[画像] 今週の秋葉原情報 - B550搭載マザーボードが一挙に登場、ヘリコプター風のオープンケースも

●Intel新CoreやAMD新マザーボードが勢ぞろい

○第10世代CoreにGPU無しの「F」モデル

Intelの第10世代Coreの新モデルとして、「Core i9-10900F」「i7-10700KF」「i7-10700F」「i5-10400F」が登場、発売が開始された。第10世代Coreとしては初の「F」型番で、従来のF付きモデルと同じく、内蔵GPUの機能が省略された製品となる。価格はそれぞれ、61,000円前後、51,000円前後、43,000円前後、22,000円前後。

Intelの第10世代Coreに、GPU無しの「F」型番モデルが登場した


通常モデルより価格が安い。内蔵GPUが不要であれば、かなりお得だ


コア/スレッド数、動作クロック、TDPなどの基本スペックは、F無しの通常モデルと同じ。Core i9/i7/i5あたりであれば、内蔵GPUは使わず、別途グラフィックスカードを用意する場合が多いだろうから、4,000円〜5,000円も価格を抑えられるF付きモデルは魅力的な選択肢となりそうだ。

○B550搭載マザーボードが各社から登場

AMDより、新型チップセット「B550」が登場、搭載マザーボードが各社から発売された。B550は、従来のB450の後継となるメインストリーム向けのチップセット。低コストながら、PCI Express 4.0が利用できることが大きな特徴だ。入荷が確認できたのは、ASUS、ASRock、GIGABYTE、MSIの約20モデル。価格は14,000円前後から。

ASRockの「B550 Steel Legend」(23,500円前後)。今回も定番モデルとなるか


microATXの「B550M Steel Legend」(18,000円前後)もコスパが良くてオススメ


ASUSは「TUF GAMING B550-PLUS」(18,500円前後)あたりが人気モデルとなりそう


ASUSからは「ROG Strix B550-E Gaming」(32,000円前後)という超強力モデルも


B550搭載マザーボードで注意が必要なのは、Ryzen 5 3400GとRyzen 3 3200GなどのAPUはサポート外ということ。現状では、基本的にGPU非搭載の第3世代Ryzenと組み合わせる必要があり、グラフィックスカードの使用が必須となっている。APUを使いたい場合は、今後登場する新型を待つ必要がある。

なおB550搭載マザーボードの発売を記念したキャンペーンも実施中だ。ASRockは、ノートやシャツなどのノベルティ、GIGABYTEは、イラスト入りのQi対応ワイヤレス充電器をプレゼントしている(いずれも無くなり次第終了)。

ASRockのキャンペーン


GIGABYTEのキャンペーン


○豪華装備のZ490搭載Mini-ITXマザー

ASRockの「Z490 Phantom Gaming-ITX/TB3」は、Intel Z490チップセットを搭載するMini-ITXマザーボード。小型ながら重装備のモデルとなっており、バックパネルにThunderbolt 3や2.5GbEを備えるほか、M.2+SATA増設カードまで付属、高い拡張性を実現した。独自の「BFB」機能により、K付きCPU以外でのOCも可能だ。価格は37,000円前後。

ASRockの「Z490 Phantom Gaming-ITX/TB3」。小型で強力なPCの構築が可能だ


これがM.2+SATAの増設カード。マザーボードの専用I/Oスロットを使用する


●あのオープンフレームケースがついに上陸

○ホワイト/ブラックの高静圧ファンセット

Alpenfoehnの「Wing Boost 3 ARGB White Edition Triple」は、独自形状のブレードで高い静圧と風量を実現した12cmファンの3個セット。本体カラーはホワイトで、アドレッサブルRGB LEDを搭載、リモコンも付属する。また、カラーがブラックで高速仕様の「同 ARGB High Speed Triple」も登場。オリオスペックでの価格は11,880円だ。

Alpenfoehnの「Wing Boost 3 ARGB White Edition Triple」


「ARGB High Speed Triple」(左)も。色が違うだけでなく仕様も異なる


○ヘリコプター風のオープンフレームケース

Thermaltakeの「AH T600」は、ヘリコプターをイメージしたという外観がユニークなオープンフレームケース。E-ATX対応の大型ケースで、細部まで分解可能なモジュール構造の採用により、高いカスタマイズ性を備える。両サイドの強化ガラスはスイングドア方式で、メンテナンス時に便利だ。ブラックとホワイトの2色があり、価格は32,000円前後。

Thermaltakeの「AH T600」。フロントはヘリコプターのコックピット風だ


ホワイトモデルも。オリジナルの塗装をするときはホワイトの方が便利?


