海外移籍のため浦和レッズ退団が決まったDF酒井宏樹とDFアレクサンダー・ショルツが30日のJ1第21節・磐田戦(◯3-0)終了後、埼玉スタジアム2002のピッチに姿を見せ、3年間にわたって共に過ごしてきたファン・サポーターに挨拶した。
元日本代表の酒井は2021年6月に浦和に加入し、昨季からはチームキャプテンを担当。今月24日、海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することがクラブから発表されていた。移籍先は明らかにされていないが、ニュージーランドから豪州Aリーグに参戦するオークランドFCへの移籍が決定的だと報じられている。
挨拶は酒井らしく、約1分強のシンプルな決意表明だった。
「皆さんこんばんは。この雨の中、僕らの話を聞くために待っていただき、本当にありがとうございます。選手の皆さん、このように話しやすい環境を作っていただき本当にありがとうございます。皆さんと僕が取りたかったタイトルをこの地で一緒に取れたこと、本当に誇りに思います。これから先、チームは変わりますが、今後必ずまたこの地で、今度は相手選手として皆さんの大ブーイングを聞いてプレーしたいと思います。3年間ありがとうございました!」
2023年5月に埼玉スタジアムで行われた決勝を制して獲得したAFCチャンピオンズリーグ優勝の偉業を振り返りつつ、再びACLの舞台などで浦和の地に帰ってくることを誓った。
元デンマーク代表のショルツも21年夏の移籍で浦和に加入。Jリーグ最高のCBとして評価され、22年はJ1優秀選手賞、23年にはベストイレブンに輝き、22年度のACL制覇にも大きく貢献した。チーム離脱が発表されたのは28日と急転直下の移籍。カタールのクラブへの加入が報じられている。
ショルツは在籍中に学んだ日本語で、通訳を通さずにサポーターに挨拶した。「3年間、135試合、21ゴール、勝った時、負けた時。どうやって、この深い複雑な気持ちをうまく表現できない。ずっといると思った。しかし3年前、笑顔で来ました。今日もここから笑顔で行きたい」。感情を込めて言葉を紡いだ名手は最後に「We are REDS!」と力を込め、酒井と2人でサポーターのもとに向かった。
(取材・文 竹内達也)
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