忙しい日々の中で家事をこなすのはたいへんですよね。テーブルの片づけ1つとってもそう……。体感的に「2割くらいの労力を減らせたらいいのに」と思うことも多々。そこで、整理収納アドバイザー兼ビジュアルコンサルタントの能登屋英里さんに家事を上手に手放す工夫を教わりました。

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■ふたつきの箱とオープンなカゴ、2つをセットで置けばすぐにすっきり!

すぐに散らかってしまう、というお悩みの声も多いテーブルの片づけについて。

「テーブルは面が広くて高さもちょうどいいだけに、つい一時的にものを置きたくなりますよね。そして1つ置くと、2つ、3つ……と、どんどん滞留します。そこで私が提案したいのが、ふたつきの箱と中身が見えるカゴのダブル置き。一時置きされがちな文房具や薬など『使用頻度は高いけど、バラバラとテーブルの上に広げると見栄えの悪いもの』と、お菓子やハンドクリームなど『一度しまいこむと、ついつい賞味期限が切れたり使うこと自体を忘れてしまうもの』に大別されます。この2種類のものをそれぞれ収納できるよう2種類のかごを準備するのです。その上で必ずどちらかに入れるようにすると、ゴチャ見えもなくなりリビングの視界がすっきり! 片づけに迷う時間も減り、秒で片づきますよ。この2つに当てはまらないものはテーブル以外に指定席を作ってください」

ちなみに、能登屋さんのお宅のふたつきの箱には毎日のむ薬やサプリメントが。

「ここに学用品や鍵、返事をしないといけないプリント、DMなどを入れてもいいですよ。余裕のある大きさの箱のほうが、ものがあふれにくくて使い勝手もいいのでおすすめです」

能登屋英里

ビジュアルコンサルタント、整理収納アドバイザー。築50年52m²のマンションで、無駄なく心地よい暮らしを提案。夫、小学1年生の娘との3人暮らし。

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撮影=木村文平 文=田中理恵