アップルはインテル製チップに代えて自社開発のApple Silicon(Armベース)を搭載したMacを2020年内に発売すると予告していますが、今なお具体的なモデルも価格も公表していません。Apple Siliconの価格については、たとえばIntel Corei 3プロセッサよりも100〜200ドル安いとの予測もありました。

そんななか、Apple Silicon版MacBookが799ドル(8万4000円)〜、13インチMacBook Proが1099ドル(11万5000円)〜という設定になるとの噂が出てきました。

このネタの出どころは、先日も「iMacは水曜日」とつぶやいたばかりのリーカー(直訳すれば情報漏洩者:注目製品に関する内部情報をいち早く掴んで公開する情報通のこと)komiya_kj氏です。そちらは外れそうですが、その後にツイートした「8月19日までにiMacやAirPods Studio(オーバーイヤーヘッドホンの仮称)などがオンラインで発表」の方は他の有名リーカーらも支持しています。

さて同氏は別のツイートで「ARM MacBookは799ドル〜、13インチMacBook Proは1099ドル〜」と述べています。それぞれ現在のインテル版MacBook Airの999ドル〜、13インチMacBook Proは1299ドル〜と比べて、それぞれ200ドルの安さ。上記のApple Siliconとインテルチップの差額予測を合わせて考えれば、おおむね妥当な見積もりとも思えます。

ただ疑問が残るのは、komiya_kj氏が一方ではMacBook Proと言いながら、MacBookに関しては「Air」ブランドに言及していない点です。海外ガジェット系ブログのTom's Guideは、MacBook Airを大幅に再設計する、あるいは発売中止となった12インチMacBookを復活させるか、どちらかの可能性があると解釈しています。

その一方で、中国とデンマークの認証機関にてアップルの「充電可能リチウムイオンバッテリー」の登録が発見されたとの報告もあり。その容量4380mAh、49.9Whはちょうど現在のMacBook Airと同じです。ただし新型バッテリーの型番は「A2389」であり、過去数世代のモデルに使われたA1965とは異なることから、新型MacBook Airが登場する可能性が推測されているしだいです。

komiya_kj氏はこのリーク情報を引用し、「Apple Silicon MacBook(2020)用だ」とツイートしています。

もしもApple Silicon版MacBook Airのバッテリー容量が前モデルから据え置きとすれば、インテルからArm系チップへの置き換えにより省電力が期待できるため、バッテリー持続時間も向上する可能性があります。それに加えて処理能力もアップし、価格も下がるとするなら、モバイラーにとって理想のマシンとなるのかもしれません。

Source:komiya_kj(Twitter)

Via:Tom’s Guide