胸にQRコードが付いたユニフォームが話題となっている。

様々なクラブやサプライヤーが色々な取り組みを行い、特別なユニフォームを作ることはよくあること。先日は、バルセロナがスポンサーの『Spotify』との取り組みの一環で、レアル・マドリーとのエル・クラシコで特別仕様のユニフォームを着用していた。

スポンサー絡みで仕様が変わることはよくあるが、プレミアリーグのブレントフォードが着用した特別仕様にユニフォームは、胸の部分にQRコードが付いているという斬新なものだった。

今シーズンのホームユニフォームの胸の中央部分にハート型のQRコードが置かれたユニフォーム。これは心肺蘇生法(CPR)を学ぶ意識を高めるための施策だったようだ。

19日に行われたプレミアリーグ第12節のチェルシー戦で着用されたが、これは「Restart a Heart」キャンペーンの一環とのこと。CPRと除細動の基本知識を持つ人が増えることで、人々の生存率を高めようという目的の下で行われた。

ハート型のQRコードを撮影すると、心肺蘇生法を行い、命を救う方法が簡単に学べる動画に誘導されるという。

また、このハート型のQRコードは、選手のユニフォームだけでなく、スタジアム周辺のスクリーンやクラブのデジタルプラットフォーム、マッチデープログラムの表紙にも採用。スタジアム周辺では心肺蘇生のデモンストレーションも行われていた。

イギリスでは、毎年3万件以上の病院外での心停止が発生。CPRと除細動を行わない場合、1分ごとに生存率が10%低下していくとされている。

調査によれば、74%の人がCRPの実施方法を学んでいるものの、実際に誰かの命が危機に晒された場合に行う自信がある人は、44%しかいないという。

非常に意義のある特別仕様のユニフォームは大きな話題に。普段と違うユニフォームであれば、注目してみるのも良いかもしれない。

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