トヨタ新型「最小・最安級コンパクトカー」発売に反響多数

 2023年9月1日、トヨタのブルネイ法人は、新型「WIGO(以下ウィーゴ)」を発表しました。

 最小・最安級コンパクトカーの登場に、ユーザーからはさまざまな反響が寄せられています。

小さいけど意外と高い? トヨタ最小・最安級の新型「ウィーゴ」

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 ウィーゴは、インドネシアで生産されるコンパクトハッチバックモデルで、他の地域では「アギア」など別の名称で展開されています。

 初代モデルは、ダイハツとの協業により2013年に登場し、ダイハツからは「アジア」「アイラ」といった名称で販売されています。

 今回登場した新型ウィーゴは、フルモデルチェンジを遂げた2代目で、ベトナムやインドネシア、フィリピンではすでに投入されているモデルです。

 ボディサイズは、明示されていませんが他市場と同様に全長3760mm×全幅1655mm×全高1515mmであると考えられ、ブルネイで販売されるトヨタ車の中で最もコンパクトで安価な、エントリーモデルの位置づけです。

 エクステリアは、よりアグレッシブでスポーティなデザインへと進化し、シャープなLEDヘッドランプ、縦型LEDイルミネーションランプが装備され精悍な印象を高めています。

 インテリアは、インストパネルやドアトリムに立体感のあるデザインを採用し、高級感を高めています。

 パワートレインは、最高出力65.7馬力・最大トルク85Nmを発揮する1.0リッター直列3気筒エンジン。これに組み合わせるトランスミッションはCVTです。

 ボディカラーは、ホワイト、グレーメタリック、レッドマイカメタリック、ブラックの4色が展開されています。

 価格は、2万3955ブルネイ・ドル(約260万円)からです。

 ウィーゴの登場にユーザーからは、「ヤリスより小さいってかなり小さいね。操作性良さそうだな」といった声のほか、「軽で200万円の値がつく時代かー」「最小・最安のコンパクトカーでさえ“高値の華”だな」「260万円かー小型車も高くなったなあ」など、価格設定に高額と感じるユーザーの意見も見られています。

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 海外市場でさまざまな形で展開されているウィーゴですが、国内では販売されておらず海外専売車種となっています。

 日本には同様のサイズの車種として「パッソ」が展開されていますが、トヨタ公式HP上で9月下旬の生産終了が告げられており、まもなくラインアップから消失すると思われます。

 その穴を埋める形で、新型ウィーゴを導入するのはひとつの手といえるかもしれません。