6月8日に原宿店をオープンさせたばかりのIKEAが、都市型2店舗目として「IKEA渋谷」を2020年冬にオープンする。6月16日に発表した。場所は渋谷区宇田川町24-1で、撤退したファストファッションのフォーエバー 21の跡地。

 西武渋谷店と渋谷ロフトの向かいの井の頭通りと渋谷センター街の2方道路に面する1〜7階の建物で、面積は地下1〜7階の約4800平方メートル。

 これまで郊外の大規模店の出店に特化していたIKEAは、2020年2月にJR渋谷駅から徒歩3分の場所に、同社初となる法人・ビジネスオーナー向けプランニングスペース「IKEA for Business」をオープンしたのを皮切りに、都市部への出店を強めている。

 6月8日にはJR原宿駅の改札を出て正面の「WITH HARAJYUKU」内に、総面積約2500平方メートルの1階、2階のフロアに約9500点を展示するIKEA原宿をオープンした。IKEA渋谷はほぼ倍の規模となる。

 イケア・ジャパンのヘレン・フォン・ライス社長兼Chief Sustainability Officerは、IKEA渋谷について「先日オープンしたIKEA原宿の都心型店舗のコンセプトの延長線上にある。ホームファニッシングのアイデアや都市での暮らしに便利な商品の買い物を、店頭でもオンラインでも楽しめる。また、サステナブルなフードも楽しめる」とコメント。IKEA原宿のような、スペースが限られる都市型の暮らしの課題を、レイアウトやスペースの有効活用をすることで解決するソリューション型のコンセプトが反映されるとみられる。