代表の体調不良も重なり、2017年10月末には店舗を閉店していた

 (有)六角家(TDB企業コード:201687506、資本金500万円、登記面:神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-1-5、代表神藤隆氏)は、9月4日に横浜地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は阿部康広弁護士(神奈川県横浜市西区高島2-11-2、川上綜合法律事務所、電話045-453-5090)。財産状況報告集会期日は11月17日午後2時。

 当社は、1988年(昭和63年)5月創業、90年(平成2年)9月に法人改組したラーメン店経営業者。豚骨醤油味の横浜家系ラーメンの老舗で、94年には新横浜ラーメン博物館開業時に出店するとともに、横浜市内はじめ首都圏、札幌、名古屋、大阪、高松などに直営店を拡張。全国規模の知名度を得たことで、「六角家」の名を冠したカップ麺がコンビニエンスストアで販売されていたこともあった。

 しかし、近年はラーメン業界の競争激化で新陳代謝が進み、六角橋本店の来店客数は減少。代表の体調不良も重なり、2017年10月末には閉店していた。

 負債は現在調査中。

 なお、別経営の「六角家戸塚店」はじめ「六角家」を屋号とした姉妹店は、当社の破産措置とは無関係であり、営業継続中。