一方、露大統領府によると、プーチン大統領は4日、北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外相とモスクワで会談した。北朝鮮兵の派遣についても協議した可能性がある。