◆ 打率はシーズン自己最高

 巨人の主将・坂本勇人は故障で離脱した時期もあったが、打率は首位打者を獲得した2016年を上回る.345をマークした。

 今季は開幕から打撃好調で、5月15日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-巨人戦』で解説を務めた江本孟紀氏は「無茶振りをしないというかね。確実にヒットを打とうと、コンパクトなバッティングをしていますよね」と評価すれば、翌日の中継で解説を担当した田尾安志氏は「自分への攻め方というのを考えながら打つ方向を決めていますよね」と分析。

 山崎武司氏は「昨年からですけど、坂本外の際どい球をバットに乗っけることができるようになった。これは下半身の粘り。3割は普通に打ってくるなというバッティング内容になってきました」(4月5日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 中日-巨人戦』)と話すように、月別の打率では6月を除いて全ての月で3割以上をマークした。

 夏場に故障で1カ月近く戦線離脱したが、一軍に復帰した8月25日の阪神戦の第1打席で安打。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-阪神戦』で解説を務めた真中満氏は「さすがですよね。高めの若干甘いボールではありますけど、しっかりスイングしていますもんね」と感嘆した。その後も、故障の不安を感じさせることなく安打を積み重ね、打率はリーグ2位の.345で終えた。

▼ 坂本の月別打率

3.4月:.352(103-38)

5月:.326(95-31)

6月:.282(85-24)

7月:.326(43-14)

8月:.357(28-10)

9.10月:.402(87-35)

◆ 安定した守備

 今季はゴールデングラブ賞を逃したが、守備でもチームを何度も救った。

 6月14日のソフトバンク-巨人戦、2点リードの9回無死走者なしからソフトバンク・上林誠知が三遊間へ放った打球を、遊撃・坂本がバックハンドでキャッチし一塁へ送球。一塁・岡本和真も必死に足を伸ばし、俊足・上林をアウトにした。

 このプレーに同日放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ソフトバンク-巨人戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、「坂本らしい。捕ってからが速い。一呼吸置かないのでね。守備範囲が本当に広くなりましたよね。バッティングとともに守備も天下一品ですね」と辛口の解説が多い江本氏も舌を巻くスーパープレーだった。

 攻守にチームに欠かせない存在の坂本。2014年以来のリーグ制覇を目指す巨人の主将として、来季も攻守にチームを引っ張っていく。

(ニッポン放送ショウアップナイター)