20日放送、フジテレビ「S-PARK」では、読売巨人軍の阿部慎之助を取材。5年ぶりとなる捕手復帰を志願したベテランの今年に懸ける想いを伝えた。

プロ19年目のシーズンに臨む阿部は、復帰した原辰徳監督に直訴して捕手復帰を決めた。捕手として巨人の黄金期を支えた阿部だが、2015年に一塁手に転向してから、チームは4年連続で優勝を逃している。

阿部は「ジャイアンツは勝たないと。常勝軍団で勝つのが使命だから」とコメント。「もちろん主戦で出たいって気持ちはある」としたうえで、「そんな中でもやっぱりチームだから、チームが勝つことを意識してみんなで協力し合っていければ」と、捕手陣一丸となって覇権奪還を目指すと意気込む。

巨人のエース菅野智之は、女房役について、原監督が「投手に捕手を指名させるようなことはしない」と言っていたと強調。「慣れ親しんだ小林と組めれば楽」と認めたうえで「一番はチームが優勝するため、日本一になるため」と、チーム優先の姿勢を示した。

菅野は「誰が(マスクを)被っても僕がやることは変わらない。ゼロで抑えるというベクトルは一緒」とコメント。「誠司と組みたい部分もありますし、また阿部さんとやってみたい部分もあります。銀仁朗さんが敵ながら僕をどういう見方をして、どういう風に引き出してくれるのかも楽しみ」と続けた。

3月に40歳となる阿部は「後輩たちがたくさん引退していくのを間近で見ていて、まだできている喜びもある」とコメント。そのうえで「今年ダメだったらクビになるだろうから、今年最後になるんじゃないかなと思って、なりたくないけど最後になるんじゃないかと思って、楽しんでいる」と話した。