今年は観測史上2番目の早さで流行期に突入したインフルエンザ。多忙やワクチン不足で予防接種できていない…なんて声も聞こえてくると、会社での「オフィス内感染」も気になりますよね。

そんななか、オフィスでも簡単にできる予防策として、緑茶をこまめに摂取する“ちびだら飲み”が注目されています。

緑茶の“ちびだら飲み”を冬の新習慣に
緑茶に多く含まれる「カテキン」は、細胞に吸着するウイルスの先端部を覆うことで、ウイルスが細胞に入り込むのを防ぐ「抗ウイルス作用」があり、インフルエンザ予防に効果的と考えられています(※1)。



緑茶を定期的に飲んでいる人(週6日以上で1日1 〜5杯)は、あまり飲まない人(週3日未満で1日1杯未満)と比べて、インフルエンザ発症率が下がるという調査結果(※2)もあるんです。

インフルエンザにおける緑茶の効果について研究している、静岡県立大学薬学部の山田浩教授も、緑茶の“ちびだら飲み”を推奨しています。

「インフルエンザ予防には、喉を潤すことが重要。中でも、抗ウイルス作用のある緑茶がおすすめです。ウイルスがのどや鼻の粘膜にある感染部分に到着してから細胞内に侵入するまで最速20分と言われているので、20分おきの水分補給でウイルスを洗い流してしまいましょう。ウイルスは胃に入ると胃酸で分解されてしまいます。 」(山田教授)

緑茶を定期的に少しずつ飲むだけなら、会社のデスクでも簡単に取り入れられますね。



カテキン“濃いめ”でより 効果アップ!
お茶のプロフェッショナルであり、カテキンの研究を進めている伊藤園中央研究所の衣笠仁所長は、冬はお湯出しの緑茶をおすすめしています。

「ウイルスの感染をブロックするカテキンは、濃度が高いほどウイルスとの接触確率が上がるので、より効果が期待できます。カテキンの量はお茶のいれ方によって変わるのですが、熱湯で最もカテキンを多く抽出できるため、冬はお湯出しで“濃いめ”の緑茶を楽しみましょう。」(衣笠所長)



コンビニなどでペットボトル入りのお茶を購入する際は、カテキン量80mg(100mlあたり) くらいのものを選ぶといいのだそうです。

万全のインフルエンザ対策で、慌ただしい年末年始も健やかに
緑茶の“ちびだら飲み”は、ビジネスマンはもちろん受験生のいる家庭でもぜひ取り入れたい新習慣。手洗い・うがいや、栄養と休養をしっかりとるなど日常の備えに緑茶の予防“摂取”をプラスして、インフルエンザ知らずの元気な冬を過ごしましょう。

・お茶の成分や健康性について詳しくはこちら/お茶百科
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※1:参考文献 新版 茶の機能、農文協、160-165, 2013
※2:参考文献 Journal of Nutrition. 141(10):1862-1870. 2011