ロイ・ジョーンズJr.も復帰へ意欲と米報道「戦いに前向き」

 ボクシングの元世界3団体ヘビー級王者マイク・タイソン氏(米国)はエキシビションマッチで復帰の可能性が取りざたされている。その対戦相手候補として複数のビッグネームの名が浮上する中で、新たな超大物が名乗りを上げている。米メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

 タイソンの相手には、現役時代からの因縁があるイベンダー・ホリフィールド(米国)や総合格闘技界のレジェンド、ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル)らの名前がこれまで報じられてきた。だが、ここにきてまた新たに、ミドル級〜ヘビー級まで4階級制覇を成し遂げた超大物ロイ・ジョーンズJr.の名もクローズアップされている。

 同メディアは「ロイ・ジョーンズ、マイク・タイソンかイベンダー・ホリフィールドとの戦いに前向き」と題した記事で詳細を報じている。

 53歳タイソンのチャリティーマッチへの復帰で俄かに活性化しているボクシング界。タイソンや、ホリフィールドの動向が注目を浴びてきたが、51歳のジョーンズもリング復帰の考えを否定してないという。

 記事では「ジョーンズもまた、最近では後進の育成という形でボクシングに関わっているが、タイソンまたはホリフィールドとの対戦のためにリングへと戻ることは心そそられるものであるようだ」と伝えている。

具体的な言及は避けるも「いじめられたくはないね。俺は戦うよ」

 同メディアは「2人のどちらかとの戦いへアプローチはしていたのかもしれない」と推測。自身のインスタライブで発していたコメントを紹介している。

「1つだけ言わせて欲しい。俺は周りの人間を面倒なことに巻き込みたくない。誰にも迷惑をかけたくないんだ。年を取っているから、若いファイターに自分の知っていることを伝えていきたいし、彼らにもそれを引き継いで欲しいんだ。そして、それを発展させていってもらいたい」

「ただ、もし俺に迷惑がかかるとなればどうだろう。近頃は、このことで何人か名前が挙がるんだ。名前を出すつもりはないけれども、かなり強いやつらだ。大男が自分のことをいじめようとしているが、いじめられたくないね。俺は戦うよ。51歳だから、50歳以上の誰かとね」

 具体的な言葉こそ発していないが、「50歳以上の誰かと戦う」ことには意欲を示している。53歳のタイソンや、57歳のホリフィールドのことが念頭にあるのだろうか。いずれにせよ、“オーバー50”ボクサーの再びのリング上での競演が見られるなら、往年のファンにとってはたまらないものとなる。(THE ANSWER編集部)