ビルボード誌の「2020年最も稼いだミュージシャン」が発表され、テイラー・スウィフトが1位に輝いた。コロナ禍でライブが行えない状況の中、テイラーは2018年の9960万ドル(約109.8億円)には及ばないものの、この1年で推定2380万ドル(約26.2億円)を稼いだという。

内訳はコンサート収入が0、ストリーミング配信で1060万ドル(約11.7億円)、レコードセールスで1000万ドル(約11億円)、出版物で320万ドル(約3.5億円)となっている。

一方、テイラーに続いては僅差でポスト・マローンが2320万ドル(約25.6億円)で2位に。ポストは昨年3月のデンバー公演などロックダウン前にいくつかのライブで1240万ドル(約13.7億円)、ストリーミング配信では810万ドル(約8.9億円)の収入を得たそうだ。

昨年は自主隔離を余儀なくされた人々の生活を反映し、ミュージシャンらのストリーミング配信による合計収入は2019年の1億600万ドル(約116.9億円)から82%増加の1億9300万ドル(約212.8億円)に跳ね上がる結果となっている。

テイラーとポストに続いては、主にツアーで稼いだセリーヌ・ディオンとイーグルスがそれぞれ3位と4位、ストリーミングと出版物で強みを見せたビリー・アイリッシュがベスト5の最後を飾った。

そしてテイラーと同じくコンサート収入無しのドレイクとクイーンがそれぞれ6位と7位、ザ・ビートルズが8位と根強い人気を見せ、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン、リル・ベイビーとラッパー勢がベスト10を締め、惜しくも11位にザ・ウィークエンドの結果となった。

☆「最も稼いだミュージシャン2020」(ビルボードより)

1位 テイラー・スウィフト 2380万ドル(約26.2億円)
2位 ポスト・マローン 2320万ドル(約25.6億円)
3位 セリーヌ・ディオン 1750万ドル(約19.3億円)
4位 イーグルス 1630万ドル(約18億円)
5位 ビリー・アイリッシュ 1470万ドル(約16.2億円)
6位 ドレイク 1420万ドル(約15.7億円)
7位 クイーン 1320万ドル(約14.6億円)
8位 ザ・ビートルズ 1290万ドル(約14.2億円)
9位 ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン 1190万ドル(約13.1億円)
10位 リル・ベイビー 1170万ドル(約12.9億円)