肩こり、神経痛、冷え性、肌荒れ、自律神経不安定症、不眠、末梢循環障害、便秘、精神疲労……。入浴には、こうした症状を一挙に改善する力があります。寒い季節なら、あたたかいお風呂が最高の至福を感じさせてくれます。今回は、入浴にまつわる心理テストをお届けします。

【質問】
 今のあなたは、どのお湯に浸かりたい気分ですか?

A:秘湯(野湯)
B:スーパー銭湯
C:自宅のお風呂
D:温泉

 あなたはどれを選びましたか? さっそく結果をみてみましょう。

【診断できること】
「あなたの疲労度」
 入浴に心身の疲労を軽減する効果があるのはご存知の通り。さらに選ぶロケーションによって、あなたの疲労の度合いがわかるのです。

■A:秘湯(野湯)……疲労度10%以下 元気いっぱい!
 山奥の、ときに遭難やクマ出現の危険さえある「秘湯」。これを選んだあなたは、最悪のアクセスをののともしない体力と、危険を顧みない精神力を兼ね備えた状態で、当然のことながら元気いっぱいの様子。あふれんばかりのパワーを持て余しているなら、スポーツを楽しんでみてはいかがでしょう。勉強や仕事に打ち込めば、好成績をあげられそうです。

■B:スーパー銭湯……疲労度40% ちょっと不調かも
 銭湯を癒しのテーマパークに作り上げた「スーパー銭湯」。これを選んだあなたは今、肉体疲労より精神疲労に苦しんでいる様子。パワハラ上司に悩んでいたり、漠然と将来の不安を抱えていたり。あるいは、平凡な毎日にウンザリしているのかもしれません。状況を変えたいなら、新しいことを始めてみてはいかがでしょう。前向きなパワーがわいてくるはずです。

■C:自宅のお風呂……疲労度60% お疲れ気味
 どこにも行きたくない、「自宅のお風呂」でゆっくり湯船に浸かりたい。そう思ったあなたは、少々お疲れ気味の様子。もしかすると、長い間ためこんできた蓄積疲労がここにきてドッと出てきたのかもしれません。こんなときムリは禁物です。のんびり自分をいたわって過ごしましょう。湯船にお気に入りのアロマを1、2滴たらして、アロマ浴などオススメです。

■D:温泉……疲労度MAX 休養が必要
 古くから親しまれている「温泉」。これを選んだあなたは、自分で思っている以上に疲労困憊している可能性があります。いくら寝ても疲れがとれない。ワケもなく涙が出てくる、といったことはありませんか? まずは、自分の疲れに意識的になりましょう。少しでも不調を感じたら、しっかり休むことです。温泉地に長期滞在する「湯治」を試してみてもよさそうです。

 メリットの多い入浴ですが、入り方によっては心身に悪影響を与えてしまうこともあります。たとえば、急激な温度差が原因の「ヒートショック」。とくにお年寄りや身体の弱い方は危険なので、脱衣所を暖めておくなど十分に対策をしてくださいね。
(月星七海)
※画像出典/shutterstock