鹿島アントラーズのテクニカルディレクターを務めるジーコ氏が、レアル・マドリー戦を回想した。イギリス『Four Four Two』が『Omnisport』を引用して伝えている。

クラブ・ワールドカップ(CWC)2018・準々決勝で北中米カリブ海王者のグアダラハラ(メキシコ)に3-1の勝利を収めた鹿島は19日、準決勝でヨーロッパ王者のマドリーと対戦。2016年大会に決勝で戦った以来の再戦となったが、前半終盤にベイルに先制点を奪われると、53分、55分にもたて続けに同選手にゴールを決められてしまい、ハットトリックを許してしまう。鹿島は78分に土居のゴールで一矢報いたが、反撃は及ばず。3-1で敗れている。

2年前のリベンジを果たすことができなかった鹿島のTDを務めるジーコ氏は、選手たちがマドリーに対して「リスペクトしすぎた」と総括し、積極性の足りなさを嘆いた。

「私が期待していた鹿島を見ることはできなかった。彼らはマドリーをリスペクトしすぎてしまったね」

「それはプレッシャーをかけて、ゴールを目指すといういつものスタイルはなかった。何か別のゲームをしていたようだった」

「私はいつも以上のプレッシャーを予想していた。監督も相手にプレーさせず、考えさせないことを求めていた」

「我々は自分たちがやりたいようにプレーするべきだった。例えば、得点を取りに行ったグアダラハラ戦の後半のようにね」