[画像] 「歴代最大級の楽観主義だ」日本と対戦する中国のメディア、“死の組ではない”との強気姿勢に韓国皮肉!「ホームで我々に0−3で大敗したのを忘れたのか」【W杯最終予選】

 6月27日に2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選の組み分けが決定し、中国は日本、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、インドネシアと同組となった。

 ワールドカップの常連国である日本、豪州、サウジアラビアと同居する「死の組」に入り、中国のメディアやファンからは悲観的な声が上がっている。

 そんななか、中国のポータルサイト『捜狐』は6月29日、「中国は死の組だと言う人々はサッカーを理解していない」と題した記事を掲載。次のように伝えた。

「近年、中国サッカーは特に国際大会での活躍が注目を集めている。しかし、中国代表が入ったグループについて話すとき、多くのファンやメディアは中国が直面する困難を説明するために、『死の組』という言葉を使うのを好む。多くの人、特にいわゆる偽のファンはサッカーを理解していない」

「これらのファンの90%は偽のファンだ。彼らは直接試合を観に行ったことはなく、フィールドに何人の選手がいるのかさえ知らないが、SNSで飽きることなくコメントをしたり、代表チームを嘲笑したりしている」
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 同メディアは二次予選で、韓国のアウェー戦で0−1だったのを引き合いに出し、「韓国のような強豪チームと対戦したとき、主力選手のウー・レイがいなくても、わずか1失点だった。この成績は、中国が強豪と渡り合える能力を持っていることを示している」と主張した。

 この記事を受けて、韓国メディア『MKスポーツ』は「中国メディアが歴代最大級の楽観主義」とこき下ろしている。

「『韓国遠征で証明した中国、強豪と競う能力を備えた』と、捜狐に最近面白い記事が上がってきた。2026北中米ワールドカップ・アジア最終予選に乗り出す中国に対してポジティブ、いや楽観主義でいっぱいの内容の記事が掲示されたのだ」

 同メディアは「中国は今回の最終予選で『死の組』に属した。日本とオーストラリア、サウジアラビア、そしてバーレーンとインドネシアなど1勝も保証できない対戦国に当たった。日本とオーストラリア、サウジはアジアを代表する強豪、中国とのマッチアップで彼らはトップドッグだ。バーレーンやインドネシアも同じだ」と指摘した。
 
『MKスポーツ』は「中国内でも『死の組』に絶望する反応が少なくない。ブランコ・イバンコビッチ監督も新しい帰化選手が必要だと戦力強化に切実な姿を見せた。それだけ現在の戦力ではワールドカップ本選進出が難しいことを意味する」と見解を続けている。

「しかし、捜狐では全く違う内容の記事が上がってきた。この記事では『死の組』に絶望する中国ファンをひねった。彼らが『偽のサッカーファン』であり、サッカーについて理解していないということだ」
 
 そして、「中国が韓国とのアウェー戦で0−1と敗れたのが彼らにとっては楽観主義の基準となったようだ。自分たちのホームで0−3と大敗したのは忘れたままだ」と皮肉りつつ、こう締め括っている。

「もちろん希望を持つのは間違ったことではない。中国が『死の組』で必ず崩れるという保証もない。結局、彼らがどのプランを持っているかによって運命は変わる」

 その中国は9月5日に開催される第1節で、日本と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部