[画像] “美尻の神様”プロビキニ選手に密着!ラスベガスでの世界大会出場なるか?

毎週土曜日 午前10時30分から日本テレビにて放送(関東ローカル/TVerにて最新話を無料配信)ヒロミ、小泉孝太郎がMCを務める「オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます」。

街頭インタビューで名前が挙がった、その人にとっての“神様”の中から、特に気になる神にスタジオにお越しいただく当番組。

以前の放送では、東京・巣鴨で出会った57歳・トレーナーの女性が、自身の“神様”について「FWJ(Fitness World Japan)のビキニ部門の大会に出ていて」「腰からお尻にかけてのラインがとてもステキ」「ヒップラインがまんまる」と紹介してくれた。その“神様”とは、プロビキニ選手・サリーアン加藤さん。

その際の放送でスタジオにも登場したサリーさんは8月に大会があると明かしていたが、今回はサリーさんの大会までの準備と当日の様子に密着した。

世界98都市で開催される世界大会予選の一つ・日本大会に優勝したただ1人のみが出られるのが、毎年冬に年一回アメリカ・ラスベガスで開催される筋肉の最高峰を決める世界大会「OLYMPIA」。最高賞金は6000万円。古くはあのアーノルド・シュワルツェネッガーさんが優勝したこともある大会。全部門で日本人の優勝は未だゼロ。サリーさんが言っていた「8月の大会」とは、この世界大会出場をかけた日本大会のこと。

まずはサリーさんの愛知・名古屋にあるご自宅へ。ディレクターがこの日のスケジュールを聞くと「今日は結構ハードな日で、これから朝の体のコンディションチェックして、有酸素(運動)してからすぐ朝ごはんを食べて、ジムに向かいます」という。

朝一番に行うのは、鏡の前でのコンディションチェック。「お尻の出方が減量の目安になっている」という。そして自宅の中にあるトレーニングスペースへ。「有酸素(運動)は(フィットネス)バイクが基本ですね。ちょっと重くしてダッシュで15秒漕いで45秒流す感じで心拍数上げてます」とのこと。漕ぐペースに緩急をつけることで、常に脂肪が燃焼しやすい状態をキープできるのだ。

漕ぎ続けること1時間。おなかのバスキュラリティ(血管の浮き上がり方)についてディレクターが感想を伝えると、「汗出たからっていうのもあります」「あと、血流が良くなって血管が膨張してる」とその理由を解説したサリーさん。

汗をたっぷりかいたあと補給するのが特製のドリンク。ドリンクに入れるのは、体内の乳酸を分解する効果のあるクエン酸、筋肉の分解を抑える効果のあるアミノ酸(EAA)、疲労回復や食後の血糖値を抑制する効果のあるお酢&レモン汁。

朝食は、カロリーオフの玄米・ロウカット玄米。「同じご飯の量でもカロリーが低いって言われている」「今はPFCで管理しているのでお米の量もしっかり測って」とサリーさん。PFCとはP:Protein(タンパク質)、F:Fat(脂質)、C:Carbohydrate(炭水化物)の3大栄養素のことで、サリーさんによると、ダイエットしている方はタンパク質5、脂質2、炭水化物3のバランスで摂るのが効果的だそう。

朝食にこの玄米とささみ2本をたいらげ、自宅から10km離れたジムに自転車で向かう。ジムでのトレーニングコーチ・柏木三樹さんはこれまで100人以上の女性選手を優勝に導いてきた。「柏木さんは女性の体作りで絶対に日本一だと思う」とサリーさん。2時間のトレーニングを終え、再び自転車で40分かけて帰宅。

このような過酷なトレーニングを続けること3か月、まるで別人の体型となったサリーさん。残り1か月はお尻の脂肪は減らさず丸く、ふくらはぎを細くするなど、食事と有酸素を中心に微調整を行った。

大会前日、東京・渋谷で行われたのは大会出場の全選手が集うファンミーティング。プロボディビルの世界では大会で活躍すると大勢のファンがつき、自身のフィットネスブランドが大行列となったりパーソナルジムの予約が殺到したりと、年収億越えとなるトップ選手も少なくない。サリーさんにも長蛇の列ができ、小学生のファンから手紙をもらう一幕も。

そしてこの日本大会、なんと過去世界大会3連覇のアシュリー・カルツワッサーさんが出場。会場の規模やステージの照明など世界トップレベルの日本大会には例年世界各国の強豪が集結し、アシュリーさんも参戦。予選ではあるが世界大会の様相なのだ。

大会当日、前列のVIP席の価格は10万円。一番安い後列も9000円だが即日完売し、1500人のファンが集まった。

舞台裏ではサリーさんの弟で同じくプロ選手であるエドワード加藤さんの姿が。「自分が出てるよりも緊張する」とエドワードさん。するとそこへ現れたのが王者・アシュリーさん。「ライバルはいないわ。自分自身と戦うだけ」とインタビューに答えてくれた。

ビキニ部門には世界中から集まった21人が出場。審査方法は、まず1人ずつ約30秒間のフリーポーズ。

続いて複数人を同時に審査する比較審査。選手全員で同じポーズを取り、どこの部位が優れているかを比較される。サリーさんはアシュリーさんの真横で、自慢のお尻を存分にアピール。

比較審査終了後、21人のうち上位8人が選ばれる。サリーさんは見事この第1関門を突破。そして、選ばれた上位8人でさらに比較審査があり、世界各国の強者たちの中からただ1人の王者が決められる。

審査を終えて「出し切れた。今ある私を出せたから大満足ですね」とサリーさん。続いての審査では上位5人が番号順に呼ばれていくが、サリーさんは残念ながら呼ばれず6位。そしてさらなる審査を経て優勝したのはアシュリーさん。審査員によると、全身の筋肉が最もバランスよく鍛えられていたことが評価されたという。

大会を終えたサリーさんは、長い減量のご褒美に仲間と爆食い!大会を控え禁酒していたがビールも頂き、様々な料理を満喫し「とろける」と幸せそうに感想を語った。