日本代表で10番を背負うMF堂安律(フライブルク)が28日、東京都内でプーマの新作スパイク『ULTRA 5』の発表会『PUMA FASTER INNOVATION LAB』に出席し、27日に決まった北中米ワールドカップアジア最終予選の組み合わせに言及した。

 日本は27日に行われた最終予選の組み合わせ抽選会でC組に入り、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同居。中央アジアや北朝鮮への過酷な遠征や、韓国が入った“オール中東勢”の組み分けは回避したものの、唯一カタールW杯出場国が3か国揃うレベルの高いグループに入った。

 シーズンオフ中の堂安はジムで身体を動かしながら抽選会の動向を見守っていたといい、「タフなグループに入ったなと。でもそう来なくっちゃという強い意志を持っている」と力強い言葉。「アジア杯で悔しい思いをしているので、その思いを晴らせるように、そしてまたアジア最強だとみんなが思ってくれるように頑張りたい」と意気込みを口にした。

 イベントでは鄭大世氏、同じスパイクを着用するFW福田師王(ボルシアMG)、大学駅伝部の選手たちとのトークセッションを実施。鄭大世氏に勝負強さの秘訣を問われた堂安は「みんながそう言ってはくれるけど、僕自身はそれほど意識していることはない」としつつも、「俺は持っていると思いながらプレーしているし、70分、80分消えていても1秒で点とったらチャラでしょと思いながらプレーしている」と結果へのこだわりを口にした。

(取材・文 竹内達也)