2023年も残すところわずかとなりました。街を見渡すと、クリスマスや忘年会に関する装飾やチラシなどが増え、年の瀬を実感する人も多いかと思います。

新年を迎えるにあたって恒例となっているのが「年末の大掃除」。Xでも掃除や片付けにまつわる悩みやライフハックなどの投稿は数多く、関心の高いテーマとなっています。年内に片付けたいと思いつつも、目の前にそびえる荷物の山を見て躊躇している方は、参考にしてみると良いかもしれません。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「年末の大掃除」について掘り下げます。

「一か所だけ片付ける」「ご褒美は必要」...無理をしない片付け方法とは

日頃から部屋をこまめに掃除している人はともかく、片付けが苦手で部屋に物をため込んでしまう人でも実践できる片付け方法はあるのでしょうか。Xでは、そんな物で埋め尽くされ足の踏み場のない、いわゆる「汚部屋」の住人を自称するユーザーが「3日以内に、人を呼べるくらいスッキリ片付いた部屋にする」方法を投稿し、注目を集めました。

そのユーザーが投稿した4枚の画像には、「三連休を使って本気で片付ける」ためのアドバイスが解説付きで紹介されています。たとえば「片付けるのは一か所だけにする」の項目では、部屋全体を片付けようとすると挫折するので「キッチンだけ」「机周りだけ」と片付ける場所を1ヵ所だけにすれば、手を付けやすいと伝えていました。

また、アドバイスの最後には「ご褒美は絶対いる」という項目も。片付けが終わった後に美味しいものを食べてがんばった自分を労うことで、次の片付けへの意欲が高まるという趣旨のようです。投稿を読んだユーザーからも「このメモは参考になるね」などと高評価。「やるか...本気の片付け...」と掃除をする気になった人も見られました。

無理せず自分の出来る範囲で、少しずつ片付けを進めるのが効率的かつ近道と言えるかもしれません。

明日から3連休だから部屋を片付ける!と思っている人へ...「3日以内に人を呼べるくらいの部屋にするためのメモ」が参考になる - Togetter

断捨離「お金で解決できるものは捨てる」は必ずしも当てはまらない?

大掃除にあたって求められるのは物を捨てる勇気、いわば「断捨離」です。断捨離の極意の一つに「金で解決できるものは捨てる」という考え方がありますが、必ずしもそうとは限らない事例に頭を悩ませるユーザーの投稿が、Xで話題になりました。

「金で解決できるものは捨てる」と断捨離で10代に集めたCDを捨てたが、その後アーティストが逮捕されて配信でも聴けなくなってつらい - Togetter

そのユーザーはまさに断捨離の極意に従い、10代の頃に集めた好きなアーティストのCDアルバムをすべて捨てたそう。また聴きたくなっても買い直せばいいし、今なら音楽配信サービスを利用することもできます。ところが、その好きだったアーティストが不祥事で逮捕されてしまい、楽曲はレコード店や配信サービスから姿を消してしまうことに...。「聴きたくても聴けなくなってつらたん」と心境を吐露しています。

他のユーザーからも「これがあるからCDは捨てらんないよね」と同情する声が。かといってCDを持ち続ければ良いかというとそうとは限らず、CD自体の経年劣化による寿命を迎えるパターンもあるそう。中には「金で解決出来るものは捨てることが断捨離の極意、というのは間違ってないけど、やり方を間違えてると思う」と説き、別の保存方法にお金を使うことを勧めるユーザーもいました。

この話題はCDに限らず、本やDVDなどの映像ディスク、楽器、車など、およそ趣味に関するものすべてに対して言える話かもしれません。「お金で解決できるものは捨てる」は断捨離の極意ではあるものの、「お金で解決できないものもある」ことは胸に刻む必要があると考えさせられる話題でした。

「断捨離は本人の断りなくやってもいい」に反論の声

大掃除を始めたものの、片付けるべきか判断に迷うのが家族などの持ち物。Xでも、断捨離をする際の「おもちゃの要・不要」について議論がかわされました。

【断捨離】おもちゃの要・不要は、子どもに聞かずに親が判断 - Togetter

事の発端は、過去にあるユーザーが「おい そんなん許さんぞ」というコメントと共に投稿した、断捨離にまつわる雑誌の記事。そこには「おもちゃの要・不要は、子どもに聞かずに親が判断。」という見出しが書かれ、「同じようなものが重複しているから数を減らすのが片付けのポイント」という趣旨で綴られているようです。

この内容に、「同じものなら捨てるってのはわかるが、同じようなものを捨ててはいけない」などと多くのユーザーが反発。たしかに、興味や知識がない人には同じように見えるものでも、それを集めている人にとっては全然違う内容のものである可能性はあります。子供にとってもそれは同じで、実は思い出の詰まった大切な一品だった場合、本人の同意なく勝手に処分されるのは気の毒に思えます。

この投稿に対しても、「ホイホイ捨てられてよく泣いたっけ...」「こういうことをやられると、生涯トラウマになってしまうのがわからんのか」などと、親に無断で物を処分された経験のある人たちの悲しみと恨みの声が相次ぎました。断捨離には思い切った決断が必要ですが、自分のものではなく家族のものを捨てる場合は、思わぬトラブルを引き起こさないためにも、きちんと本人に許可を得ることが必要だということが伺えます。

ただでさえ一年で最も忙しいと言われる師走の年末シーズン。大掃除に取り掛かるのは労力が必要で、かといって無断で人のものまでどんどん処分すればトラブルを招きかねない...。Xには片付けのヒントや断捨離の問題などが多数話し合われているので、これらを参考にして自分にあった方法が選べると良いかもしれません。

以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

明日から3連休だから部屋を片付ける!と思っている人へ...「3日以内に人を呼べるくらいの部屋にするためのメモ」が参考になる - Togetter

「金で解決できるものは捨てる」と断捨離で10代に集めたCDを捨てたが、その後アーティストが逮捕されて配信でも聴けなくなってつらい - Togetter

【断捨離】おもちゃの要・不要は、子どもに聞かずに親が判断 - Togetter