○ネジ無しでM.2を固定できる増設カード

SilverStoneの「ECM21-E」は、M.2 NVMe SSDを1枚増設できるPCI Express x4カード。押し込み式のラッチ構造を採用したことで、ネジ無しでSSDを固定できるのが大きな特徴だ。SSDは長さ2280まで対応し、ヒートシンクは付属しない。ブラケット側には、LEDインジケータを備える。TSUKUMO eX.での価格は2,970円。

SilverStoneの「ECM21-E」。ラッチ(青)により、ネジ不要で取り付けが可能


店頭には、同社製M.2増設カードが3種類も並ぶ。価格はほぼ真ん中となる


●M.2 SSDをパソコンなしでコピー

○PC無しでM.2 NVMe SSDをクローン可能

センチュリーの「裸族のクローンベース NVMe」(CRCBM2NV2U32CP)は、M.2 NVMe SSD用の外付けクレードル。M.2は2スロット内蔵しており、PC無しでクローンすることが可能だ。SSDを大容量モデルと交換する場合などに便利だろう。冷却には、大型ヒートシンクとファンが用意されている。価格は20,000円前後。

センチュリーの「裸族のクローンベース NVMe」。M.2 SSDを2枚搭載できる


Samsung「970 EVO」250GBを使ったテストでは、約9分でコピーが完了した


○1TB HDDの省略で価格が大幅ダウン

Razerの15.6インチ薄型ノート「Blade 15」に、新型のベースモデル「RZ09-03009J21-R3J1」が登場した。従来モデルから1TB HDDが省略された代わりに、価格が6万円ほど安くなっており、かなり買いやすくなった。CPUはCore i7-9750H、GPUはGeForce GTX 1660 Ti、SSDは256GBという構成。TSUKUMO eX.での価格は136,273円だ。

Razerの新型「Blade 15」。2.5インチベイにHDD/SSDの追加も可能だ


「Blade Stealth 13」の3万円オフも実施中。期間は7月26日までだ


○指紋認証でデータを保護するUSBメモリ

Lexarの「Fingerprint F35」は、指紋認証機能を搭載したUSB3.0メモリ。登録した指紋で認証しなければ、内部のデータにアクセスできないので、紛失による情報漏洩を防ぐことが可能だ。登録できる指紋は最大10種類。データ転送速度は最大300MB/sだ。東映ランドでの価格は、2,680円(32GB)〜8,380円(256GB)。

Lexarの「Fingerprint F35」。指紋センサーを搭載したUSBメモリだ


そのほか、メタルデザインの「M45」、超小型の「S47」も新発売となる


●窒化ガリウム採用のUSBチャージャーが入荷

○高剛性のスマホ/ノートPC用スタンド

上海問屋にて、「アルミ合金製3関節モバイルスタンド」(DN-915981)が新発売。剛性の高いロングアームを採用しており、スマホやタブレットを顔に近い高さで固定することができる。価格は2,508円。また、持ち運びに便利な「高剛性・折りたたみ式 アルミ合金ノートPCスタンド」(DN-915985)も発売中で、こちらは2,728円だ。

上海問屋の「アルミ合金製3関節モバイルスタンド」。4〜11インチに対応する


利用イメージ。アーム部の高さは、真っ直ぐ伸ばすと約300mmまで上がる


こちらは「高剛性・折りたたみ式 アルミ合金ノートPCスタンド」


折り畳むとコンパクトに。専用ケースも付属し、持ち運びに便利だ


○GaN採用チャージャーがエレコムからも

エレコムの「ACDC-PD0630」は、GaN(窒化ガリウム)を採用したUSBチャージャー。インタフェースはUSBタイプCで、Power Delivery 3.0に対応、高効率のGaNにより、小型軽量ながら最大30Wの出力が可能だ。カラーは、ブラックとホワイトの2色を用意。東映ランドでの価格は4,158円だ。

エレコムの「ACDC-PD0630」。サイズは48×26×39(mm)とコンパクトだ


GaNの採用により、サイズは1/3に小型化。プラグは折り畳み可能だ