米経済誌フォーブスは16日(日本時間17日)、2024年版スポーツ長者番付を発表。ドジャースの大谷翔平投手(29)が野球選手で最高の13位で、公表された上位50人の中で唯一日本勢でランクインした。大谷は8530万ドル(約132億2150万円)を稼ぎ、うち6000万ドル(約93億円)はフィールド外での収入だった。1位はサッカーのC・ロナウド(39=アルナスル)で2億6000万ドル(約403億円)だった。

 過去12カ月の給与、スポンサー収入などで算出。2位はスペイン人ゴルファーのジョン・ラームで2億1800万ドル(約337億9000万円)、3位はインテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシで1億3500万ドル(約209億2500万円)だった。NBAのスター選手、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズとミルウォーキー・バックスのジャンニス・アンテトクンポがそれぞれ4位と5位にランクインした。

 NBA選手は上位50人中19人と最も多くの選手がランクイン。NFLでは11人で2位、サッカーは8人で3位だった。野球界からは大谷以外にマックス・シャーザー(レンジャーズ)が5990万ドル(約92億8450万円)で28位に入った。

 昨年のランキングでは、大谷は昨年は7000万ドルで16位。ロナウド、メッシ、ネイマールのサッカー選手がトップ3を占めていた。

 フォーブスは「世界で最も稼いだアスリート50人の合計額は、税金と代理店手数料を差し引く前の過去12カ月間で推定38億8000万ドルで、過去最高だった昨年の34億4000万ドルから13%増加した。中東マネーがスポーツ界に流入し続けていることもあり、およそ76%にあたる29億4000万ドルが現場での収入(給与、ボーナス、賞金)によるものだ。残りの24%の9億3600万ドルは、彼らの出演、ライセンス、記念品収入、その他のビジネス活動によるもので、前年比13%減の10億8000万ドルとなっている」と総評した。

 SNS上では大谷の上に12人も選手がいることに「想像がつかない世界」「上には上がいる」と驚きの声や、フィールド外での収入が大谷の収入の多数を占めることに「大谷君はCMや広告の収入が凄い」との声があがった。また「スポーツ選手の年俸インフレがエグ過ぎ」「マザーズ銘柄どころか下手な東証スタンダード並の売上よ」と企業の売上高と比較する声もあった。