日本代表の久保建英は、2022年の夏に3年間契約をしていたレアル・マドリーからレアル・ソシエダに完全移籍を果たした。
この時、マドリーはある条項をソシエダと結んだ。久保がソシエダからどこかのクラブに移籍した際、発生する移籍金の50パーセントを受け取る権利、そしてこのレフティがオファーを受けた場合、優先的に交渉できる権利だ。1試合もプレーさせずに手放したものの、ソシエダでブレイクする予感があったのかもしれない。
つまりマドリーは、契約解除金6000万ユーロ(約96億円)の半額、最大でも3000万ユーロでこのMFを獲得できる。格安といっていいだろう。
だが、スペインメディア『GOL DIGITAL』によれば、マドリーはソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得を狙っており、契約解除金6000万を減額するため、この権利を放棄する可能性があるという。
「マドリーはバスク人MFとの契約をとても真剣に受け止めており、日本人ストライカー獲得の可能性を放棄するほどだ」
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そう伝えた同メディアは、「日本人ウインガーのタケ・クボがソシエダでプレーすることになってすでに2シーズン半が経ち、不確実性よりも確実性のほうが多く残っている。日本のスターがバスクのチームで獲得したレベルは本当に驚くべきものである」と活躍ぶりを評価。こう続けている。
「アノエタに到着したときの価格は750万ユーロだったが、現在は5000万ユーと見積もられていて、6000万ユーロの契約解除条項も付いている。ソシエダと締結した契約では、フロレンティーノ(・ぺレス会長)は将来の売却額の50%を留保していた。つまりマドリーにとっては3000万ユーロだ。ただし、そのお金はスビメンディの価格を下げるためにソシエダの金庫に送られることになる」
この権利を放棄すれば、最大で6000万ユーロがかかるため、久保がマドリーを再獲得する可能性はほぼないと見ているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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