オーストリア・アルプスの大自然の中をおしゃぶりをしながら滑る1歳のスノーボーダーがいる。小さなスノーボードを華麗に操るのはドイツ在住のペッパちゃん(Peppa)で、大人顔負けの安定した滑りを見せている。『Metro』などが伝えた。

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ドイツ在住のキャロリンさん(Carolin、38)とパトリック・シュレイバーさん(Patrick Schreiber)には、7歳のルミちゃん(Lumi)、4歳のマルティ君(Martti)、そして1歳のペッパちゃんの3人の子供がいる。パトリックさんの故郷はオーストリア・チロル州カルティッシュで、夫妻は時間を見つけてはオーストリア・アルプスの山々でスキーやスノボを楽しんできた。長女の“ルミ”という名前は雪という意味で、夫妻の雪への思いは深い。

キャロリンさんがスキーを始めたは2歳の時で、夫妻は3人の子供たちにも早くからスノーボードを教えてきた。そのためルミちゃんやマルティ君の滑りは時に大人たちをアッと言わせるほどスムーズで、2人はジャンプやターンだけでなく、さらに難しい技の習得に余念がない。そしてペッパちゃんに至ってはバランス感覚が抜群で、ただならぬ才能を感じさせるのだ。

キャロリンさんは、子供たちについてこう語っている。

「スノボを教えるコツは忍耐力ね。とにかく練習することよ。『素質があるか』ということも大切だけど、『いかにモチベーションをあげていくか』ということも同じように重要ね。常に新しい技にトライさせることで、スノボを楽しいと思ってもらえるように工夫しているの。」

「子供たちがスノボを習い始めの頃は、おもちゃや人形をスキー場に持って行ったわ。それを斜面に転がして、ボードで追いかけさせたの。それとモチベーションをあげるのに忘れてはならないのが、ヘルシーなスナック菓子やキャンディね。」

「ただ一番大切なことは、楽しむこと。これに尽きるわね。」

なお3人の滑りはYouTubeで視聴が可能で、子供たちが心からスノボを楽しんでいる様子を垣間見ることができる。スノボで斜面を滑り終えた後のペッパちゃんの満足そうな笑顔は必見だ。

画像は『Metro 2020年5月7日付「One-year-old expertly snowboards down Austrian alps」((Picture: Patrick Grimmel / SWNS.COM)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)