夏の甲子園(第105回全国高等学校野球選手権大会)を2023年8月23日、慶応義塾(神奈川)が制した。連覇を目指す仙台育英(宮城)を破り、107年ぶり2度目の優勝を果たした。

SNSでは、大会史上初となる決勝戦の先頭打者本塁打を放った慶応・丸田湊斗外野手(3年)に大きな注目が集まった。選手としての実力に加え、炎天下で活躍するのにも関わらず「美白」であると話題になっている。

そんな丸田選手が利用しているのが「ニベア」の日焼け止めだという。J-CASTニュースの取材に対し、ニベア花王は「大変ありがたいです」と受け止める。

「日焼けも疲労と見做して対策してるの偉すぎる」

大きな活躍を果たした丸田選手について、SNSでは「美白プリンス」という愛称が広がっている。スポーツ紙が丸田選手にインタビューすると、「日焼けはやけどなので、そこに疲労回復が使われるから、日焼け止めはしっかり塗るようにしている」と、疲労対策としての側面からも日焼け止めを活用していることを明かしたという。その後、ニベア花王の日焼け止めを用いていると報じられた。

SNSでは「時代やなぁと思ってたら違った方向に意識が高かった」、「日焼けも疲労と見做して対策してるの偉すぎる」などと驚く声が広がっている。

日焼けと疲労にはどのような関係があるのか。取材に対しニベア花王研究所グループマネージャーの淵江悟さんは、「最近の研究では、局所で生じた炎症が全身に影響を及ぼすことが分かってきています」と述べる。

「皮膚は最大の臓器と呼ばれており、その影響は大きく、日焼けにより生成された炎症性の物質は血管などを通じて全身に運ばれます。そこで疲労感につながる症状が生じると考えられています。さらには、そのリカバリのために、多くの栄養素が消費され、十分な休息が必要です。強い日差しの下での運動は、紫外線の影響を直接受けるため、日焼けにより将来的な皮膚ガンのリスクを上げるだけでなく、疲労感につながり、パフォーマンスの維持や疲労回復の点においてもデメリットとなるため、日焼け止めの使用をおすすめします」

効果的に日焼け止めを用いるには

効果的に日焼けを防ぐためには、ムラなく塗布し、2〜3時間おきにこまめに塗りなおすのが良いという。汗をかくとムラになりやすいため、運動前に塗ることを推奨する。強く擦ったりタオルで拭いたりした後など、日焼け止めが取れたと感じたタイミングでも塗りなおすのが良いという。

ニベア花王ブランドマネージャーの中平美和子さんによれば、日焼け止めにはたくさんの種類があるが、野外スポーツをする場合には汗や水に強いウォータープルーフタイプがおすすめだという。昨今はスポーツシーンなどで活躍する男性向け商品も展開しているという。

丸田選手が、ニベアの日焼け止めを用いているという報道については、次のように受け止めた。

「社内では特に販売部門が全国におりまして、全国の支社から記事を見たよ!ということで声が届いております。またSNS上でも、ニベアの日焼け止めについてたくさん話題になっているのを拝見しており大変ありがたいです。」